ビーヘムのバンガロー
トゥバ人も知らないビーヘムのバンガロー
アバカンに少しもどったあたりを右の道に入り凸凹の悪路を1時間以上、いったい何時着くんだろうか。3台のクルマがビーヘムの辺に着いて、向こう側に見えるバンガローに向けてクラクションを鳴らした。川の音と発電機の音のせいか応答がない。オクサーナが、大きな声で叫ぶ。「ナターシャー!!!!」みんなも一緒になって呼ぶ。「ナターシャー!!!!」しばらくして小さなボートがモーター音をさせながら川を下ってきた。最初は荷物だけ積んで、戻った。今度は少しだけ大きめのボートに8人乗せ向こう岸の上流に向う。バンガローは別に予約はしていないらしい。しかし誰が来るのかわからないようなところにぽつりとある施設がどうやって経営を維持できているのかが謎だ。
ここのバンガローは、ロシア人がやっていてかなり丈夫な作り。5つのバンガローに別れて泊まることになった。ぼくはナオキと一緒のバンガロー。もう日が沈んできて、星が満天に降り注ぐ。流れ星がいくつも線を描く。夕食は、こちらが持ち込んだたくさんの食料をバンガローの人たちが料理してくれる。ナージャさんとチェチェックの最大のおもてなしだ。日本から来た10人みんな恩恵にあずかることになった。杯にアラガ(牛乳の蒸留酒)が入ると乾杯の時間だ。アーサーが素晴らしい演説をしてくれた。「ぼくはここに来るのはもう最後かも知れない。3回も来て思うのは、ホーメイや素晴らしい景色よりなによりここにいる人々が素晴らしいからなんだと思う。みなさんに乾杯!」バーニャは、まず女性が入り、続いて男性が入った。田舎風のバーニャはとてもいい。白樺やアルトゥッシュの葉が水に浸けて有りその芳香がいい気持ちだ。夜はナオキと暗い中、少し話した。トゥバのこと、結婚のこと、招待されなかった友だちのこと。
Posted: 土
- 9月 1, 2007 at 11:12 午後