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Total entries in this category: Published On: 9 07, 2006 12:06 AM |
日 - 4月 16, 2006ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い 西尾 維新「ーーハッピーエンド以外は認めねえっつーの」 哀川潤
今更ながら、半年前に完結した西尾維新・戯言シリーズの感想。 よくも悪くも、なんとも健全な最終回だった。
驚くべき事に、あれだけ滅茶苦茶人が死んでいったこのシリーズで、なんと最終巻に至っては誰一人死なない。 もちろん基本的には大団円は大好きだし、これまで付き合ってきたキャラクター達のハッピーエンドを見るのは楽しい。 しかし同時に、シリーズ開始当初感じてた不健全さはどこへ行ったのか、とも思ってしまう。 一作目の「クビキリサイクル」、二作目の「クビシメロマンチスト」が並んでいるのを書店で目にしたときは、何とも表現しがたい印象を持った。乱歩にならって「奇妙な味」と呼ぶと言い過ぎだろうか。 クビキリ、クビシメという穏やかでないタイトルの元に描かれた、アニメ風萌えキャラクター。微笑みながら自らの首を絞める少女のイラスト。登場人物紹介に並ぶ奇妙な名と肩書きを持つ記号的キャラクターたち。天才と三つ子メイド。ギャグともシリアスともつかない人を食った文体。陰惨な殺人事件の描写と言葉遊び。 こうした相反する要素が交じり合うことによって生まれた結果が、今まで僕が読んでいたどんな小説とも違っていたのは間違いない。それが組み合わせの妙なのか、はたまた配分比率の問題だったのかは不明であるが。 当初感じた「奇妙な味」は、シリーズを読み進めるにつれて薄れていった。読む側の慣れというのも勿論あるだろうが、作者・西尾維新が変わっていったという点が大きいだろう。当初の作品は悪くいえばバランスが悪く、読んでいる人間を不安にさせる。でもそのバランスの悪さこそが、天才的に、「奇妙な味」を作り出してた。 戯言シリーズが数々の物語とキャラクターを経る事により、安定した立ち位置を見いだし、そして最終的に「少年ジャンプ」的結末を迎えたのは悪い事ではない。もとより作者は荒木飛呂彦のファンだという事だし、今まで生み出したキャラクターと読者の期待に応えるという意味で、エンターテイメントの作家の仕事として極めて正しい。 西尾維新はもはや新人作家ではなく、バランス感覚を身につけている。現在継続中の新シリーズ「魔法少女りすか」は、開始当初から極めて安定したストーリー展開を見せている。 でも個人的には、天才的なバランスの悪さから生まれた、当初の不健全で「奇妙な味」を再度味わいたいとも思っている。 ともあれ、今後も西尾維新の活躍には注目していきたい。
Posted at 02:06 PM | 火 - 3月 28, 2006スタニスワフ・レム 死去 享年84歳。
中学生のとき初めて「ソラリスの陽のもとに」を読んだ時から今に至るまで、僕にとってSF作家の頂点に位置していたのは、常にレムでした。 SF作家であると同時に、文学者として、科学者として、思想家としても最高峰に位置する人だったと思います。 そしてなおかつ、異端の人でもあり続けていました。 レムのアメリカSFに対する批判を持ち出してくるまでもなく、彼の作品を読むと彼の異端性が分かると思います。
