1968
ベストセラー『1Q84』ではなく、『1968』by小熊英二。
以前本を購入したオンライン書店のbk1から、定期的にメールが来ます。先日受信したのは、小熊英二『1968』
のご案内。小熊英二さんは社会学者で1998年の大著『<日本人>の境界』で著名な学者です。『<日本人>の境界』は792頁で6090円でしたが、思い切って購入しました。しかし、まだ読んでいません。買ったところで安心してしまったのです。それで、今回のメールで案内されているのは『1968』で上下の二巻。上巻は「若者たちの叛乱とその背景」で、下巻は「叛乱の終焉とその遺産」のサブタイトルが付いています。上巻1092頁、下巻1008頁で定価はいずれも7140円。ページ数もページ数ですが、価格も価格、上下で14280円もします。今のところは上巻だけの刊行で、7月下旬に下巻が刊行予定です。『1968』は著者のことばによれば、『これまで、「あの時代」を語った回想記などは大量に存在したが、あの叛乱が何であったのか、なぜ起こったのか、何をその後に遺したのかを、解明した研究はなかった。』という出発点から生まれた本です、1968年、当時わたしは大学一年生で、いわば若者たちの叛乱の真っ只中にいました。ただし在日韓国人であったために、政治活動には参加していませんでした。しかし時代の渦中にいたことは間違いなく、あの時代(と高度成長期)の解明は自分自身の宿題と思ってきました。『<日本人>の境界』は読んでいませんが、小熊さんの著書は何冊か読んでいます。信用できる学者です。即刻(ではなく、価格の所為でしばらく考えた末に)購入を決定し、bk1に発注しました。それも一刻も早く読みたいので即日便で。届いた『1968』の厚さは5.5cmで、普通ならメゲる分厚さですが、今度は読む気満々。早速読み始めました。恐らく、二週間以内に読了するでしょう。話は変わりますが、村上春樹『1Q84』が大ベストセラーのようです。村上さんに関しては、龍さんの本は多数読んでますが、春樹さんは共著の『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』しか読んだことがありません。ちなみに『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』は面白かったです。わたしはベストセラーを嫌っているわけでもないのですが、ほとんど縁がありません。ヘソが曲がっているのは事実ですが、あえてベストセラーを避けているわけではありません。興味が、いつもマイナー、マイナー方向へと流れているだけです。『1968』もマイナーな書ですが、小熊さんはメジャーな学者と思います。学会でどのような評価を受けているか不明ですが、わたしの感覚では(多分読書人の間でも)メジャーな学者、作家です。関係ありませんが、小熊さんは音楽活動もやっているそうですし。先週は伊藤知宏展のテキストを書くために『オン・ザ・ロード』を再読しました。これも大著でした。それでは、腰を据えて『1968』の上下を完読したいと思います。BACK iGallery
「建物シリーズ」271回目。山梨県甲府市貢川の寺社の階段。良い、色合いです。
Posted at 10:14 午前
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iPhone 3G SとiPhone 3.0
iPhone 3G
Sの発売とiPhone
3.0のリリース。
iPhone
3Gが発売されたのは去年の7月でした。それから約1年使っていることになりますが、実感としては2年以上経過したような気がします。発売当初は未成熟な部分があって評価も低かったのですが、ファームウェアの更新で、ほとんど不満はなくなりました。日常での使用はiPodが最も多く、カメラがそれに続いて、電話は少々です。(元々電話を使用する率は低いのですが、持っていないと困ることがあるので、仕方なく電話を持ち歩いている状態が続いています。)iPhoneのニューモデルであるiPhone
3G
Sと、iPhoneのOS3.0のリリースが今月の初旬に発表されました。iPhone
3.0は無料なので、早速インストールしてみました。追加標準アプリケーションはボイスメモだけで、最大の目玉はコピー&ペーストが実現されたことです。一般的な携帯電話では遠い昔に実装されていた機能ですが、普通に出来ることが出来ないのがiPhoneで、普通に出来ないことが出来るのがiPhoneです。iPhoneとはそういう携帯電話で、タッチパネルに特化したインターフェイスが良くも悪くも特徴です。iPhone
3.0をインストールしてみても、思ったほどの変化はありません。ある意味で、OS(基本ソフト)が成熟の域に達したのでしょう。となると、ハードウェアの更新に関心が移ります。しかもキャンペーンを適用すれば、機種変更でも、月々の負担額にさほどの変化がないように思えます。(販売店でシミュレーションしていないので確かなことは不明ですが。)iPhone
3G
Sのハードで個人的に注目しているのは、処理能力の向上、容量の増大(32G)、カメラ機能の進化などです。しかし1年で買い替えというのも、引っ掛かります。わたしは古い人ですから、このような機器は最低5年、家電であれば10年は使いたいタイプです。その証拠にiPhone以前に使用していたドコモの携帯は、1台目も2台目も4~5年は使っていました。今後iPhoneが毎年ニューモデルをだすのかどうか分りませんが、売り方としてはコンピューターと同じ路線に見えます。(一般の携帯電話もモデルチェンジが頻繁ですが、こちらは消耗品的なイメージがあります。)考えてみれば、コンピューターとは因果な商品で、数年でスペックが陳腐化して買い替えを余儀なくされます。道具として完動でも、使い物にならなくなってしまいます。だから、なかなか捨てるに捨てられません。もしAppleがそういう戦略を取るならば、困ったものです。せめて機器のモデルチェンジは3年ぐらいのスパンの、落ち着いたビジネスを展開して欲しいものです。あの毎シーズンごとの騒がしい携帯の商法と同じになって欲しくないですね。電話といえば、スッカリ影が薄くなった固定電話ですが、その昔はモデルチェンジなんてものはありませんでした。大概は電電公社(NTT)からのレンタルで、あの黒い電話は、10年20年そのまま使い続けていました。シンプルな機器ですから、故障も少なく、デザインも飽きがこないオーソドックスなものでした。(プッシュタイプになってからは黒以外のカラーもありましたが、落ち着いた大人の色でした。)ダメになったのは電話にファックス機能が付き始めた頃からで、それから市販の電話機が大勢になりました。そのデザインは最悪で、もっと悪いことには、そのデザインセンスは携帯電話に引き継がれました。レンタルの電話機、あれこそエコだったと思います。別にファックスも番号登録も何も要りません、電話機は電話ができればそれで充分です。現にわたしの固定電話は子機が付いているだけで、通話機能以外は使っていません。政府はエコポイントなどは止めて、あのレンタルの電話機(今は買取かもしれないが)を使い続けている人に一律50万円進呈したらどうでしょうか。エコの鑑として、そのくらいのことはして良いと思います。多分そういう人は、他の部分でもエコな生活を送っていると思いますから。iPhoneの話から、意外な着地点となりました。BACK iGallery
「建物シリーズ」268回目。東京銀座の銀座通りの工事中のビル。クレーンが見えると、つい撮りたくなってしまいます。
Posted at 05:47 午後
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