2003 MINO作品

2000/ 2001
2002
Your Memories with Glasses
マヨネーズ
私を忘れて
LOVE-ish
INSIDE
おなじもの あつまれ
家庭の事情
Merry Christmas in Japan
REAL

Your Memories with Glasses

2003.1.16 by MINO

夢はいつも 同じ場面で終わる

 

エプロン姿の君が 朝の光の中

微笑みながら 僕の待つテーブルへ歩く

色彩感のない 透き通った風景

 

いつしか 近付いてくる君の笑顔は 夢の終わりを告げる合図となる

 

メガネして はっきりと見える君の笑顔に

もう 耐えられないんだ

いつまでも 笑っていてはくれない

いつまでも 一緒にはいられない

君の笑顔が ぼやけて見えるように

今夜から メガネ外して眠るよ 今夜から

 

夢はいつも 同じ音で終わる

 

テーブルの上 白い皿とフォークが

かすかに2回 澄んだ音をたて触れあう

僕は立ち上がろうと イスを後ろに引く

 

いつしか 君に触れようとする行為が 夢の終わりを告げる合図となる

 

メガネして はっきりと見える君の笑顔に

もう 耐えられないんだ

いつまでも 笑っていてはくれない

いつまでも 一緒にはいられない

君の笑顔が ぼやけて見えるように

今夜から メガネ外して眠るよ 今夜から

 

はっきりと僕の目に映る君の笑顔は 

君のいない現実を僕に告げる

 

メガネして はっきりと見える君の笑顔に

もう 耐えられないんだ

いつまでも 笑っていてはくれない

いつまでも 一緒にはいられない

君の笑顔が ぼやけて見えるように

今夜から メガネ外して眠るよ 今夜から


マヨネーズ

2003.3.9 by MINO

終わってから しがみついてくる裸の君は

本当はさ うっとうしいよ

 

君と寝るとき 君が乱れるほど 僕はうれしかった

僕はいつも 君を壊したいと思っていた

怒りにまかせて 君が泣きわめくまで ひどい言葉を叩き付けていた

僕はいつも 君を壊したいと思っていた

 

でも君は

 

マヨネーズ いっぱいかかった サラダを食べる

何もかも ごまかされて

味わうのは マヨネーズの味だけ

美味しいのは マヨネーズだけ

 

いつまで経っても 繰り返される同じ確認の言葉

答えるのは もう嫌だよ

 

好きだって気持ち それに酔うために 君は僕と一緒にいる

僕はいつも 君を壊したいと思っていた

愛してるって台詞 誰かに言える自分のため 君は僕にしがみつく

僕はいつも 君を壊したいと思っていた

 

そう君は

 

マヨネーズ いっぱいかかった サラダを食べる

何もかも ごまかされて

味わうのは マヨネーズの味だけ

美味しいのは マヨネーズだけ

 

僕は今も 君を壊したいと思っている

 

まだ君は

味わうのは マヨネーズの味だけ

美味しいのは マヨネーズだけ

 


私を忘れて

2003.3.9 by MINO

 

私を忘れて 私を思い出になんかしないで

私を忘れて 私の歌なんか 作らないで

私を忘れて あなたをもう思い出したくはない

私を忘れて あなたの心から 私を消して

 

迷惑なの いつまでも 昔のコト 歌にされるなんて

都合の良い あなただけの記憶に 自分だけ 酔ってる

 

私を忘れて 私を思い出になんかしないで

私を忘れて 私の歌なんか 作らないで

私を忘れて あなたをもう思い出したくはない

私を忘れて あなたの心から 私を消して

 

バカじゃないの あなたって そういうトコ 嫌だったのに

過去の時間を 共有しただけなの 現在は つながらない

 

私を忘れて 私を思い出になんかしないで

私を忘れて 私の歌なんか もううたわないで

私を忘れて あなたを 思い出したくはない

私を忘れて あなたの心から 私を消して

 

私を忘れて 私を忘れて

 

2003.5.21 by MINO

決してきれいな場所とは言えなかった 

待ち合わせ場所のあの河原の道

いつも彼女の車を待っていた

明るい夏の夕べも 真っ暗な冬の宵も

 

車の中で 這いつくばって 彼女の髪を探していた

もう会えないから 自分の中で彼女が大きくなる

どんなにみじめでも証が欲しかった

彼女との3年が 夢などではないという

 

僕の車に移った彼女と

会う度 2時間だけ一緒に過ごした

いつも僕の車の中にいた

クーラーの効かぬ夏の夜も 凍えそうな冬の夜も

 

車の中で 這いつくばっていた 彼女の髪を手にしたまま

もう彼女は来ない 謝ることさえ遠い

どんなにみじめでも証が欲しかった

彼女との3年が 夢などではないという

確かに彼女が ここにいたのだという

 

彼女を 失ってから 全ての歌が 彼女の ことになる


 

LOVE-ISH

 2003.7.3 by MINO

ねえ きいてる? ねえ 私のこと好き?

また始まった 飽きもしない いつもの質問

ねえ きいてる? ねえ ホントに愛してる?

もう 嫌になる

 

君に示すことができるのは LOVEじゃない

LOVE-ISH

性欲を 都合の良い割り合いの理性で包み込む

君が 妥協してくれるくらいに

君が 服を脱いでくれるくらいに

LOVE-ISH

 

ねえ それなら? ねえ カラダだけじゃないよね?

何を答えても いつもこうなる

ねえ それなら? 私の どこが好き?

