1042:インフォメーション(017):赤松正行 


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DSPマガジン 2006.07.31 No.1042
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梅雨もようやく終わって、夏本番ですね。日中は強烈な日差しですが、大雨続きの反動か、爽やかな感じもします。特に夜は涼しくってシアワセな感じ。でも、そのうち蒸し暑くなるんでしょうね。さて、月刊はおろか季刊もおぼつかなくなっているDSPマガジンですが、実はイロイロありまして、何がイロイロあったかはそのうち明らかになると思いますが、ヒントは今回の記事にもあります。それから、メール・マガジンって2.0っぽくないよな〜という消極的な思いもあって、もっと良い形態を思案していたりもします。ともあれ、言い訳はほどほどにしておいて、早速本題に参りましょう。

・ユニバーサル・バイナリー版Max/MSP/Jitter
・オブジェクトのユニバーサル・バイナリー化
・謎のページが密かに登場
・IAMASオープンハウス開催
・ブレッドボード・バンドはISEAへ

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インフォメーション(017)
赤松正行

■ユニバーサル・バイナリー版Max/MSP/Jitter

Windowsな人には関係ないのでゴメンナサイですが、Intel Macに対応するユニバーサル・バイナリー、Max/MSP 4.6とJitter 1.6のパブリック・ベータが公開されています。ユニバーサル・バイナリーは、PowerPCチップでもIntelチップでも、どちらでも動作するよ、ってわけなので、最近Macを買った人には朗報ですね。すでに試されている人も多いかと思います。

ベータ版なので挙動不審が散見されますが、それでもIntel Macでは、ウォ!速い〜って感じで、サクサク動作し、ヘヴィなタスクにも耐えてくれます。これまでG4の非力さ故にPowerBookではなくって、PowerMacを使わざるを得なかった場面もあったのですが、これからはMacBook/Proでもオッケーかもしれません。正式版リリースが待ち遠しいところ。あと、Core 2 Extreme/Duoもね。

ちなみに、Max/MSP 4.5(およびJitter 1.5)とMax/MSP 4.6(およびJitter 1.6)は、同じハードディスクに共存させることができます。これは、Cycling74フォルダが異なる場所に作られるから、です。なので、気軽に新バージョンを試すことができますよ。

ユニバーサル・バイナリー版Max/MSP/Jitterのダウンロード:
http://www.cycling74.com/downloads/mmjbeta

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■オブジェクトのユニバーサル・バイナリー化

ユニバーサル・バイナリーのパブリック・ベータ版とともに、エクスターナル・オブジェクトをユニバーサル・バイナリー化するSDK(Software Development Kit)も公開されています。こちらはMax/MSPだけでJitterのSDKはまだみたいですけどね。

で、さっそくやってみました、オブジェクトのユニバーサル・バイナリー化。題材に使ったのは、懐かしのspeechオブジェクト。これは運が良かったのか(?)、あっけないほど簡単でした。ドキュメントを読みながら、ゆっくり作業したんですが、それでも半日もかからずに移植完了。

従来はMetrowerks社のCodeWarriorを使ってオブジェクト開発をしていたわけですが、ユニバーサル・バイナリー版はApple社の純正開発環境であるXcodeを使うことになります。IDEやコンパイラが異なるので変換は大変と思いきや、要は既存のXcodeプロジェクトにソース・コードだけをコピーする単純な方法を取ります。

speechオブジェクトでは、OSレベルで変更になったAPIを整えただけで、Max関連部分はまったく手を加えずにコンパイルが通りました。speechオブジェクトはPPC化はしたものの、OS X化はしなかったので、これで一挙両得。何年も前のソース・コードがそのまま使えるなんて、文字通り有り難いことです。拍手、拍手。

すでに、自作オブジェクトのソース・コードを持っている人は、ドキュメントの「Getting Started」と「Copying an Example Project」に従って作業をするだけで、取り敢えずの移植作業ができますよ。もっとも、speechオブジェクトの場合はOSのAPIを使っているので、ヘッダ検索パスとフレームワークの追加が必要でしたが、この手の作業をしている人なら難なく分かりますよね。

