日 - 8 月 24, 2008

ドーピング


ボルトと若丿鵬。

北京オリンピックも今夜が閉会式です。
前々回、オリンピックとテレビの悪口を書きましたが、テレビで観戦しなかったわけではありません。
用事はあっても失業中なので、自宅にいる時間が長く、適当にテレビをつけて適当に観戦しました。

最も印象に残ったのは、陸上の男子100mと200mです。
そう、あのジャマイカのボルトの快走です。
ケタ違いの速さと、リラックスした雰囲気に魅せられました。
国と、国民の期待を背負う重圧感とは無関係のような、競技と競技前後のパフォーマンスでした。

もちろん、実際は彼流の集中力の高め方だと思いますが、それにしても絵になっていました。
大柄の身体に似合わないしなやかさで、グングン加速していく様は、今までの短距離になかった走りです。
手抜きのようなラストの流しも、その圧倒的な実力を印象づけました。
ゴール後のダンスも、喜びが素直に表されていて、とても良かったです。
若かりし頃のモハメド・アリを彷彿させる、実力と遊びです。

そのボルトがドーピング疑惑の視線にさらされているという。
余りにも圧倒的な走力と記録が、過去の例に照らし合わせると、疑わしいらしい。
疑わしいらしいというだけで、証拠も何も無い、単なる憶測に過ぎません。
それがスポーツの常識なのか、そうなれば面白いと思っているマスコミの思惑なのか分りませんが。

ボルトの母国はジャマイカで、ジャマイカといえば、レゲェとそれにまつわる大麻が有名です。
ボブ・マーリーですね。
何となしに、ボルトにもそんな(レゲェの)ポジティブな雰囲気がありますが、大麻については分りません。
ジャマイカ短距離選手の活躍に大麻が一役買っていたとしたら、それはそれで面白いのですが、禁止薬物とは無関係でしょうね。
大麻には刺激、興奮効果はなく、逆に弛緩(ユルくなる)させる効果がありますから。
ま、以上は半分冗談ですが、わたしはボルトと禁止薬物は無関係と信じています。
あの態度は、違うと思います。

大麻といえば大相撲の若丿鵬。
以前から素行が悪かったそうですが、辞めさせるなら、その素行の方を問題にして欲しかったです。
相撲はもともとスポーツではなくて芸能ですから、観客に気分の悪い思いをさせる力士は問題外です。
そうであれば、もっと素行の悪い横綱は辞めて当然ですね。
それが出来ないのが、今日の大相撲の問題点です。

スポーツと芸能の折り合いをハッキリしないと、大相撲はどんどん悪い方に行くと思います。
芸能(の粗である神事)と大麻は近しい関係ですから、大麻で解雇は筋違いです。
(そういう意見はごくごくごく少数でしょうから、大麻で謹慎は仕方ないと思いますが、解雇は行き過ぎです。)

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「建物シリーズ」225回目。
山梨県笛吹市石和町の花火大会会場。
中央に見えるのが夜店(露店)の長い列。
撮影した橋から向うの橋まで、夜店がズラ~と並んでいます。
花火大会に夜店は付き物ですね!

Posted at 07:59 午後     Read More  


日 - 8 月 17, 2008

話芸


話芸今昔。

何とも暑い日が続きます。
こちら(山梨)は夕方ににわか雨があって、久方ぶりに涼しい晩になりました。
今夜は楽しい夢が見られそうです。

テレビでは連日オリンピックの熱戦が中継されていますが、今日は同じテレビでも、違う話です。
通信販売の番組の話です。
わたしは定期で見るテレビ番組がないので、適当にテレビをつけます。
適当につけて、リモコンでチャンネルを変えながら、適当に見ます。

部屋のテレビはケーブルテレビで、チャンネルは12です。
古いテレビなので衛星は映りません。
以前のビデオテープレコーダーには衛星のチャンネルがあったので、レコーダー経由で時々映画を見ていました。
現用のビデオテープレコーダーも取説が行方不明なので、チャンネル設定が分らず、衛星が見られません。
それでチャンネルは12で、NHKと民放と地方民放の間に、通信販売を専らとした局が二つほどあります。