レムと他の作家とでは、(レムの云うところの)「上級審」が異なっている感じがします(あまりうまい表現ではないかも知れませんが)。 ほとんどのSF小説・作家にとって、SFの上級審は「文学」になると思います。レムはSFには上級審がないと発言していますが、あえて拡大解釈をしていくと、文学という目に見えない上級審が存在しているでしょう。たとえそれがハードSFであろうと、従来からある小説という「文学」の行動規範に基づいて作り出された作品であれば、同じです。 一方、レムにとっての上級審は「科学」だったのではないでしょうか。SFに限らず「文学」自体に対しても、レムの上級審は「科学」であり、だからこそ「文学」を科学的に分析・解体するという方向に向かっていったのだと思います。 ポーランドという僕らにとって遠い国にすんでいるためか、彼の近年の発言については、元々断片的な情報しか得る事が出来ませんでした。 それでも、もはや彼の文学や未来に対する科学的な洞察に触れる事がなくなるのかと思うと、残念でなりません。 過去のレム関連記事: 高い城・文学エッセイ ソラリス Posted at 10:34 PM | 月 - 10月 10, 2005九月は謎×謎修学旅行で暗号解読 霧舎 巧 シリーズ前作が出てなんと約二年ぶり。いやあ、てっきり挫折したもんだと思ってた(笑)。
今回のお題目は暗号解読。 暗号解読で京都が舞台というだけで、すでに某推理アニメの映画版とネタがかぶっているのだが、あとがきによると、実は解決の一部までも同じ物だったらしい。 (遅れた理由はそれだけではないだろうけど) 今回はいつにも増して展開が早い。イントロなんて、無いに等しい。いつの間にか暗号解読に巻き込まれ、いつの間にか人が死んでいるという事になり、いつの間にか謎解きが始まっている。小説としての体裁を考えると、もうちょっと「ため」があっても良いでは、と思う。
思うに謎の要素を詰め込み過ぎで、登場人物たちを描写したり、ストーリーを入り組ませる暇がなかったのではないだろうか。謎解きやミスリードを誘う仕掛けはいつも通り面白いと思うのだが、登場人物たちが、ただひたすら謎解き行っているだけの話にしか見えない。 倍ぐらいページ数を使って、じっくり練ったストーリーにすればいいのに・・・と思ったら、やはり本来は「《あかずの扉》研究会シリーズ」で使うつもりのネタだったらしい。 なるほど、今回のネタは、「《あかずの扉》研究会シリーズ」のボリュームにふさわしいネタだったのだ。 そう考えると、実にもったいない。
しかし、いくらメイドブームだからって、このメイドは萌えんだろ・・・ Posted at 11:02 PM | ニンギョウがニンギョウ 西尾 維新 ノベルズのくせにケース入り、ご丁寧に茶色のパラフィン紙でカバーがかけられており、レトロな雰囲気を醸し出している。企画意図としては分かりやすい。
一言で不条理物といってしまうのは簡単だが、西尾維新が得意とする饒舌な文章と古風な表現との組み合わせは、それなりに目新しさがあり、意欲作といえなくもない。ただ、こういう作品を書いてみたかったという作者のモチベーションが読めてしまうのは、良い事なのか悪い事なのか。 あとがきで作者が、「潜水で二十五メートル泳ぐのを、四回繰り返したって感じ」と書いているように、余計な事を考えずに没頭して執筆が進んだらしく、内省的な作品である事は間違いない。「戯言シリーズ」がどちらかというと少年ジャンプ的分かりやすさに向かっていったのとは、正反対の方向性だ。
23人の妹というのは明らかに某ゲーム&アニメのパロディなんだろうが、この作品にそのような設定を持ち込むセンスは、とても西尾維新らしいけど。
Posted at 11:28 AM | 日 - 9月 25, 2005涼宮ハルヒシリーズ 一気読み ライトノベル人気No.1ということで前々から気にはなっていた本作品を、ようやく購入して読んだ。
シリーズ物を一気に読むの、結構好きだったりする。 とにもかくにも現在進行形のライトノベルの代表作ではあるが、イタくもないし、壊れている訳でもないし、過剰な萌えがある訳でもなく、むしろジュブナイルSFの正統な後継者、という感じがする。