もう 嫌になる

 

君に望んでいるのは LOVEじゃない

LOVE-ISH

特別扱いされたい その気持ち裏返しにして

僕を 大切にするふりをする

僕が 必要な振りをする

LOVE-ISH

 

本当に もう 嫌になる


INSIDE

 2003.7.3 (8/23 re-made) by MINO

近付いてくる君を見る度に いつも少しがっかりしてしまう

数日会わなかっただけで 僕とはどこかズレている

助手席に座る君を遠くに感じて 不安になって君の目を見る

 

君の瞳の中には いっぱいの色が見える 君の瞳の中 いっぱいの色であふれてる

全てが 僕の好きな色じゃない 僕と同じ色じゃない でも

だからこそ

 

会ってからしばらくの会話は いつも少し険悪になってしまう

この間は通じた言葉がお互い 異なった意味を示している

黙り込んで悲しげに前を見つめる君 不安になって君の言葉を思い返す

 

君の頭の中から いっぱい言葉が聞こえる 君の頭の中 いっぱいの言葉であふれてる

全てが 僕の好きな言葉じゃない 僕と同じ意味じゃない でも

だからこそ 

 

僕の横で眠る君を見つめてる いつも同じ後悔を味わいながら

身体をあわせる度に 一致できる限界を感じてしまう

無防備に静かな寝息をたてる君 不安になって裸の君に触れる

 

君の心の中には いろんな人がすんでいる 君の心の中 いろんな人であふれてる

全てが 僕の好きな人じゃない 僕を好きにもならない でも

だからこそ 離れられないよ

 

遠ざかってく君の中 いっぱいのうたであふれてる


おなじもの あつまれ

 2003.7.3 (8/28 re-made) by MINO

 

おなじもの あつまれ

ちがうもの ゆるさない

 

実にくだらない理由で 差別をくり返してきた先祖を持ち

そいつらを敬えと教えられてきた

 

おなじもの あつまれ

 

実にくだらない理由 肌の色とかうまれた場所とか

本人とは関係ない親のこととか

 

ちがうもの ゆるさない

 

認めたくなくても みんなみっともないSEXでうまれ

腐った土のおかげで食べている

 

おなじもの あつまれ

 

君が嫌だとしても 僕らはみっともないSEXでうまれ

他の生き物の血を啜って生きている

 

ちがうもの ゆるさない

 

みんなおんなじなのに 懸命にちがうところさがしてる

誰かの上に立たないとこわれるから

 

おなじもの あつまれ

ちがうもの ゆるさない

 


家庭の事情

 2003.11.28 by MINO

君を今夜 こんな時間に帰すのは

言えないけれど 家庭の事情

 

会いたくて仕方がなくて 

むさぼるように時間を過ごした

でも 長く会っていると不安になる

 

好きで一緒にいるのだから

好きじゃない時は一緒にいたくない

 

君をいつも 1本北の道で降ろすのは

言えないけれど お互いの家庭の事情

 

人目を気にして離れて歩く

遠出をした時だけとなりにいる

そんな クセにももう慣れてしまったね

 

いつか一緒にいられなくなる

でもそれは家族だって同じ

 

君とは毎週 金曜日の夜にしか会えない

理由はもちろん 家庭の事情

 

君を今夜 こんな時間に帰すのは

言えないけれど 家庭の事情


MERRY CHRISTMAS in JAPAN

2003.12.12 by MINO

この間聞いた話

 

マレーシアだったと思う ゴミの山で暮らしている子供たちがいる

親は 戦争で死んだか 手足を失うかしていて働けないか

拾ったゴミで わずかな金をかせいで一家を養う

みんな10歳くらい

一番欲しいものは靴 裸足でゴミの山を歩くとけがをするから

 

一人一人を大切にしたら そんなことしたら 歴史は終わってしまう

 

本当に目をあけてる? 本当に耳と頭はつながっている? じゃあ頭と心は?

 

あの血を見ないで あの悲鳴を聞かないで

コンビニでエロ本を立ち読みしながらBGMでジングルベルを聞く

 

Merry Christmas in Japan

 

募金をしたり 服や薬を送る

でも子供たちが一番大切にしてくれるもの

絵を描いて 写真と 何語でもいいからメッセージを添えて送る

ボロボロになっても 肌身離さず持っていてくれる 自分達が見捨てられていないと感じられるから

 

世界は 適当な作り話が元になった「言葉」っていう そんないい加減な基準で治められている

 

本当に目をあけてる? 本当に耳と頭はつながっている? じゃあ頭と心は?

 

何もかも見えないふりして 何も聞こえないふりして

悪趣味な豆電球の集団がしつこく街を彩る

 

Merry Christmas in Japan

 

ごめん 君のそばには居たいけど もう ここには居たくない

 

Merry Christmas


REAL

2003.12.31 by MINO 

 

君は何も考えなくてもいいよ ただ僕の下にいて感じていて

本当の恋愛に 一番近いのはアダルトビデオだね

みっともなくて わざとらしくて することだけして

 

愛してるなんてセリフ 口にすることできない

そんなものいらない 欲しいのは  REAL

 

君の匂いが強くなってくる これがREAL REAL

今僕が君の中にいる これがREAL REAL REAL

 

身体だけなのってそんな質問はもうやめて ただ目を逸らしてる情けない気持ちだね

現実の存在がなければ 好きになんかなれないのに

心が好きになってほしいって 望む君は 正気なの?

 

愛情のこもった歌 歌うことできない

どこにもリアリティがない 本当のこと REAL

 

冷たくなるくらい感じているのがわかる これがREAL REAL

今君の中に僕がいる これがREAL REAL REAL

 

今僕が君の中にいる これがREAL REAL REAL

 

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