それを時々、見入ってしまいます。
といっても、通信販売で何かを買うことはありません。
セールストークというか口上というか、セールスキャスター(?)の話芸を楽しむだけです。
それほど面白いわけではありませんが、ついつい見てしまうことがあります。

わたしは基本的に話芸が好きで、子供の頃は落語をラジオでよく聴いていました。
話芸とは違いますが、ラジオドラマも好きでした。
その当時、街頭では薬や暗記術の大道芸も見かけました。
特に多かったのが、切り傷などに即効の薬の大道芸(街頭販売)でした。

あれは小学校高学年の頃だったでしょうか。
何かの用事で県庁の傍まで行ったら、その前の広場で薬の大道芸をやっていました。
オジさんが毒蛇(ハブ)のゲージを横に置いて、この蛇の怖さを説明しています。
蛇に噛ませて薬の薬効を披露すると言っていましたが、話はどんどん逸れて、いつの間にか青酸カリになっています。

で、オジさんは青酸カリを飲んで苦しむと、直ぐに薬(軟膏)を咽喉に塗り始めました。
喘ぎながらも苦しみは徐々に収まり、オジさんは平静を取り戻しました。
次に出刃包丁を取り出し、腕を斬りつけると宣言します。
それから二十分ほど話があって、実際に斬り、鮮血が出ました。
直ぐに軟膏を塗ると、あっという間に傷口が塞がって、腕には傷跡もありません。

いわゆるガマの油売りの後継ですが、一時間以上の間、話を飽きさせません。
わたしなどは術中にハマり、夢中で話を聞きました。
最後にオジさんは、決まり文句のデパートで売れば幾らだが今日は特別価格、を告げました。
それと同時に殺到する客(全員がサクラ)で広場は大混乱になりました。
結局毒蛇の出番はありませんでしたが、それに気が付いた人もいませんでした。

その時に買ったのか、それともその次に見た時に買ったのか、薬は我が家にありました。
買ったのを忘れた頃、わたしは自転車のチェーンで足を切ってしまいました。
しばらくすると、パッと頭の上に電球が灯って、わたしは家の薬箱からあの薬を出し、塗りました。
血は止まらず、傷口はそのままでした。
その時、わたしは騙されたことに気が付きましたが、悔しさはありませんでした。
あの口上の素晴らしさを思い出しただけです。
わたしを一時間以上虜にした、オジさんの話芸の素晴らしさを。

それに比べれば、ジャパネットタカタの社長のキンキン声は問題外です。
オジさんの縦横無尽の話芸に比べれば、小学生クラスです。
でも一応は話芸で、商品の魅力を(公正取引に引っ掛からない程度に)これでもかと説明します。
如何に商品が優れていて、しかも安くて、おまけにローンで買っても割高にならない。
その三点を、手を変え品を変え、説明します。
(デパートの特設販売員もナカナカですね。その気にさせる名人です。)

残念なのは、ジャパネットタカタに限らず、話に変化球がないことです。
オジさんは変化球を交えながら、客を煙に巻いていきます。
インチキ商品だからこそといえば、その通りですが、芸の域に達したセールスキャスターの登場が望まれます。
反則スレスレで商品を説明し、話がメインなのか販売がメインなのか分らなくなってしまうようなキャスターです。

大道芸と通信販売番組の大きな違いは、対面であるかないかです。
これは大きな違いですね。
その場の空気を一つにしてしまうような大道芸を、テレビに望むのは無理かも知れません。
それと、大道芸の商品は現実離れしているので、その落差を話芸で埋めていきます。
そのプロセスのダイナミズムは、(あくまでも)現実的な通信販売とは異質なものかもしれません。

まぁそんなわけで、純粋に暇つぶしで通信販売番組を偶に見ています。
通信販売番組はヘンな商品の宝庫でもあるので、時にはそれも期待して、見ています。

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「建物シリーズ」224回目。
中古車販売店。
ごく小規模の販売店ですが、幟旗がシンプルで宜しい。
車を売っているから、車ですね。

