2007年12月16日号

公共施設は区民のために

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第四回定例会

中野区議会2007年第4回定例会が閉会しました。施設使用料、沼袋や南江古田保育園の体制、学童クラブの廃止や新設などの問題が審議されました。

値上げ多い使用料改定に反対

関戸進の本会議討論

施設使用料の条例は、区民の声に押された自公が修正案を出し、値上げ上限1.2倍で可決されました。新料金は2008年7月から適用されます。


値上げ上限
× 原案 1.5倍
修正案 1.2倍

日本共産党はいずれも反対。私せきとが本会議で討論に立ちました。

【反対討論の要旨】

原価に職員人件費や建物の減価償却費を含める算出方法は、区民の合意を得ておらず、認められません。また、3年後、6年後の再値上げが見通され、先々の区民負担が心配です。

6年ぶりの改定ですが、この間、区民の所得は減り、税や社会保障の負担は大きく増えました。原油価格高騰による物価上昇さえ心配されているときに施設使用料が値上がりすれば、利用抑制に直結します。

仮に値上げ単価が100円だとしても、毎週利用している区民は年額で5,000円もの出費増となります。

公共施設での区民活動は、健康増進や交流の活発化など、区にとっても有益です。利用者の負担を下げることこそが、積極的な施策と言えるのではないでしょうか。


お風呂を奪わないで

中野区は、2008年度予算で「高齢者会館等の入浴事業の廃止」を検討していることが判りました。60歳以上の方が登録することで、週3回無料でお風呂に入れる事業です。

北東地域では江古田地域センターと沼袋高齢者会館で実施されていて、毎回利用される常連さんは5〜8人いるそうです。

区内には、この入浴事業のために高齢者会館の近くに引っ越した人もいます。自宅に風呂がなく、近所に銭湯もない人にとって、高齢者入浴事業の中止は生活への深刻な打撃です。

この問題を本会議で岩永区議が取り上げ、中止すべきでないと迫りました。



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一去一来、学童クラブ

江原町に民設民営

中野区北東

空き店舗を活用した民設民営学童が、2007年4月から新井で始まっています。今度は江原町2丁目で、2008年4月から二番目の民設民営の学童が始まります。

保護者の方々は民設に不安を抱いています。狭くて庭がないこと、障がい児の対応、経営不振で撤退してしまう心配などです。

特に参入が予定されている事業者に対する不信感がぬぐえません。

この事業者の親会社は、規制緩和を受け株式会社として大学を設立しましたが、大学生と予備校生が同じ教室で授業を受けるなどの法令違反があります。

文科省の勧告で改善するも、改善費が経営を圧迫するため、全国に展開した大学を大幅に閉鎖すると報道されています。


北江古田が廃止に

北江古田学童クラブの廃止が決まりました。アポロ園の機能拡張が目的で、保護者の理解は得られているとのことです。現在北江古田学童に通っている子は、江古田か江原に移ります。

議員に私情は禁物ですが、私が通った北江古田の廃止は、地域の理解が得られているにしても残念です。

児童館と別建てというのは善し悪しかもしれませんが、充分な広さの屋内と庭を、学童の子だけで占有できる北江古田学童は、区内で数少ない保障された遊び場です。

ときどきアポロの子たちと顔を合わせることも、情操育成に利する環境だと思います。

アポロ単独として、ますます発展することを期待しています。




保育園が危ない

沼袋が新井を吸収?

「10か年計画」に描かれた新井保育園の廃園(2009年3月)、建て替え、民営化(2011年4月)が始まろうとしています。

これに伴い、新井保育園に通う園児たち20名ほどを沼袋保育園へ転園させる計画が示されましたが、保護者のみなさんは猛反発しています。


新井の仮園舎が必要

区は、同じ建物である沼袋高齢者会館の一部を沼袋保育園に編入し、保育空間を広げると言っていますが、面積も不充分で、適切な対応とは言えません。

五歳児が30人に達し、1階と2階に分かれるなど保育環境が悪化します(適正規模は20人)。通園距離の問題も解決されません。

新井保育園の仮園舎を求める意見がたくさん寄せられています。声を束ねて区を動かしましょう。


南江古田が危機

南江古田保育園が民営化されようとしています。

08年 6月 事業者募集
10年 3月 江古田児童館廃止

4月 新保育園建設
11年 4月 民営保育園開始

保育機能の拡充は時代の要請ですが、自治体の役割放棄があってはなりません。

区立保育園の民営化は、保育の質の低下や職員の処遇など、多くの問題をはらんでいます。民営化したら、子どもが「笑わなくなった」「落ち着きがなくなった」という報告もあります。

何よりも子どものすこやかな発育を最優先に、区立保育園の全園民営化は見直すべきです。

認定こども園の足音

区長は6月の議会で、区立保育園の認定こども園への移行を示唆しました。これを許せば保育行政の大後退です。力を合わせ断念に追い込みましょう。



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せきと進

せきと漢字考【公】

部首は「八」、つくりは「厶」。開放された(八)場所(厶)、一族が集まる公開の場所、ひいて「おおやけ」(公共)を表わすそうです。

意味は、「おおやけの所」(公庭=役所)、「おおやけにする」(公表)、「全体のためにつくす」(公務)、「かたよらない」(公正)、「普遍的」(公理)、また、「きみ」(国君、長、主人)などがあります。

「おおやけ」は「大家」(おおやけ)と書き、皇室を指します。一般人「小家」(こやけ)と呼び分けたもので、封建的な言葉でした。

聖域なき構造改革の本質は、「公」を「大家」へと戻し、まつろう「小家」をつくることにあります。「自己責任」や「公助」のような、無い日本語が創造されたのもその一環でしょうか。

「公」の字源には異説があります。「私(厶)の上の傘」、冷たい雨から私民を保護するのが「おおやけ」の役割という図式です。

この説に拠るなら、福祉の傘をすぼめてしまった今の政治は「福祉の傘がすぼまった「公」」と表わすのが相応です。

傘が大きく開かれて穴もふさがれ、文字が「福祉の傘が万全となった「公」」に変わるほどに福祉を増進してほしい。このことが今ほど求められている時代はありません。

私も先頭に立ってがんばります。ご一緒に政治を変えましょう。