スジャータの「食」物語 その3
エジプトの食 ごちゃまぜコシャリ
    

1.
  
こんにちは。ご無沙汰しております。

  スジャータはただいまカイロにおります。友人がカイロに在住のため押し
掛けて来ました。カイロは大都市で本当に埃っぽく決して快適な街とは言えま
せんが、ピラミッドはやはり感動します。よくも4500年も前に人間が造っ
たなとつくづく感心してしまいます。エジプト人は、みんな異常なほどに愛想
がよく「ピラミッドでも一緒に写真をとってくれ」としつこいほどに人懐っこ
い人々です。

  知らない人と写真をとってなにがおもしろいんだろう?と思いますが、イ
スラム教の国で女性と一緒に写真をとるなんてことはできないからか外人なら
ばということがあるのでしょう。もちろんこれはエジプトに限らずイランでも
そうです。しかし、皆なんだか楽しそうです。

  日本人の感覚だとこれほど街で知らない人にニコニコしていたら変な人だ
としか思われないでしょう。もちろん、日本では知らない人に話しかけたりな
んてことも考えられませんし・・・ 人間と人間の距離が短く人との付き合い
が身近です。日本なんかに比べよっぽど人間らしい生活だと思います。 


2.

  重症の筆不精のためすっかりご無沙汰してしまいすみません。4月にエジ
プトに行ってきました。去年カイロ赴任となった友人を訪ねことが目的だった
ため、エジプトのことをなんにも予習もしていかなかったので「ハトが食べら
れるらしいが、それ以外はエジプトも他のイスラム教国と同じ羊の国でどこに
いってもシシカバブにナンだろう」ぐらいでたいした期待もしていませんでし
た。

  しかし意外にもエジプトにはチーズやスパゲティーそして日本のお米と同
種のジャパニカ米を食べているのです。もちろん、ヨーロッパのような洗練さ
れたチーズではなく、日本のように色々なソースのスパゲティーがあるわけで
はありませんが、羊ぐらいしかないだろうなんて考えていたのはあんまりにも
エジプトに対して失礼でした。

  庶民の料理にコシャリという料理があります。お米、マカロニ、細かく切
ったスパゲティー、レンズ豆、ひよこ豆などにトマトソースをかけた混ぜご飯
です。別盛フライドオニオンをかけて食べます。「なんかごちゃまぜで気持ち
悪い」なんて思いますが、これがけっこういける味なのです。お米の中につる
っとしたマカロニあり、ほくほくとしたひよこ豆、さっぱりとしたトマト味の
ソースに油味のオニオンがとてもよく合い意外、にもぐもぐと食べてしまいま
した。

  しかし、やっぱり炭水化物ばかり、それほど大きくないお皿にもられたコ
シャリを食べきることはできませんでしたが・・・。 どこからどのようにし
てスパゲティーを切り刻んでお米と混ぜるようになったかは不思議ですがエジ
プトでは立派に市民権を得た庶民の味で、コシャリだけを売るお店もあります。
      
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