Posted at 10:45 午後     Read More  


日 - 8 月 10, 2008

北京オリンピック


北京オリンピック開幕。

ここ数日、「CNN Alerts」という件名のメールが頻繁に来ます。
開けてみると、あのCNNの大きなロゴが入ったHTLM形式で、登録会員向けの配信の体裁。
登録した覚えがないので、一応スパムを疑ってみましたが、それにしては立派な文面です。
配信されたニュースのリンクをクリックすると、Webブラウザが立ち上がり、そのニュースページが表示されます。
フィッシング等の、問題のあるページには見えません。
登録を解除しようと思って、settinngsのページでアドレスと適当なパスワードを入れましたが、ダメ。

Googleで「CNN Alerts」を検索すると、出てました、出てました。
CNNを騙る悪質なスパムメールで、ウイルスをインストールさせるとのこと。
前述したように、メールのリンクをクリックすると、ニュースページにジャンプし、そこでFlashのインストールを促されるそうです。
(わたしの場合、Macだからそれがなかったのかもしれません。)
「最新のヴァーションでないとビデオが見られません」というやつですね。
それで、OKボタンを押すとダウンロードが始まり、パソコンにウイルスが送り込まれるという仕組みです。
ウイルスの拡張子を見ると、やはりWindows用です。

とりあえず一通づつ削除していたのを、迷惑メールに指定して、手間を省くことにしました。
このスパムはプロバイダーやメールのフィルターをくぐり抜けるので、ご注意して下さい。
それにしても、立派な体裁にすっかり騙されました。
新手のスパム登場です。

さて、北京オリンピックが開幕しました。
開会式の夜、自宅にいたのですが、十分ほど見てテレビを消しました。
今回のオリンピックほど、内外の矛盾を抱えたオリンピックはないでしょう。
そんなこととは無関係な、華々しいオープニングにシラケてしまいました。

莫大な時間とお金と才能を費やしたエンターテイメントとして見れば、それはそれで面白いと思います。
いつごろからか知りませんが、開会式と閉会式はそのような方向に進んでいます。
つまり、競技も含めて、純粋な娯楽として見れば、オリンピックは相当に面白いイベントです。
ライブが基本ですから、最もテレビに向いたイベントともいえます。
タダであれだけのものを見られるのは、(テレビの)オリンピック以外にはありません。

オリンピックは国別が単位ですから、どうしたって国威発揚の場になりますし、そういう利用のされ方も為されます。
開催国においては尚更で、特に今回の中国は強引さが目立ちます。
政治とスポーツの関係も、一昔のような論議が起きません。
良くも悪くも、理想主義とは無縁になって、政治の中にスポーツが収まっています。

ビッグイベントとなれば、お決まりのように経済効果叫ばれます。
オリンピックといえばテレビで、今回はブルーレイの普及に期待がかかりました。
しかし猛暑で先にエアコンが売れ、期待外れに終わりました。
公式スポンサーや用品メーカーを先頭に、今や商業主義とオリンピックは切り離せません。
それをどうのこうの言うのはまったく時代遅れで、商業主義と合体したオリンピックを楽しむのが、正しいオリンピック観戦です。

オリンピックをテレビで見る。
これはまったく正しいのですが、「人間の物語」はそこにありません。
テレビが作った物語はあっても、「人間の物語」はない。

昨今のオリンピックは前述したような環境にありますが、そこに人間の物語がないわけではありません。
やはりあるし、そこには本当の感動もあります。
だけど、テレビで見ている限り、テレビが作った物語はあっても、人間の物語は存在しません。
当初からテレビがそうだったわけではなく、いつの間にかそうなってしまいました。

繰り返しますが、テレビが普及した時代以降、オリンピックはテレビで見るのが正しい。
なぜなら、オリンピックはテレビ視聴を前提に開催されるからです。
しかしそこには「人間の物語」はありません。
なぜなら、テレビとはそういうものだからです。
物語を物語として成立させている、想像力を奪うからです。
暇つぶしとしては最適ですが、それ以上のものにはなり得ません。

ではオリンピック競技に人間の物語を見たかったら、どうするか。
競技場に行くしかないですね。
競技場の片隅で、孤独に戦う等身大の選手を見つめることではないでしょうか。
テレビで見た、選手の家族ことやら、感動の復活物語やらは忘れて。
そうすれば、何かが立ち現れてくるはずです。
オリンピックの観戦はテレビが正解ですが、人間を見たかったら、やはり現場ですね。