Max/MSP Universal Binary SDKのダウンロードとドキュメント:
http://www.cycling74.com/twiki/bin/view/ProductDocumentation/MaxUBSDK

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■謎のページが密かに登場

「トランスMaxエクスプレス」が入手困難になって、いろいろお問い合わせをいただくのですが、私も僅かな保存分しかなくって、お役に立てないでいます。出版社は元より店頭在庫もきれいさっぱりナイみたいです。2万円とか3万円とかの値段が付いているオークションやユーズドも見かけますね。

実は、発刊当初にトランスMaxエクスプレスは各自3冊買ってください、って言ってたんですよね。1冊は常用、もう1冊は保存用、最後の1冊は売却用、って。半分冗談で半分真面目な話だったんですが、本当にマジになっちゃいました。約5年で定価の3〜4倍で取引されるんですから、投資目的としても優良物件だったわけです。

とは言え、あまり自慢にならない話ですし、筆者がキャピタル・ゲインを貪るわけにもいかないし、ロングテール効果はどこいったんだよ〜と嘆かざるを得ません。まぁ、この手の書籍が発売されたら、その時こそは3冊購入されることをお勧めします。ほんと、お願いしましすよ〜(笑)。

などと考えながらトランスMaxエクスプレスのサイトを眺めていたら、あらぬところに隠しリンクがあり、謎のページに飛ぶことに気が付きました(って白々しいか...笑)。真っ黒な背景にSFチックなホワイト・ブルーの文字が浮かび、英文がずらずらと並んでいます。これって一体なに??(ってまたまた白々しい)

英文を読めば、なんとなく予想が付きますが、具体的なことは何ら明らかにされてませんね。まぁ、予告編かディザー広告ってとこでしょうか。おいおい真相が明らかになるに違いありません。ただし、書店や出版社などに問い合わせても、誰も何も知りませんから、それはご遠慮くださいませ(って誰が書いてるんだろう?)。

トランスMaxエクスプレスのWEBサイト:
http://max.iamas.ac.jp/

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■IAMASオープンハウス開催

夏の風物詩、ってなわけはないですが、またまたやってきましたIAMASのオープンハウス。今年は8月5日(土)と8月6日(日)の2日間。公開講座、ワークショップ、作品展示、サウンドイベント等々盛り沢山。IAMASって何だか怪しげな学校ってイメージも少なからずあると思いますが、この機会に遊びに来ていただければ幸いでございます。私(赤松)は両日ともウロウロしていますし、8月5日はブレッドボード・バンドにて演奏いたします。

IAMASオープンハウスのWEBサイト:
http://www.iamas.ac.jp/openhouse/

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■ブレッドボード・バンドはISEAへ

そのブレッドボード・バンドは最近海外進出展開中で、ロンドン,パリに続いて、8月はアメリカ、サンノゼで開催されるISEA2006(国際電子芸術会議)にて演奏します。8月11日はパークサイド・ホールにて単独公演、8月12日はファースト・ストリート(1番街?)にて多数のアーティストが出演するお祭り的(?)コンサートに出演することになっています。

ISEAは、どちらかと言うとお堅いシンポジウムや論文発表などが主体なのですが、アートショーも結構充実していて、Ryoji IkedaからSurvival Research Labs(SRL)まで多彩な面々が参加しています。個人的にはハイ・テクノロジーを駆使するダンス・カンパニーTroika Ranchや、ビデオ・アートの大御所Bill Violaなどを観るのが楽しみです。日本からはThe Sine Wave Orchestraも参加するそうです。

ちなみに、ブレッドボード・バンドは「コンピュータはもうオシマイ」という基本スタンスなのですが、詳しくはDSPマガジン#1039やWEBサイトをご覧下さいませ。

ブレッドボード・バンドのWEBサイト:
http://www.breadboardband.org/

ISEA2006のWEBサイト:
http://isea2006.sjsu.edu/

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http://dspmag.iamas.ac.jp/

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