タイムトラベラー、超能力者の転校生、宇宙情報生命体のヒューマノイド・インターフェイス。 ジュブナイルで見慣れたこれらの登場人物が、「涼宮ハルヒシリーズ」にも登場する。違いは、すべて最後に(笑)をつけなくてはならないことだ。今時マジメにSF学園物に取り組もうとすると、ホラーかコメディにするしかない訳で、(笑)は時代の必然とも云える(笑)。が、だからといってストーリーにまで(笑)がつくかというと、そうではない。実に真っ当な少年少女SFのストーリー展開をしているのだ。 物語は主人公「キョン」の一人称で語られる。やたら饒舌なのが今のライトノベルっぽいが、暴走美少女「涼宮ハルヒ」に対する地の文でのツッコミが実に楽しい。このツッコミが(笑)の部分だ。 一方でストーリーの核になる学園生活とSFへの取り組みは、正統派そのもの。今までに7巻出版されており、途中時間軸の前後はあるものの、主人公が高校に入学しハルヒ達と出会う4月から翌年の2月まで順当に話が進んでいる。登場人物には前述の通り多彩なSF設定があるが、今までのところタイムトラベラー物がメインのストーリーとなっている。こうして主軸を定めた上で、その上にパラレルワールド物やら超能力物やら雪の山荘物やらが乗っかってきており、飽きさせない。とって付けたような時間旅行物で終わっていない。 もう一つタイムトラベラー物がメインとなっているのは、登場人物のひとり、ドジっ娘にしてメイドコスプレの似合うタイムトラベラー「朝比奈みくる」という、あざといながらも魅力的なキャラクター設定に負うところが多い。最新作を読んでいると、「涼宮ハルヒ」の当初の強烈さが薄れ、「朝比奈みくる」と無表情系美少女ヒューマノイド「長門有希」の活躍ばかりが目立っているが、そうなってしまうのも良く分かる。まあこの先何巻まで冊数を重ねるかは不明だが、このシリーズの最大の謎に「涼宮ハルヒ」を設定してしまった以上、終盤になればどうせ「涼宮ハルヒ」に焦点が絞られてくることになるだろう。 確かに何か物足りなさを感じなかったと云えば嘘になるし、何か読後に残るという訳でもない。でも少なくとも読んでいる間楽しかったのは事実で、それはそれで十分価値があると思う。 ということで、オススメ度は高い。 でも、美少女イラストと萌え描写に拒絶体質を持つ人はダメかもしれない。(実際本屋で買うのは恥ずかしかったし(笑))
「涼宮ハルヒ」の喋りは誰かに似ていると思ったが、やっぱり『彼女 』じゃないだろうか。ものすごく異論はあるだろうけど。 Posted at 12:50 AM | 火 - 9月 20, 2005奇偶 山口雅也 「神曲法廷」と同時並行で読んでいたためか、本書を読んでいる間中、「ミステリ・オペラ」を読んでいる感覚がずっとつきまとっていた。
実際、謎の提示方法は似ていると思う。 いわゆる一般的なミステリでは謎は常識的観察者の視点で描写されるが、両者の作品においては、観察者そのものが不安定な存在で、そのそも解決するべき謎が存在するのかどうかすら、疑わしい。もっと云うと、今読んでいるのがミステリなのかSFなのか良く分からなくなってくる。(考えてみれば、「ドグラ・マグラ」もそうか)
ただ最終的には山田正紀が極めて正統派本格のアプローチで謎を解決していくのに対して、山口雅也は本格推理から逸脱する方向に向かう。 元より山口雅也の作品ではしばしば「シュレーディンガーの猫」に言及してきており、今回はこれを全面的にテーマとして持ってきている。今までの集大成として本書があるのであれば、ミステリから逸脱し形而上的展開になるのも当然の事かもしれない。
Posted at 11:19 PM | 日 - 9月 18, 2005神曲法廷 山田正紀山田正紀というとどうしてもSF作家のイメージが強く、「ミステリ・オペラ」を読んだ後でもその印象は変わらなかった。