「人間の物語」とは若干ロマンティックな物言いですが、これはテレビへの当てつけです。
量産される「人間の物語」が、わたしは嫌いだからです、
しかし、東京オリンピックの頃は、その「人間の物語」がテレビでも垣間見られた気がします。
幸運にも、テレビがまだ未熟だったからでしょうか。

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「建物シリーズ」223回目。
山梨県甲府市のスーパーマーケットの駐車場。
猛暑の中の飲料自販機。
他人事ながら、電気代が気になってしまいます。

Posted at 06:02 午後     Read More  


日 - 8 月 3, 2008

携帯物


何をもって出掛けるか。

実は、一ヶ月前に失業しました。
いろいろと思う所があって、業(なりわい)を変えることに決めました。
変えるといっても、先はまだ未定です。
残務整理もあって、ヒマなのに妙に落ち着かない日々を送っています。

職に就いていた頃は、それほど携帯電話を使っていませんでした。
大概バッグに放り放しで、たまに使う程度でした。
父が再入院した頃から、常にポケットに入れていましたが、使用頻度は知れたものでした。
職場の電話で用が足りていたからです。

失業すると、固定した場所にいる時間が少なくなったので、携帯を使う頻度が高くなりました。
多くの人と同じように、必携のモノになりました。
丁度iPhoneに換えた時期だったので、何とかゴマかしていますが、困ったものです。
困ったいえば、iPhoneのパケット通信料。
調べたら、23日間で196,000円(!!!)。
ほとんどが必要ではなく、試しで使っていたらこの金額。
定額制でないと、破産ですね。

高校時代の携帯物といえば、カバンとハンカチ程度。
財布も持っていたと思いますが、どんな財布だったかは記憶にありません。
大学時代の初期は、定期に財布にハンカチに本を一冊か二冊。
定期と財布とハンカチはポケットで、本は手持ち。
手ぶらな感じで、解放感満点。

中期以降は、バッグかブックエンドを持ちました。
流行りがあって、大学の生協で適当に買い替えた思い出があります。
それでもバッグの用がないと、手ぶらで出掛ける日も少なくありませんでした。
出きれば、何も持ちたくありませんでした。
そうそう、その頃からタバコと付き合いが出来たので、タバコとマッチも胸ポケットに収まっていました。

その後は中略して、今は、バッグを携帯しています。
小さなショルダーです。
財布とコイン入れと各種カードやハンコの入った小物入れとタバコとライター。
待ち時間などが予測される場合は、それに本一冊と読書用メガネで、時にはコンパクトデジカメ。
ポケットには、携帯とハンカチとキーホールダー。

携帯物で何が重いかといえば、やはり携帯です。
物理的にも、心理的にも。
楽しみで携帯を携帯している人もいますから、個人的な感想ですが、やはり重い。
手ぶらの軽さに比べれば、ね。

身も心も軽く、生きたいものです。

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「建物シリーズ」222回目。
病院の廊下。
リハビリ病院なので、車椅子用に広い廊下です。
眩しい外の光が、仄暗い廊下に射し込んでいます。

Posted at 09:37 午後     Read More  


日 - 7 月 27, 2008

金融


サブプライムとかの、金融に関する話題。

まずは先週のiPhoneのバッテリーの不具合について。
リセットをしたところ、バッテリーは正常に戻りました。
iPhoneのバッテリーの消耗は早い方ですが、画面が大きく、グラフィックの多用によるインターフェイスなので、致し方ないと思います。
(そうでなくても、使い始めでアレコレと試していますので、当然バッテリーは持ちません。)
今のところ電話とメールとiPodが主なので、あの高額なパケット定額制のメリットに与っていません。

わたしは、経済とか金融には疎い方です。
特に金融。
大きなお金を動かす仕事もしたことがないし、そういう欲望も興味もありません。
普段ロクなことを考えていませんが、それを別にすれば、社会の片隅に生きる小市民です。

