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Published On: 7 28, 2006 02:44 午前
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セントマークスチャーチ


「フランシス・ベーコンは死ぬまで同じスタイルで、とやかく言われたでしょうか」

この旅のもうひとつの目的は、
リチャード・フォアマンの新作を観るためである。
『ZOMBOID』というタイトルのほかに
フィルムパフォーマンスの第一回とある。
昨年、リチャードが
「いままでみたいな作品は、今回で終わりだ」
と、神妙な顔で言うので、ちょっぴり感傷的になったものだ。
なんでもメルボルンで講義をした時に、
新しいアイデアが浮かんだらしいのだけど、
ニューヨークタイムスのインタビューで
「新しいスタイルにするというのは、リスキーではないですか?」
という質問の答えの最後に、
「フランシス・ベーコンは死ぬまで同じスタイルで、とやかく言われたでしょうか」
ということを言っていたのを読んで安心していた。
午後7時半前に劇場に着くと、リチャードが入口にいた。
「11月に京都に行くよ」
「なにか手伝えればいいけど」
「芝居は?」
「来月、ジブリッシュで芝居をつくります」
「ZOMBOID 」にもジブリッシュが出てくるよ」
「それとフレーブニコフの詩も使って」
「あのロシア語をどうやって日本語にするのかね」
そうこうしているうちに待ち合わせしていたJZが来た。
「そのズボンは何?」
ブルーの迷彩ズボンを見てリチャードが言った。
「新しいプロジェクトにわくわくしてますよ。体調は?」
リチャードは、昨年心臓のバイパス手術をしたのだった。
「問題ないよ」
たしかに昨年よりかなり痩せていた。

さて、劇場に入るといつものように張り巡らされた糸。
糸に意図あり。
ヘブライ語の描かれた大きな眼球。
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Posted: 月 - 3月 20, 2006      


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