確かに、謎に対する合理的な解決という、ミステリとしての落とし前はきちんと付けているが、根底に流れている不可思議な感覚は読了後も消えず、ああやっぱり山田正紀だ、というのが感想。 舞台設定からして幻想的な「ミステリ・オペラ」に比べると、この「神曲法廷」は、東京地裁で起きた密室殺人とそれを追う検事、という現実的な舞台設定。 ところが、主人公の検事・佐伯は精神的に不安定な状態であり、ダンテの「神曲」を読みふけりつつも、つい先日まで精神科医へ通っていたという状態。そんな彼があるとき「正義を果たせ」という神の声を聞く・・・ 彼が聞いた神の声が、不安定な精神が生み出した単なる幻想なのか、それとも本当に彼が「神懸かった」のかは明かされず、主人公も読者も不安定な精神状態のまま、捜査と推理が行われていく。この不安定さは最後まで解決される事はない。
快刀乱麻の推理物語とは全く逆方向のベクトル。ディックの現実喪失感覚に近い。 でも、だからといってメタレベルに流れてしまう訳ではなく、正真正銘の本格ミステリとして面白いと断言できる、そんな作品。
それにしても、「女囮捜査官シリーズ」、ずっと再販されないままだけど、なんとならないですかね。 Posted at 03:19 PM | 土 - 9月 17, 2005迷宮百年の睡魔 森 博嗣ずいぶん久しぶりですが、たまってしまった本の感想を。
一読、つくづく森博嗣は少女マンガの人だなあ、と思う。 理系作家の書くSFというと、ついハードSFを期待してしまうが、むしろこれはファンタジーに近い。 (もちろん、科学的に正しい記述をするという事と、ハードSF的ストーリー展開というのは全く別次元の事) 森博嗣の小説でおなじみの物語中盤に挿入される幻想的描写や、ラスト前の海辺のシーンなど、少女マンガのタッチで描かれたシーンが頭の中に浮かんでくる。 Posted at 10:33 PM | 月 - 6月 20, 2005ファウスト vol.5ますます分厚くなるファウスト。・・・もう限界です、なんとかしてください。持ち運び不可能です。
という事で、今回の目玉は上遠野浩平特集と、佐藤友哉のサリンジャーへの挑戦一挙三作品掲載と、舞城王太郎の漫画家デビュー。 上遠野浩平は個人的にほとんど読んだ事がなく(「殺竜事件」と短編ぐらい)あまり思い入れもない。ただこの特集に触発されて「ブギーポップ」を読み始めた。意外と面白い。
舞城王太郎の奇妙なイラストの表現力には感嘆するものの、さすがにプロのまんが家作品と並べられると、素人臭さが目立ってしまう。残念ながら同じストーリーでも小説で読んだ方が数段面白そうに感じてしまう。 さて、問題の佐藤友哉であるが、「私のひょろひょろお兄ちゃん」「対ロボット戦争の前夜」「ナオミに捧ぐ 愛も汚辱のうちに」という、あまりにも分かりやすいサリンジャーオマージュ作品。もちろんタイトルだけじゃなくって、例えば「私のひょろひょろお兄ちゃん」なんて、鏡佐奈が友人とひたすら独白に近い会話を繰り広げるだけという風に、徹底してサリンジャーの模倣がなされている。 既に「群像」に掲載された「チェリーフィッシュにうってつけの日」「小川のほとりで」とあわせて、そのうち9作品取り揃えて佐藤友哉版ナイン・ストーリーズが出版されるのは既定路線。・・・ですよね、きっと。
Posted at 10:41 PM | 日 - 6月 19, 2005ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 西尾 維新いやー面白い。
発売日にさくっと買って、一気に読む。 ただひたすら、怒濤のごとく突き進むストーリーに身を委ねるのみ。 ここぞという時に彼が登場するお約束な展開も心地いい。 もうここまで来ると、マンガを読む感覚と全く一緒。
ミステリ分が少ないとか、そんな事はどうでもよくって、望みは早く続きを読ませろという事だけ。 (当初の1ヶ月に1冊という話は、なかった事になってしまったみたいですが・・・・)
いよいよ次が本当の最終回。 果たして零崎舞織の登場はあるか!(違 Posted at 12:36 AM | 木 - 6月 16, 2005子供たち怒る怒る怒る 佐藤 友哉今年は佐藤友哉の年!