そんなわたしでも、近年ファンドとか投資とかいった金融用語はよく耳にします。
それが徐々に、専門家の専門用語から一般人にも身近な用語になっていることも、知っています。
金融が特殊なものから、今後の生活設計に欠かせない知識に変わりつつあるからです。
一部を除けば、多くの人が将来の生活に不安を持っていますから、所得を有効に活かす知恵が必要となったのです。
それが(有効な資産運用などの)銀行や証券会社のセールストークだとしても、一概に無視できない世情になりました。

そこへ持ってきて、昨年来のサブプライムローンの問題。
話題としては若干古くなってきましたが、後遺症は今も続いています。
しかし金融に疎いわたしには、未だにサブプライムの本質が理解できません。
たまたま親しい友人に外資系の銀行員がいるので、彼女のホームタウンである有楽町のガード下の飲屋で、レクチャーをお願いしました。
(話をしていたら、もっとサブプライムに詳しい友人の上司が来られたので、続きをお願いしました。)

要は、日本のバブル期の土地神話と同じ構造とのことです。
住宅価格は上がる一方で絶対に下がらないという前提の下に、返済能力の危ぶまれる層にもローンを組んだのが発端です。
それも、数年間は金利を下げて返済しやすい形のローンまで用意して。
そうすると、数年後には住宅価格が上昇していますから、それを担保に、改めてローンを組み直します。
前回のローンを全額返済してもお釣りがきますから、そのお金を生活費に充てたり、新車の購入というケースもあります。
住宅価格が上がり続けていれば、それを繰り返すことが可能になります。
貸す方は貸す方で、ローンを次々に組むわけですから、金利と手数料を濡れ手で粟で手に入れることが出来ます。

ある日ある時、住宅価格は需給のバランスで決まるという至極当然なことが前面に出てしまうと、バブルはハジけます。
数年間の金利の優遇はその後の重い返済とセットなので、すぐに返済不能に陥り、家は競売に掛けられます。
問題はその先で、住宅ローンという債権は証券化されて、世界中に出回っていたのです。
この証券化が、いわゆる金融工学の技術なんだそうです。

優良な債権と二流の債権を組み合わせ、その組み合わせ方で金利の設定をして、証券を売り出す。
サブプライムが組み合わされた証券に、格付け機関がトリプルAを連発して、それは飛ぶように売れていきました。
バブルがハジけて返済不能が明らかになると、証券の価値は下落して、買い手が誰も付かなくなります。
大量に保有していた金融機関がパニックに陥ったのが、いわゆるサブプライム問題の簡単な推移です。

以上は、上司のお話とその後に読んだ新書『サブプライム問題とは何か』に拠っていますが、皆様は既にご存知の事実かと思います。
クダクダと書き連ねて申し訳ありませんが、わたし自身は何となく解ってスッキリ致しました。
それに『サブプライム問題とは何か』には興味深いことも載っていました。

アメリカのクレジットカードは日本のそれと違い、リボ払い(ローン)がメインだそうです。
アメリカの消費者は、ローンに煩雑な手続きのないカードを使って大量の商品を購入します。
つまり、あのアメリカの豊かな消費者の生活は借金で賄われているのです。
家も当然ローンで、日本のように貯蓄に励むという概念が薄く、生きている間に生活を存分に楽しむのが、アメリカ人の信条です。
これは人生観の違いですから、一概にどちらが良いとは言えませんが、アメリカ人は借金に抵抗がないことは確かです。
無借金で貧乏たらしい生活を送るよりも、借金しても楽しい生活を送る方がベターと考えているのです。

そのような生活が主流のアメリカですが、アメリカという国家自体も厖大な赤字国家です。
しかもその貿易赤字体質が、日本やヨーロッパの国々の好景気を生み、生んでいます。
(あの豊かな消費生活は輸入超過の成果なのです。)
その代償が、アメリカが防衛や金融の根本を握ることでした。
その主従関係が戦後という時代を形成してきました。
しかし、そのアメリカが危ないそうです。
所得とドルの低下と資源価格の高騰が、アメリカの帝国としての地位を危うくしているそうです・・・・・。


金融とは面倒くさい仕組みで、富める者には便利な仕組みですが、困った仕組みでもあります。
なぜなら、金融は簡単に国境を越えてくるからです。
貨幣は実体のない抽象的概念ですから、平気で他国の経済に関わってきます。
サブプライム問題の足下には、そのような金融の性質があるような気がします。

