萌エレクトロニカ?


 ファウストの広告で見つけた「萌エレクトロニカ」という文字に、思わず興味を引かれて購入。
 ジャケット以外のどこら辺が「萌え」なのかは不明。音自体は、クリック/マイクロハウス系の良質なエレクトロニカ。

pola meets lyrica
 (アマゾンで扱っていないみたいなので、HMVへのリンク)

 ライナーノートによると、このアルバムはpolaとlyricaという仮想少女が出会うという物語らしい。しかしそれ以上の情報はジャケットのイラストのみ。興味を持ったので、googleで検索してみたのだが、ライトノベル風ストーリという紹介があるだけで、どのようなストーリーなのか、全く手掛かりが得られなかった。分かったのは、polaというのはアーティスト本人であり、かつ脳内に存在するライトノベル好きの仮想少女ということ。

 ところで、漫画家の西島大介氏によると、「エレクトロニカは音楽のセカイ系」なのだそうだ。
 だいたいセカイ系詳しくないし、ライトノベルもそんなに読んでいる訳でもないし、どういう意味なんだろうかと悩んでいたら、偶然この本で西島大介氏の説明に巡り会えた。

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 短絡的な理解である事は承知しているけど、以下の言葉で腑に落ちた。
 ポストAFX情況ってポストエヴァ情況とおなじだね

 そうか、Aphex Twinはテクノ〜エレクトロニカにおける「エヴァンゲリオン」だったんだ。
 ジャンルとしてのテクノ/アニメを消費し尽くした破壊力、数々のフォロワー、暴力的なリミックス、自閉性、などなど、確かに共通する点が多い。
 エヴァ以降=AFX以降を、セカイ系=エレクトロニカとして括れるかどうかは微妙だけど、エヴァ→セカイ系、AFX→エレクトロニカという流れの類似性は理解できる。
 そう考えると、作品自体もそうだけど、作品の制作過程や環境の変化もなんとなく似ている。
 テクノ・エレクトロニカにおいて、音楽制作の現場がスタジオではなくベッドルームにおいて可能になってしまったことと、セカイ系の代名詞となった新海誠氏の自主制作アニメ「ほしのこえ」が、Power Mac G4 1台で制作されたということも、呼応して見える。

 ブレイク・コアはラノベだね!

 あはは、これはもの凄くわかる。
 例えば、ジャケットも含めて、こんなアルバムとか。
Knifehandchop - Fighting Pig Learns Judo Tricks
(AmazonもHMVもタワレコも扱っていないので、Discogsへのリンク)

 「萌え」というキーワードだったら、マイクロハウスよりはブレイクコアの方が近いかもしれない
(まあ「萌え」にも色々あるとは思うけど、メイド喫茶に代表されるような、身もふたもない「萌え」という意味で)。



Posted: 水 - 5月 3, 2006 at 11:19 PM           |


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