2007年11月26日号

容器包装プラスチックの課題

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容器包装プラスチックの課題

容リプラと中野区

中野区では、全世帯の半数でプラスチック製容器包装(容リプラ)の資源回収を実施しています。2008年度に全区展開した場合、日量12トンと推定されます。(二酸化炭素換算で14トン)

プラスチックの資源化は、大きく分けて材料化、原料化、熱回収の三通りがあります。中野区では、8割が材料化、1割が原料化に送られています。材料化優先が原則ですが、内訳の決定権は容リ協会にあります。

中野区の容リプラはきちんと分別されていて優秀だと、現場で好評でした。それでも容リプラ以外の不適物が1〜2割は出ています。

プラスチックは石油から作られます。主な成分は石油同様、炭素と水素ですが、四大プラスチックと呼ばれるPE、PVC、PP、PSをはじめ、成分によって様々な種類があります。

再製品化は半分

材料化(マテリアルリサイクル)は、廃プラを材料に製品を作る方法です。原材料に石油を使う工程と比べお金はかかりますが、少なくとも原料にあたる石油分は節減できるとのことです。

いろいろ混ざったプラスチックから材料を取り出すのは難しいようで、100グラムの廃プラから得られる再製品は50グラム程度です。

焼却と似てますが

原料化(ケミカルリサイクル)は、廃プラを製鉄所の高炉原料などに活用する方法です。鉄の原料となる鉄鉱石は酸化鉄ですので、鉄を取り出すため、高炉に炭素を吹き込んで酸素を外しています。廃プラを炭素と水素に分解し、炭素成分をコークスの代わりに活用する高炉原料化は、炉にくべる点で焼却と似てますが、コークスとなる石炭の節減など、地球環境への寄与は総合的に評価すべきです。

容器包装プラスチックの課題

発生抑制が一番

容器包装プラの再製品化率は低く、資源ごみに出したから善しと言える状況ではありません。ごみを出さない発生抑制が一番です。

材料化技術の進展も期待されますが、重要なのは区民が協力して回収率を上げることです。手間をかけて分別していくうちに、不適物も減り、発生抑制の意識も強くなると思います。

2006年の容リ法改正で、生産者が資源化の費用を、自治体の「回収量に」応じて負担することになりました。法施行で上の数字も良くなっているでしょう。 有効な発生抑制のためにはしかし、「生産量に」応じた責任を企業に負わせることが絶対不可欠です。さらなる法整備を求めます。


せきと進

資源化の現場から

11月7日、中野区の容リプラを一次処理している現場を訪ねました。手作業で不適物を除いて機械で圧縮し、引き取りを待つのが役割です。

容リプラの多くは東京都の推奨袋に入って回収されますが、この推奨袋が実は容器包装ではないそうで、推奨袋だけをよけて別処理に回していました。

現場の悩みは何と言っても不適物。特にライター、カミソリ、電池の三品目は、危険物なので取り除きたいけれど、小さくて取れず困っていると聞きました。