映画『バベル』を観て…

映画「バベル」を観ました。
点数をつけるとしたら、55点というところか…。
ん〜、この映画、はっきり言って話は単純だけど難しい。観る人のポイントによって評価がまったく違う話なのだろうと思った。
ストーリーからメッセージ性を受け取ろうとする見方の人には、訳が分からん作品のはず。
役者の演技(特にアカデミー賞ノミネートで騒がせた、菊地凛子の演技)を期待して観たのなら、失望すらするかもしれない。
何せ、ネット上の感想は酷評しているのが多いので、ちょっと前評判が高すぎて観るモノを失望させたのだろうな〜ってカンジです。
で、ちょっと救えるポイントとすれば、誰もがまったく意識せずまた、無関係に生きていると思われがちな世の中だけど、みんなそれぞれ何かの縁や数奇な運命で繋がり合っていたり、影響し合ったりしているという。『世界は昔、ひとつつだった…。しかし、今は違う。そして、未だに私たちはひとつになれないでいる』そんな意味のキャッチだったと思うけど、それは、何となく「ベベル」というタイトルに上手く象徴されていて、感心した。
ホントに話も、生きる世界もすべてに関係性がない。でも、一丁の銃だけで人々が関係し、影響し合っている。このことだけで2時間、観客の意識を集中させるのは厳しいのだろうな…。特に日本人は。
主に4つの国での出来事がリンクしますが、僕のイメージだろうか、アメリカは豪華だけど無機質、モロッコは乾燥して空虚な感じ、メキシコはカンカン照りのカラッとした感じ、日本は雑多で湿気のあるじっとりとした感じ。それぞれの世界観を鮮明に感じられて余計にそれぞれの国で起こることがすべて関係のない出来事である、意図的にそう撮られているのだろうなと感じられた。

世間で言うより、脚本はどうあれ、作品のクオリティーは高いとおもうけどな…。(というわりには点数が低い…)
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