ということらしいのですが、そんな事はさておき、「新潮」への掲載作品を集めた短編集です。書き下ろしも2作収録。 表紙が「インディヴィジュアル・プロジェクション」な感じでカッコいい。 舞城王太郎はハードカバーでもノベルズでも舞城王太郎だけど、佐藤友哉はノベルズよりもハードカバーの方が似合うかも。 内容的にはやっぱりいつもの佐藤友哉なのであるが、なんとなく「文学」っぽいパッケージングのため、胡散臭さ倍増。
舞城王太郎のような突破力も、西尾維新のようなカタルシスもなく、ただひたすら過剰な暴力と性と狂気と妹(笑)が描き出されます。 そんな中でも、「死体と、」は少女の死体を巡るドタバタ悲劇を段落のない文章で描いており、個人的には好み。 (いつもの佐藤友哉よりやや醒めた視線が物足りないといえば物足りないのですが) この本の出版が、ファウストやライトノベルの文脈以外でも佐藤友哉が評価されるきっかけになると面白いのですがね。
でもなんつっても、根が妹萌えだからな〜。 Posted at 11:33 PM | 日 - 6月 5, 2005Θは遊んでくれたよ 森 博嗣久しぶりのGシリーズ・・・Gシリーズ? あれ? 前はQシリーズって言っていなかったっけ?
それはともかく、一作目は新キャラクター紹介編だったわけですが、今回はシリーズ通しての伏線を張ってきました。 僕は単純なので、この手の伏線の張り方にワクワクしてしまします。 しっかし、一作目に登場した新主人公たちをさしおいて、早くも西之園萌絵が主人公という展開。
いいのか、それで!と思いながらも、楽しいめるからいいか。 犀川創平との関係も相変わらず・・・・
Posted at 12:26 AM | 水 - 5月 18, 2005ラヴクラフト全集7 H・P・ラヴクラフト 大瀧 啓裕創元推理文庫のラヴクラフト全集が遂に完結です。
本書に収録されいるのは比較的怪奇色よりもファンタジー色の強い作品が多いようです。 その他初期短編や未完作品の断片など、ラヴクラフトファンにとって、資料的価値の非常に高い本になっているのではないかと思います。 実際のところこの文庫全集、どれも作品解説に図表が満載で、文庫本でこんな贅沢な資料が手に入るのは信じられないぐらいです。
今回最終巻刊行ということで本全集刊行の経緯などを大瀧氏が書いているのですが、これを読むと、そもそも翻訳以前に原稿や資料の収集自体が困難な作業で、職業翻訳家としては自殺行為に近い仕事だという事がわかりました。なるほどそういわれてみれば、大学教授でもやってなければ、こんな仕事普通はできません。(いや、本当は逆なんでしょうが) 大瀧氏の熱意には本当に脱帽しました。 一方で、大瀧氏のような翻訳家がつくというところが、いかにもラヴクラフトらしいのではないでしょうか。
Posted at 11:19 PM | 写本室(スクリプトリウム)の迷宮 後藤均実際に読んでみると、タイトルから推察されるよりも読みやすく軽い感じを受けました。
「薔薇の名前」のような重厚な雰囲気と文体を期待していると、肩すかしを食らうかもしれません。
「グーテンベルグの黄昏」という仮題の新作が今年発表されるようですので、楽しみにしたいと思います。 Posted at 10:49 PM | すべての美人は名探偵である 鯨統一郎またずいぶん間が空いてしまいました。
そもそも読んだ本の記録をかねてこのBlogを始めたのですが、いざまともに感想を書こうとするとそれなりに時間がとれないと厳しくって、未紹介の本が溜まっていく一方。ちょっとここで溜まっている分を一言感想でまとめて紹介していこうと思います。 ずいぶん前に読んだ本ですが、鯨統一郎の長編。 「邪馬台国はどこですか?」の美人教授早乙女静香と「九つの殺人メルヘン」の女子大生、桜川東子の夢の競演! 他にもあんな人も出ています(笑) 早乙女静香と知り合った桜川東子が「お姉さま」とかいって百合ムードになってしまったり、多いに笑わせてくれます。
ただやはり彼の長編は連作短編ほどの小気味よさがなく、若干中弛みを感じてしまう点が残念です。 お得意の歴史解釈は最高なのですが・・・
それはそうと、ある登場人物の性格設定が途中で変わってしまっているような気がするのですが、僕の気のせい? Posted at 10:31 PM | |
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