九月は謎×謎修学旅行で暗号解読 霧舎 巧


 シリーズ前作が出てなんと約二年ぶり。いやあ、てっきり挫折したもんだと思ってた(笑)。
 今回のお題目は暗号解読。
 暗号解読で京都が舞台というだけで、すでに某推理アニメの映画版とネタがかぶっているのだが、あとがきによると、実は解決の一部までも同じ物だったらしい。
(遅れた理由はそれだけではないだろうけど)

 今回はいつにも増して展開が早い。イントロなんて、無いに等しい。いつの間にか暗号解読に巻き込まれ、いつの間にか人が死んでいるという事になり、いつの間にか謎解きが始まっている。小説としての体裁を考えると、もうちょっと「ため」があっても良いでは、と思う。
 思うに謎の要素を詰め込み過ぎで、登場人物たちを描写したり、ストーリーを入り組ませる暇がなかったのではないだろうか。謎解きやミスリードを誘う仕掛けはいつも通り面白いと思うのだが、登場人物たちが、ただひたすら謎解き行っているだけの話にしか見えない。
 倍ぐらいページ数を使って、じっくり練ったストーリーにすればいいのに・・・と思ったら、やはり本来は「《あかずの扉》研究会シリーズ」で使うつもりのネタだったらしい。
 なるほど、今回のネタは、「《あかずの扉》研究会シリーズ」のボリュームにふさわしいネタだったのだ。
 そう考えると、実にもったいない。

4061824503九月は謎×謎修学旅行で暗号解読
霧舎 巧
講談社 2005-09-07

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 しかし、いくらメイドブームだからって、このメイドは萌えんだろ・・・

Posted: 月 - 10月 10, 2005 at 11:02 PM           |


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