みんたまあな日々

7月5日、ナゴの日に題す

7月5日、ナゴの日に題す」
 
58号線を北上して名護湾を望むと両翼が山をなし、
中央の海辺から名護の街が浮かび上がってくる。
静かな風景はすべてを引き受けてくれるような、和みを覚えさせる。
名護の西に構える父なる嘉津宇岳は
ユーラシア大陸の背骨をなすヒマラヤ・アルプスと兄弟分で
沖縄の臍としての基軸をなしている。
一方、東の母なる名護岳は美しい幻の大陸に由来する嘉陽層を土台に、
マグマが貫入する激しい地殻変動を経た波乱の名護層を代表して静かに佇んでいる。
壮大な歴史から受け継がれてきた豊かな風土は
山、川・伏流水、海へと多彩なエネルギーの流れをつくっている。
名護のふところ深くのヤンバルも
同じく自然の豊かな多様性を幾重にも備えているのである。
ヤンバルにみる潤いのある自然は命の安らぎを覚えさせ、
同時に生命力の息吹を促すかのようである。
 ナゴは従来「ナグ」と称していた。
凪ぐ、和ぐに由来するもので命の休らえる平和に通じる。
「なぐ」は平和にあることで多様性を可能にし、
キジムナーも住み得るコスモスを展開させるのである。(良)