砂の器


実際には死刑囚との面会、文書のやりとりは厳しく制限されています。

昨日、TBS系列で放送されていたドラマ「砂の器」が終わりました。
最後のシーンで、本浦親子の対面のシーンがありました。父の千代吉は確定死刑囚、息子の秀夫はたった今逮捕されたばかりの被疑者という設定です。
ただ、実際には死刑囚との面会、文書のやり取りは厳しく制限されています。それも確かな法的根拠もなしにです。
監獄法9条は、
 本法中別段ノ規定アルモノヲ除ク外刑事被告人ニ適用ス可キ規定ハ拘禁許可状、仮拘禁許可状又ハ拘禁状ニ依リ監獄ニ拘禁シタル者、引致状ニ依リ監獄ニ留置シタル者、監置ニ処セラレタル者及ヒ死刑ノ言渡ヲ受ケタル者ニ之ヲ準用シ懲役囚ニ適用ス可キ規定ハ労役場留置ノ言渡ヲ受ケタル者ニ之ヲ準用ス但第三十五条ノ規定ハ監置ニ処セラレタル者ニ之ヲ準用セズ
と規定しています。かなり古い法律(明治41年公布)なので読み取るのが難しいですが、死刑囚に限っていえば、「死刑囚の処遇は被告人に準ずる」というものです。
 しかし、実際には法務省の通達によって一定の親族以外の者との面会、文書のやり取りは制限されています。どうしてこのような厳しい制限が課されているのかというと、死刑囚の「心情の安定」を図るためなんだそうです。
 法律よりも通達が優先的に適用されているということ自体が異常ですが、その根拠が死刑囚の「心情の安定」という非常に不可解なものであることは問題だと思います。
 ところで、余談になりますが、その昔、東京の後楽園ホールで渡辺謙さんをお見かけしたことがあります。かっこよかったですよ。

Posted: 月 - 3月 29, 2004 at 09:29 PM        |