目白バ・ロック  音楽祭2008


昨年に引き続き、目白バ・ロック音楽祭で6月2日、3日、それぞれ目白聖公会と聖書神学校にて、コンサートを行いました。

今年は無伴奏ヴァイオリンプログラムでなかなかに緊張しました。そもそもプログラムを考える際、ヴァイオリン一本で単調なコンサートにならないよう、またすこしでもストーリーのある曲目を選んだつもりです。今更ですが、今回演奏したのは以下の作品です。

バッサーノ:リチェルカーテ・クワルタ イ短調
Giovanni Bassano: Ricercate quarta a-moll (3’30)

ファン・エイク:戦争
Van Eyck : “Batali” from “Der Fluyten Lusthof” C-dur(3’50)

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001
J.S.Bach: Violin Sonata No.1 g-moll (17’)
Adagio Fuga Siciliana Presto

トーマス・バルツァー: 「ジョン,来て,キスして」によるディヴィジョン ト長調
Thomas Baltzar: A Division on “John come kiss” G-dur (4’40)

トーマス・バルツァー:無伴奏ヴァイオリンのためのアリア
Baltazar: Aris for solo violin g-moll (11’)
Preludium Allemande Courente Sarabande

テレマン:無伴奏ファンタジー
G.P. Telemann: Fantasie per il Violino senza Basso Es-dur (8’)
Dolce Allegro Largo Presto

イル・ヤ・ツェレンカ:無伴奏ヴァイオリンのためのバガテル
IL Ja Zeljenka: Bagattelli per violino solo(2001) (5’20)
Andante Largo Energio 

一番最後に、どうしても無視できなくて現代曲を入れました。もちろんこれは手持ちのモダン楽器で演奏した為、期せずして『バロックとモダンヴァイオリンの音の違いを聴けて面白かった』というコメントもいただきました。
現代曲というと訳が分からない、という先入観がある方もいらっしゃったと思うのですが、これは比較的聴きやすい小品でしたので、あまり抵抗なく聴いていただけたかと思います。やはり現代曲は私たちの世代の音楽ですから、むしろ300年以上前のバロック音楽よりもすんなり納得してもらえる面があると思います。もちろん皆さん耳慣れているバッハなどは別にしても、バサーノと比べてみれば、おそらくこの現代曲の方が理解しやすかったのではないでしょうか。

初日の目白聖公会ではやはり緊張していたのか、すこし慌てて演奏してしまったり、雑音が多かったりしましたが、2日目の聖書学校ではもう少し落ち着いて演奏が出来たかと思います。全体として、緊張感からか雑音が入ってしまったり、フレーズの終わりで焦ってしまったところがありましたが、これが今の自分の実力だと受け止めて、今後改善して行ければと思います。


今回、目白バ・ロックでは、この他に10日にも、ダン・ラウリンの伴奏をするプログラムに参加しました。彼との共演は初めてでしたが、リコーダーでヴィヴァルディの『四季』を吹いてしまうという超絶技巧の持ち主で、初めてのことに私もびっくり。リコーダーという楽器でこんなことが出来るなんて、と驚きの連続でした。他のアンサンブルのメンバーも素晴らしく、リハーサルからとても楽しい経験でした。

舞台を踏むことでしか学べないことは多く、駆け出しとはいえ演奏する機会を与えてくださったアルケミスタさんには大変感謝しています。

そしてご来場いただいた皆様、また来れなくても応援してくださった皆様、本当に有り難うございました。