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「建物シリーズ」221回目。
目にも鮮やかな、病院のスプリンクラー設備。
アナログでレトロな造形が、目に留まりました。

Posted at 07:43 午後     Read More  


日 - 7 月 20, 2008

iPhone購入記(2)


使用感と不具合。

iPhoneの購入から9日が過ぎました。
まずは不具合を。
二日ほど前からバッテリーの消耗が激しく、スリープ(待受け)状態でもかなり消耗します。
一晩充電すると、今度はバッテリーの状態を示すアイコンが、使っても充電完了のまま変化しなくなりました。

Appleのサポートページ「ディスカッション」をブラウズすると、リセット、復元して直らない場合は、バッテリーの初期不良の可能性がありそうです。
その場合は、ショップで本体ごとの交換になります。
とりあえずリセットを試みましたので、様子をみて、ダメなら復元をしてみるつもりです。

もう一つの不具合は、今朝からインターネットに接続できなくなったトラブルです。
ネットワーク設定をあれこれ変更してもダメで、Softbank側の問題と思っていました。
上記の「ディスカッション」に3Gに関するトラブルの記述があり、それを読むと、iPhoneの再起動で直るとのこと。
試してみたら、あっけなく接続できました。

不具合に関しては、iPhoneに限らず、Apple社製は日本社製よりも多いと思います。
大概は自分で何とかなりますが、その為には情報を探す必要があります。
何せ、紙のマニュアルの類いがほとんど付属していないからです。
Macの場合はヘルプがあるので、まずそれを参照します。
マニュアルは、多くがAppleのサイトにあるので、それをダウンロードして読むしかありません。
それと、サポートの「ディスカッション」です。

使用感は、概ね良い感触です。
馴れてくると、美しい画面を上下左右にスクロールし、タップ(触れる)して処理をこなせます。
その流麗な感じは従来の携帯電話には無い感触で、電話をかける一連の動作が楽しくなります。
今のところ、iPhoneの一番の美点ではないかと思っています。

意外に良いのが、カメラ。
200万画素のカメラですが、カメラのアイコンを押すと、レンズの絞り羽根の画面に変わり、それが開くと撮影可能になります。
その演出が面白く、撮影した画像は自動的に保存されます。
スライドショーで見ると、画面が大きいので、見応え充分です。
シャッターのタップがシビアなのが、唯一の欠点です。

iPhoneの出自はiPodです。
そのiPodが付属していることが、iPhoneの最大のアドバンテージです。
又iPodの操作性の良さがiPodの普及を促しました。
iPhoneの操作性の美点は、iPodのノウハウが活かされており、欠点はこれからの課題となります。
例えば、日本語入力のモタツキ。
ソフトウェアキーボードは工夫が為されていますが、入力と表示にタイムラグが発生するケースが多々あります。
iPhoneはファームウェアのバージョンアップが可能ですから、その利点で徐々に解消して欲しいと思っています。

最後に。
iPodで音楽を(イヤホンで)聴いている時、電話がかかってきます。
すると、音楽が中断して自動的に電話に繋がります。
電話の操作と音楽の操作は、ヘッドセット(イヤホン)のリモコン(マイク)でします。
つまり、画面を見なくても、かかってきた電話に応答することができます。

これは便利でスマートな機能ですが、傍から見ていると不可思議でしょうね。
夜道を歩いている男が、イヤホンを付けて独り言を喋っている。
通常の携帯でしたら、耳に携帯を当てていますが、この場合の携帯(iPhone)はポケットやバッグの中。
不気味な、光景でしょうね。
(ヘッドセットでの通話がクルマやショップでは普通であっても、夜道ではね~。)

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「建物シリーズ」220回目。
山梨県甲府市の、とあるグランドのツートーンの物置。

Posted at 10:07 午後     Read More  


日 - 7 月 13, 2008

iPhone購入記(1)


表参道では大騒ぎだが、イナカはどうなっているのか。

ニュースでご存知のとおり、表参道ではiPhoneの発売で大騒ぎでした。
大都市部ではどこでも行列が出来たようで、当日入手はかなり困難な様子でした。
では、イナカではどうだったでしょうか。

