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イノセンスに泣けるか? 宇野誠一郎作品集 I


野誠一郎。この名前を聞いたことがなくても、この人のつくった曲は昭和30年代後半から40年代後半までの生まれの人は必ず耳にしていると思います。

uno_seiitirou_sakuhinsyuuふしぎなメルモ、一休さん、さるとびエッちゃん、悟空の大冒険、W3など。
これらのアニメーション番組の主題歌の作曲家、宇野誠一郎の作品集 Iが出ています。

ドリーミーポップとでも呼べばいいのでしょうか、この中の曲の多くは昭和40年代のTVアニメーションの主題歌で占められていてます。
まだ高度成長期だった頃の日本で生まれたこの曲群を当時子供だったいまの大人たちはどう聞くのでしょう。

この中でとくに聞いてほしいのはやはり、一曲目のふしぎなメルモの主題歌です。小西康陽も大人になってから聞いてその美しさに泣いたというこの曲をあなたはどう聴きますか?

そう、私も泣きました。
三十過ぎてもうすぐ四十になろうという大人が…。こういう無垢な声に弱いのです。

ライナーで作曲家本人が曲の述懐をしている部分があり「ふしぎなメルモ」の箇所で、この歌い手のいいところは欲が出ていないところだ、と語っています。
さらに宇野はずっとリズムを追求していたと語り、ライナーの最後では後進に向けて自らの仕事を失敗例としてもかまわないのでその試行錯誤を記憶し出発点にせよと語っています。
(このライナーがすばらしく、濱田高志という方の8年に及ぶ取材の中から構成されていて、とくに「ふしぎなメルモ」や「悟空の大冒険」における宇野と手塚治虫とのエピソードでは天才手塚治虫のアニメーションに懸ける執念を読むことができます)

アニメーションの主題歌をまとめたものはコロンビアなどからいろいろな形態ででていますが、作曲家別にこのような形でまとめて聞けるものは今までなかったと思います。さらに価格もアニメーション関連作品のCDにしては珍しく2300円という廉価になっています。

アニメーションの曲をわざわざ買ってまで聴かない、という人にこそ聴いてほしいですね。


Posted: Sat - June 12, 2004 at 03:25 AM              excite automatic translation:   
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