タイペイ4日目〜散策



昨夜のスナックではワインを随分飲んだが、起きてところ平然だったのに驚く。普段なら少量でも二日酔いっぽい頭痛がするのだが。今日は雨が止んで曇りがちで風が強いが良い気候となる。

この日は昼からコンサートで、第1部は台湾若手アーティスト集合といった趣向。PEIは台湾ネイティブでアフリカンっぽい出で立ちの小柄な女性。Chih-Hung Wengはプチブル的作曲家っぽい風貌で、ロンドンで学んだと言う。どちらも、テープ音楽スタイルで、無人のステージは暗転したまま音楽だけを聴かせる。オシレータ&フィルタ系電子音で構成され、攻撃的で耳に痛い音が多いのが特徴か。Anchih Tsaiは根暗少女っぽい印象で、ラップトップ・スタイルで演奏。音楽は一番良いと思ったが、音は思い出せない(苦笑)。MUはラップトップ・デジタルノイズで、うるさいが迫力に欠けていたかも。最後のTaipei Sound Unitは3人組で、テクノっぽいビート感も交えた電子音で構成されている。短めの曲ごとに一人ずつ登場して演奏に加わって行くのがスタイリッシュだが、人が増えても人が増えただけの意味が見出せないのが逆効果。

夜まで時間があるので、数人で近くの市場へ出掛ける。混雑した狭い路地を抜けるうちに、他の人とはぐれてしまい、JoshuaとRandyと鈴木くんとで遅い昼食を取る。市場の中の庶民的なビュッフェで、総菜が沢山あるのが楽しい。食後は市場と公園を抜けて中正紀念堂まで歩く。夕方で既に閉館していたので銅像には再会できなかったが、近代にもかかわらず、一個人のためにこれだけ広大な公園と建物を造るあたりに、台湾の歪んだ政治事情を感じざるを得ない。

第2部のコンサートはコミカルな要素もあるEric Linのノイズ音楽で始まる。2番目は今回のディレクターであるDajuin Yaoの演奏で、雄大で重厚な音がうねりながら重なる貫禄たっぷりの音楽。彼の奥さんの声を元に、SuperCollider1(!!)でグラニュラー合成しているそうだ。最後は、Carl Stoneの登場。前半はアンビエントっぽい穏やかな音が続く。新しいテクニックのようで、レゾナント・フィルタ付きフィードバック・ディレイを元にしているように思えたが、どうなんだろう? 後半はお馴染みの周期的にサンプル断片が立ち上がるスピーディな演奏をたっぷりと聴かせる。シンプルで効果的なアイディアも素晴らしいが、Carlはセンスの良い優れた演奏家だなと改めて感心する。

コンサート終了後はまたまた数人で食事に出掛ける。今夜は海鮮料理で、生け簀や氷台から新鮮な魚介類が料理されて円卓に並べられる。どれもかなりおいしくって大満足だが、強い中国酒で何回も乾杯があり、相当酔ってしまう。途中、tn8嬢の話題で歓声とブーイングが沸き起こる。Yaoさんも学生らも皆知っていたので、台湾でもかなり有名らしい。


Posted: 土 - 5月 22, 2004 at 07:08 午後      


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