わたしの住む山梨県笛吹市は人口7万人の地方都市です。
住居から歩いて5分の所にSoftbankショップがあり、クルマで同じく5分の所にも甲府市のSoftbankショップがあります。
まず数日前に徒歩のSoftbankに赴き、予約が取れるかどうか訊ねると、締め切ったとのことでした。

発売日当日、用事があって午前9時頃同じSoftbankの前を通ると、行列はなし。
うまくいけば購入可能かと思って、11時にショップに出掛けました。
店内には受付カウンターが三つあり、埋まっていたので、椅子に掛けて待っていると数分で呼ばれました。
iPhoneの購入を告げると、機種とカラーを聞かれました。
16Gと答えると、カラーは白ならありますとの返答。
最後の一台とのことで、予備的なレクチャーを受けて整理券を渡され、発売時間の12時か後日来て下さいと告げられました。

現有のdocomoの解約とナンバーポータビリティの予約(キャリアの変更に必須)に、直ぐ近くののdocomショップに行き、12時前にショップに戻りました。
店内には、小太りの白人と同じく小太りの男性が、落ち着かない様子でウロウロしています。
両者とも30代半ばぐらいで、秋葉のパソコンショップで見かけそうな風体。
12時になるとショップマスターと思しき社員が、受付を開始するが、登録サーバーがダウンしているのでどうするかと訊ねます。
とりあえず簡単な事務処理だけして後刻登録をするか、それとも後日にするかという意味です。
機器は確保されているので数日後でも大丈夫と念を押すが、全員今から始めて欲しいと答える。

三つのカウンターに三人が案内され、事務処理が始まりました。
次から次へと出される書類と注意事項の印刷物。
それに記入しているうちにサーバーが復活した模様。
その間店内には客が何人か入ってきて、iPhoneの購入を希望するが、在庫ゼロを告げられる。

そのうちの一人の女性はかなり粘って交渉するが、諦めて帰る。
そのやり取りを聞いていた隣席の小太りの男性が、「あの人は昨日来たと言っているが、それは嘘です、僕は一日並んでいたから間違いありません」と対応している係員に話す。
そうか、この小太りは昨日一日並んだのか、と感心する。
地方でも並んだ人がいたのです。

わたしは1時から用事があるので、若干ハラハラしながら登録の進行を見つめていました。
45分を過ぎてやっと登録が終わりましたが、実質は何もしていない時間が半分で、サーバーの処理と係員が馴れていれば30分もかからない感じです。
iPhoneのパッケージとSIMカードを渡され、ウチワと喋る白い犬のストラップを貰い、新規登録の福引きを勧められます。
数分前に隣りの小太りが1等(巨人戦のチケット)を当てたので、4等のティッシュ(五箱パック)ぐらいかな思いながら引きました。
クジの紙を剥がすと、2等の文字。
アイスコーヒーとカルピスの詰め合わせ(時価800円ほど)で、重くてスイマセンと係員から手渡されました。
(自転車で来たので、確かに重かった。)

このショップの当日入荷数は10台で、わたしの場合はかなりラッキーでした。
来店が30分遅れれば無理だったでしょう。
想像では、在庫さえあればこのショップで当日30台は捌けたと思います。
それが多いのかどうか、分かりません。

用事を済ませて4時頃帰宅し、早速アクティべーション(電話番号の取得)とiTunesの同期に取りかかりました。
SIMカードをiPhoneに挿入して、パソコンに接続すると、iTunesが立ち上がって、アクティべーションは1分足らずで完了。
しかし、実はハードルの高い作業です。
iPhoneのアクティべーション、同期には、OSとiTunesのヴァージョンが指定以上でないと出来ません。
ここで躓くと、iPhoneは使い物になりません。
事前の準備と知識が必要です。

さて、イナカのiPhone発売日レポートはこれで終りですが、使用感等は来週ご報告させていただきます。
(良くも悪くも、やはり普通の携帯とは違っていましたが・・・・。)

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「建物シリーズ」129回目。
自宅の門扉と捨てられた椅子。

