2005 MINO作品

最新作『せめて 正しい 愛の カタチ』

2000/ 2001
2002
2003
2004
JUNKS
Fear to Hear
DV
HAPPY? BIRTHDAY
せめて 正しい 愛の カタチ

JUNKS

2005.2.9 by MINO

愛と環境の名のもとに

ミエミエの金銭欲と功名心が

底の浅いボランティアを踊らせる

 

旬を過ぎた芸能人と

中途半端な毛深いミイラで

間違いなく出来の悪いバラエティショー

 

JUNKS はじまるよ JUNKS

JUNKS 世界から JUNKS

JUNKS JUNKS JUNKS

あのクルマ会社のために 皆で行こう

 

観覧車に箱をつけたごまかしと

大きな企業名のハリボテに向かって

突貫工事のモノレールがうねる

 

金のかかったゲームセンターに

いまさら映像のまやかしを見せて

押し付けられる浮ついた未来

 

JUNKS はじまるよ JUNKS

JUNKS 世界から JUNKS

JUNKS JUNKS JUNKS

あの電気会社のために 皆で行こう

 

JUNKS はじまるよ JUNKS

JUNKS 世界から JUNKS

JUNKS JUNKS JUNKS

脳天気な小心者になって 皆で行こう


Fear to Hear

2005.2.12 by MINO

いつから一緒に いるのかなんて

わからないくらい 君はそこにいる

いつまで一緒に いられるのかなんて

考えられないくらい 君はここにいる

 

Fear to Hear

Fear to Hear

 

昨日はどこに いたのかなんて

今さら君に 尋ねようがない

明日は誰と 会うのかなんて

考えてももう 辛くはないふりをする

 

Fear to Hear

Fear to Hear

 

今度はいつ 会えるのかって

少しおびえて 君に聞き始めている

僕のことどのくらい 愛しているのかって

どんな返事も ものたりない

 

Fear to Hear

Fear to Hear


DV

2005.4.28 by MINO

君の声を聞くと 僕の身体は震える

だから

君の声が出なくなったら それでも僕は震えるのか

試したくなる

 

君は僕の腕に触れ ここが1番好きって顔を寄せる

だから

僕の腕がなくなったら 僕のどこが1番好きなのか

試したくなる

 

君が好きだから 君に喚き続けている

君が好きだから 君を殴り続けている

君が好きだから 君が好きだから

 

君に見つめられると 僕の身体熱くなる

だから

君の目が見えなくなったら それでも僕は熱くなれるのか

試したくなる

 

君が僕の隣で 静かに寝息をたてる

だから

僕が君の横にいなくなったら いつまで君は僕が好きなのか

試したくなる

 

君が好きだから 君に喚き続けている

君が好きだから 君を犯し続けている

君が好きだから 君が好きだから

 

君が好きだから 君に喚き続けている

君が好きだから 君を殴り続けている

君が好きだから 君が好きだから

 

君が好きだから

 


HAPPY? BIRTHDAY

2005.8.9 by MINO

君が誕生日を迎える度に 白々しいセリフ口をつく

作り笑いにまみれながら

目を合わせないように 君の横顔を見る

 

あの頃の魅力を保つこともせずに

あの頃のように愛せと迫る君

君の身体が崩れて行くのは

ホラー映画を観るようだ

 

Are you HAPPY?

I should be HAPPY?

Are you really HAPPY?

On your BIRTHDAY

 

君は誕生日を迎える度に 特別扱いを求めてくる

そんな理由はどこにもないのに

醜い勘違いに 気付くこともなく

 

「愛」という言葉だけが歳をとらず

現実逃避の手段に使われる

君の口から「愛」だなんて

しらけた冗談にしか思えない

 

Are you HAPPY?

I should be HAPPY?

Are you really HAPPY?

On your BIRTHDAY

 

あの頃の魅力を保つこともできずに

あの頃のように愛せと迫る君

君の笑顔までが崩れて行くのは

ホラー映画を観るようだ

 

Are you HAPPY?

I should be HAPPY?

Are you really HAPPY?

On your BIRTHDAY

 

HAPPY?

 


せめて 正しい 愛の カタチ

2005.11.14 by MINO

君が優しい言葉を求めていること わかってる

2人で寝る時の手順のような ただの作業

大して意味のない決まりきった動作にしがみついて

放課後の小学生のように ただ喚き続けてる

 

せめて 正しい 愛の カタチ

  

アメリカ人の若い友人が見せてくれた 家族写真

離婚した両親とそれぞれの新しい夫と妻と 連れ子達

10数人がスケート場で横1列に並んで笑ってる

卒業アルバムの写真のように ただの想い出として

 

せめて 正しい 愛の カタチ

 

5年前から言葉を失った父親は 動かない右手をかかえ

いつも怯えた目つきで僕を みつめる

どこかで見たことのあるその目は 毎日何かに怯えて泣いていた小さな

僕のこと腹立たしい気持ちで ただ思い出させる

 

せめて 正しい 愛の カタチ

 

君が現在(いま)を生きられなくなっていること わかってる

僕がいなくても何も変わらないこと もう知ってる

どこにいても 聴こえてしまう

思考が停止している ヌルい あいのうた

 

せめて 正しい 愛の カタチ

せめて 正しい 優しい 心地よい

せめて 愛の カタチ だけ

 

せめて 正しい 愛の カタチ

 

たまに父親としたキャッチボールで 時々来る速い球が怖かった

 もう そんなこと 無理に思い出す必要はない 

 

 

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