「十二人の怒れる男」と「十二人の優しい日本人」


2つのDVDを見比べてみました。

以前にも両作品は見ていたのですが、DVDが出たのをきっかけに見比べてみました。
前者は、ヘンリー・フォンダ主演のシリアスな米国映画、後者は三谷幸喜脚本のコミカルな日本映画です。
作風が全く異なるので、単純な比較はできないかもしれませんが、個人的な印象としては、やはり議論というのは日本人には向いていない、という感を強くしました。
「怒れる」の場合、1つの論点について、これでもか、これでもかという議論が闘わされます。「優しい」の場合、議論というよりも雑談が中心で、結論が出たのかそうでないのか、はっきりしないのに、いつのまにか次の論点に話が移ってしまう場面が多々ありました。「優しい」のようなやり方では、その場その場の雰囲気によって結論が大きく異なってしまうことになります。
近々、我が国の司法制度には「国民の司法参加」の名のもとに「裁判員 」という新しい制度が導入される予定になっていますが、いろいろと考えなければいけない問題がまだまだあるように思います。
ただ、「怒れる」についても、ほとんど空想としかいいようのないことに基づいて結論を導きだしていることがあり、これもまた大いに問題だと思いました(笑)。

Posted: 月 - 4月 19, 2004 at 10:58 AM        |