クーラル・ナージェージダ60歳記念コンサート
トゥバの大劇場で、なぜか「与作」を歌う。
その前は、「ラヴイズオーバー」
ユービレイюбилейというお祝いの習慣で、トゥバの美空ひばり級の国民歌手クーラル・ナジェージダさんが60歳の記念コンサートを開くので、是非いらっしゃいという、そんな招待を受けての、今回のトゥバ訪問である。10年前にも招かれて、その時の盛大さがいまも忘れられない。いきなり案内された席が、当時の大統領オールジャク氏の隣だったのだから。
今回、アバカンからクルマでトゥバに入る時途中のドライブインで、オールジャク氏に偶然会ったのも、そのことを思い出させた。朝10時集合ということで、劇場に行くとまだ人もまばらで、日本人たちだけが律義に時間通り来たという感じだった。続いて現れたのは、ゲルマンさん一家。奥さんも子どものメルゲンも太りに太っている。なにしろ羊一頭を親子でぺろっと食べてしまう大食漢一家だ。この家族のおおらかさはすばらしくて、もし日本でトゥバの家族のドキュメンタリーを撮りたいという人がいたら一番に推薦したい家族だ。田舎も田舎、モンゴル国境のハンダガイテに住んでいる。もちろんホーメイは超の付く達人である。お昼近くになってやっとリハーサルがはじまってぼくらの通しをする。あいさつ、巻上のヴォイスソロ、小春の明烏抜粋、尾引、山川デュオ、そしてナージャさん、日本人全員を交えての「与作」。うまくいきそうな手応えだ。トゥバでパフォーマンスをするのにこんなにリハーサルをしたのは初めてだ。楽屋もにぎやかになってきた。見知った顔がたくさんいる。モングンオールが来れないので奥さんがチルギルチンのCDを持ってきてくれたり、アナトリーやションチョライやナチュン、たぶんぼくには知らない人はほとんどいない。本番前には、またもやボストルクで少し食事を取って、あとはほとんど楽屋で過ごした。同行のマークが、通訳をするナオキくんの衣装がいまいちというので、蝶ネクタイを田代さんに作ってもらったり、(名探偵コナン風らしい・・)最後のツメも完璧。ナージャさんのコンサートが大勢の拍手の中ではじまり、1部は、ナージャさんのヒット曲集、大統領カラオール・ショルバン氏や文化大臣の祝辞、爆笑コント、トゥバ歌謡曲、など盛りだくさん。トゥバクズにはマオも加わって素晴らしいカルグラ。休憩をはさんで、日本にも来日したアンサンブル「エネサイ」そしてゲナディスタイルの継承者クーラル・メルゲン、デンマーク人のクリスティンのセリエフルート独奏と続き、ガリーナさんが流暢な日本語で歌う「ラブイズオーバー」が終わると、ぼくら日本チームの出番になった。コンサートの後は、大宴会。食べきれぬほどの料理とお酒、スピーチ。そして午前2時過ぎまで踊りに踊った。
Posted: 金 - 8月 31, 2007 at 12:11 午前