とたんに、道の真ん中につむじ風が現れた。
ウィンドラ「ご氏名とは・・・
どこの雑魚かな!!?
イルハ「ハァ・・・ハァ・・・」
ウィンドラ「ディル!!来い!」
すると、となりに一回り小さいつむじ風が・・・。
ウィンディル「なにか?」
イルハ「二つ・・・!?」
ウィンドラ「やっちまえ!!ディル!!!」
ウィンディル「了解!」ゴォォォ・・・
ウィンディル「すまないが・・・死んで貰おう!!」
ウィンディルは高速で風をまき散らしながら飛んできた。
イルハ「チビは・・・そこで指くわえてだまって見てろ!!」
ウィンドラ「人が風にかなうとでも!?面白い!」
イルハ「勝てるさ!抜刀・・・『
風斬り』!!!」
そう言うと、抜刀の力を利用して、刀をウィンディルへと向けた。
ウィンディル「・・・!?なんだ!!・・・ぐ、グァァァァァ!」
ズゴォォォン!ウィンディルは横の木へ吹っ飛ばされた。
ウィンドラ「!!風を・・・斬った!?お主、何者だ!!」
イルハ「・・・これが・・・おれの知恵だ!!!」
ウィンドラ「・・・
天敵!!」
イルハ「次は・・・貴様だ!!ウィンドラ!!」
ウィンドラ「『斬風』の異名を持つディルが・・・ゆるさん!!」
イルハ「抜刀・・・『
風斬り』!!」
ウィンドラ「風舞の術!!!」ブワァァー・・・
ウィンドラの姿が消え、どこかへ消えた。
イルハ「出てこい・・・グゥ・・・こんな時に・・・」
町民「おい・・・昨日の泥棒だ!!なんだ?魔物と渡り合ってる!」
町民2「・・・!!あいつ・・・『鬼病』にかかってる!!」
イルハ「グゥ・・・おに・・・やまいだと・・・!?なんの!!」
ウィンドラ「エアイーター!!!」ギュオオオオ!空気を吸い込んでいる!!
イルハ「一刀流・・・『
風葬送』!!!」
ザシュッ・・・
ウィンドラ「通用・・・しない・・・!!」ゴォン・・・
イルハ「・・・・・」
町民「勝ったのか!!?やったー!」
イルハ「・・・まだ・・・いるだろう・・・?」
???「ばれてたか。」ギュオオオオオオン!
二回りおおきな魔物・・・!!
ウィンデシル「『斬風』に続き、『力風』までも・・・」
イルハ「貴様は・・・!?」
ウィンデシル「
この『神風』が世の末へ汝を送ろう!!!!
イルハ「・・・」
ウィンデシル「風舞の術!!・・・鎌鼬(かまいたち)!!!」
ガン!ガンガン!!周りの木や建物が音を出しながらスパスパと切れていく。
イルハ「グアァ!!くそっ・・・!」
イルハ「俺の気も知らないで・・・暴れやがって!!」
ドォン!!近くにあった木を殴り飛ばした。
ウィンデシル「乱暴なやつだなぁ、ごちゃごちゃうるせぇ!!」
ブシュッ・・・イルハの体に切り傷が!
イルハ「・・・ふざけんな」
ウィンデシル「なにか!!?」
イルハ「俺は・・・普通に暮らしてた!普通にだ!両親と・・・兄ちゃんと!!」
イルハの体はますます斬られていく・・・
イルハ「それを・・・許さねぇ!!許せねぇ!!!」

!!?

とたんにイルハの体が青い炎に包まれた!!
ウィンデシル「こいつ・・・『鬼』か!!?」
イルハ「・・・力が・・・感じる!!」
イルハの傷が治っていく。
ウィンデシル「鬼病か・・・気味の悪い小僧だ・・・!!」
イルハ「・・・知ってるぞ。『風』は『鬼』には勝てない。」
ウィンデシル「鬼病から鬼の力を引き出している・・・信じられん!!」
ウィンデシル「風舞の術!!・・・
神風鎌鼬!!!!!」
全てが斬られていく・・・!!
イルハ「人の気もしれないで・・・風ぐらい・・・斬ってやる・・・」
イルハ「抜刀・・・・・『
風斬り』!!!」
ボォン・・・とたんに鎌鼬が消えた・・・!
ウィンデシル「貴様・・・何者だ!!?」
イルハ「一刀流・・・・・『
風葬送』!!!」
ウィンデシルの体がゆがんだ!
ウィンデシル「が・・・コイツ!!!」
ウィンデシル「俺は・・・神風だぁ!!!」
イルハ「・・・神か・・・」
イルハ「教えてやろう。お前は神にはなれない・・・」
ウィンデシル「なにを!?」
イルハ「一刀流・・・・・」
ウィンデシル「・・・殺す!!!」
イルハ「・・・・・『=
鬼斬り=』!!!!!」
バン!!!ウィンデシルは粉々に散らばった!
イルハ「心を知れ・・・!!」
ウィンデシル「・・・
ココロ・・・!?」
イルハ「そうさ・・・」バタッ・・・


イルハは死んだ。イルハは・・・風に『ココロ』を教えた。
知っているだろうか?日本には風にいろいろな名前が付いている。
「やませ」や「台風」「春風」など、地方によって様々なものもある。
イルハは、それらとは違う「柔風」を教えた。
体で・・・心で・・・生命で・・・・・

今日もどこかに・・・風は吹く・・・・・・・・・・・・・



                 完