「カニロボの気持ち」アンソニー・ゼアハット先 日、はじめてオークションを体験しました。オークションで手に入れたのは「カニロボの気持ち」という一冊のSFコミックです。 私が長年探していたこの漫画は90年代の初めに講談社のアフタンーン誌で連載されていたものです。 今でこそ、漫画雑誌を定期的に購入することはなくなりましたが、当時読んでいたアフタヌーン誌で連載中の「カニロボの気持ち」は必ず読む漫画の一つでしたが、その印象的なラストカットにかなり驚いたのを覚えています。 連載終了後、コミックスが発売されましたが購入することはありませんでした。 いつのまにかそのコミックスも絶版になり、もう一度読んでみたいとずっと気にとめていて古本屋を訪れるたびに探していましたがもとの発行部数が少なかったのでしょうか、古本屋で見かけることはありませんでした。 十数年ぶりにこの漫画を読み返してみると、当時思っていた以上におもしろくてきちんとSFしている漫画でした。
「カニロボの気持ち」簡単なあらすじ 今回読み返しておもしろかったのは、夜空を眺めながらカニロボが自分自身の存在証明について考えるシーンがあり、そこで一瞬カニロボが悟りを開いていく場面でした。 この漫画のことを考える時いつも「サイレント・ランニング」という一本のSF映画が思い出されます。 「2001年宇宙の旅」の特殊効果でも有名なダグラス・トランブルの監督したその映画は、地球で育たなくなった植物を宇宙で栽培する計画があり、そのコロニーでおこる主人公とその中ではたらくかわいいロボットのはなしでした。そしてこの映画のラストシーンもまた衝撃的でした。 この二つの物語ではともに印象的なロボットの姿が描かれます。 サイレント・ランニングでは、主人公の意志を継いで植物を守り続けていくロボットが、カニロボでは未知の惑星に不時着した宇宙船のコールドスリープ中の乗組員を未知の外敵から守り続けるロボットが描かれています。 「カニロボの気持ち」の作者のアンソニー・ゼアハットはモーニングコミックスでも一冊コミックスを出しています。 彼は現在、ストーリーボード(絵コンテ)やアニマティックアーティストとして活躍していて映画「スパイダーマン2」に参加していたようです。 アンソニー・ゼアハット ホームページ Anthony Zierhut Storybord Artist / Animatic Artist アンソニー・ゼアハット スケッチブログ Sketchblog
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