Posted at 11:43 午前     Read More  


日 - 7 月 6, 2008

通信費


年間通信費を計算してみると。

iPhoneを購入したとして、いくら通信費がかかるでしょうか。
16Gの端末本体が特別割引を適用して、月々1,440円で、基本料金と定額パケット他で7,280円。
合計で8,720円ですね。
結構な費用ですが、取りたてて高いわけではありません。
他のスマートフォンに比べれば、むしろ安い方だそうです。

8,720円が12ヶ月で104,640円。
それが2年(端末本体の割賦期間)だと、209,280円。
2年で20万円の通信費。
大層な、額ですね。

その他パソコンの通信費を計算すると、光回線とプロバイダーで月々約7,000円。
12ヶ月で84,000円。
固定電話も約7,000円(2台)で、84,000円。
この三つを合計すると、月々22,720円で、年間272,640円。
これに.Macが年間9,800円。
都合年間282,440円。

パソコンはiGalleryを頻繁に更新しているので、大目に見られますが、iPhoneはどうでしょうか。
2年で20万払う価値があるか。
(iPhoneでなくても、携帯を所有すればその半額=10万は確実にかかりますが。)
思案のしどころです。

恐らく発売日には入手できそうもないのですが、一応は購入を決めています。
理由は前々回書いたとおりです。
2年使ってみて、様子をみたいと思っています。
その2年間で日本の携帯事情がどのように変わるか。
それも興味があります。

しかし、しかし、通信費って高いですね。
知らないうちに、結構な金額を払っています。
水道光熱に保険料に税金に通信費。
どうりで、手許に残らないはずだ。

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「建物シリーズ」218回目。
山梨県甲府市の生コン工場。
夕暮れ時、信号待ちの間に車中から撮影。

Posted at 08:34 午後     Read More  


日 - 6 月 29, 2008

大人のロック


ロックは子供のもののはずなのに、大人のロックがある不思議。

ロックというのは、子供のものです。
子供が聴くからロックであって、大人が聴くのはロックではありません。
でも大人のロックというものが、ある。
還暦を過ぎたRolling Stonesが活躍していて、それを聴く同年代のファンが存在しています。

ロックの創成期、三十過ぎの大人は信用するな、という格言がありました。
それを叫んだ人達が三十を過ぎた頃、その格言は忘れられました。
なぜでしょうか。
理由は簡単です、三十過ぎても、その人達は子供だったからです。

大人のロックとは、大人になれなかった子供が聴くロックのことです。
三十はおろか、四十になっても五十になっても還暦を過ぎても、大人になれない人達が聴くロックです。
どうして大人になれないのか。
これ又理由は簡単で、子供でいる方が楽しいからです。
そういう子供を、世の中が許し、消費社会に招待したからです。

では大人のロック。
ロックの本道は、もちろん正真正銘の子供のものです。
子供(15歳から25歳ぐらいまででしょうか)の好きなロックは、本来のロックで、誰が何と言おうと、それがロックです。
でも、大人のロックも捨て難い。
曲がり道、迷い道だらけだった人生を謳うロックも、年季の入った子供の特権です。

Steve Winwoodの『Nine Lives』。
Paul Wellerの『22 Dreams]』。
Thurston Mooreの『Trees Outside The Academy』。
上から60代、50代、(多分)40代のミュージシャンの大人のロック。
お薦めです。

その昔、AOR(Adult Oriented Rock)という大人のロックもありましたが、これは偽物です。
ほとんどが、ロックでも何でもないイージーリスニングです。
真の大人のロックは、Roxy Musicの『Avalon』から始まったと確信しています。
完全な個人的意見ですが、それは許されると思います。
なぜなら、今日がわたしの(大人になれなかった)五十九歳の誕生日だからです。

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「建物シリーズ」217回目。
鉄道の脇の小道のフェンス。

Posted at 07:56 午後     Read More  


日 - 6 月 22, 2008

携帯電話


iPhoneの発売。

わたしは、携帯電話があまり好きではありません。
どちらかといえば、嫌いです。
しかし、持たないと何かと差し障りがあるので、所有しています。

ところで、iPhoneが7月11日に発売になります。
買う予定です。
今はDoCoMoの家族割を妻と母とで適用していますが、違約金を払ってSoftbankに乗り換える予定です。
(妻との家族会議で、わたしだけが乗り換えです。妻はメルアドの変更に難色を示しました。)