1044 : Max/MSP 4.6の変更点 : 赤松正行 


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DSPマガジン 2006.08.18 No.1044
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初めての日刊DSPマガジンになりましたが(笑)、昨日に引き続き、今回はUB化されたMax/MSP 4.6での変更点をチェックします。以下は、Max/MSP 4.6のインストーラ・ディスクに含まれる「ChangeLog.rtf」から、バージョン4.6関連の情報を抜粋して翻訳したものです。4.6の目玉は、もちろんIntel Macでもネイティブに動作するUniversal Binary化なのですが、それ以外には大きな変更点はないようですね。ただ、新しく追加されたudpsendとudpreceiveはOSC(OpenSound Control)プロトコルを統合していることもあって、これまで以上にネットワークが使いやすくなりそうです。それから、「Cycling '74」フォルダがMaxMSPアプリケーションと同じフォルダ内に作られるようになりました。これで、バージョン4.5とバージョン4.6は混乱することなく、同じハードディスクに共存できるわけです。

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Max/MSP 4.6の変更点
赤松正行

バージョン4.6における、バージョン4.5.7からのバグ・フィックスと変更点

Maxアプリケーションのバグ・フィックスと変更点

Maxウィンドを再描画する時の小さなバグを是正(Macのみ)。
メニュー項目のインストールがMach-O形式のオブジェクトに対応(Macのみ)。
メッセージ・ボックスからウィンドウを閉じる時に、正しくメッセージ・ボックスを更新するようになった。
Window-closing from a message box properly updates the message box
リード・オンリー・ファイルを保存しようとする時に、Maxウィンドウにエラー・メッセージが表示されるようになった。
DSP Statusパッチを正しく読み込めない場合でも、Maxはクラッシュしないようになった。
コレクティブは、ファイル名の大文字・小文字を保ったまま読み込まれるようになった。
サーチ・パス内の未知の拡張子を持ったファイルが、標準の拡張子を代用して読み込まれることはなくなった。例えば、オブジェクト・ボックスに「foo」とタイプした時に、「foo.mqx」が「foo.pat」の代わりに読み込まれることはない。
; max sendapppath は、アプリケーション(またはスタンドアローン)バンドルを含むフォルダのパスを報告する。
; max paths は、max-startupフォルダが存在すれば、そのパスを表示する。
; max formats は、ファイル拡張子のマッピングをリスト表示する。
Mach-O形式のオブジェクトを明示的にコレクティブに含めることができるようになった。これはInclude Fileボタンを用いるか、コレクティブのビルド・スクリプトでincludeキーワードを用いて指定する。
インスペクターはメニュー・バーの下にタイトル・バーが位置することがなくなった。
プロトタイプは、同じフォルダにあるファイルを見つけるようになった(pictctrlのプロトタイプにおける読み込みの是正)。

Max/MSPオブジェクトのバグ・フィックスと変更点

新しいオブジェクト、udpsendとudpreceive: UDPによるネットワーク通信を行い、OSCも統合している。
trigger: アウトレットのアシスタンス機能を改善。
serial: 256ポートに対応、ポートは文字とともに番号によっても特定することができる。
serial: データ読み込み時に1秒間でタイムアウトできるようになった(Macのみ)。
plugmidiin: オプションのtuneアーギュメントを説明するようにヘルプ・ファイルを更新。
cascade~: DSP処理中にオブジェクトを削除した時のクラッシュを是正。
pp: 新たにフィードバックを除去するコードを追加し、ライブ処理でのクリップ・エンベロープの問題を是正。
pp: ヘルプ・ファイルに出力を入力へフィードバックするサンプルを追加。
buffer~: アシスタンスを是正。
pattrstorage: オブジェクトに与えられた名前を示すlocateメッセージを追加。
delay~: 最大ディレイ時間と現在のディレイ時間がともに大きな2の累乗値であっても、正しく動作するようになった。
Uzi: 回数が0より小さい場合の動作を是正。
zigzag~: メッセージのアーギュメントのバグを是正。
serial: 右端のアウトレットからスリープを示すメッセージを出力するようになった。
cycle~: すべてのアーギュメントを正しく取得するようになった。バッファー名はアーギュメント・リストの何番目に置いても構わない。
buddy: メモリー・リークのバグを是正。
line: stopメッセージでの動作を是正。
pattrstorage: 新たに出力モードを追加。
pattrstorage: 規定外のスロット番号を指定する問題を回避するために、getslotnamelistにオプションの整数アーギュメントを追加。
kslider: カラーが変更された時の背景色更新のバグを是正。
spray: リストの最初の要素がシンボルであった場合の、listmodeの出力を是正。

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