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パパイヤで はらいっぱい 松木まこ東南アジアに行ってそこでパパイヤを食べたことのある人にとっては日本 のデパートやスーパーなどで売られているそのものの値段をみて、それはびっ くりしたことでしょう。 なんでこんなに高くなってしまうのでしょうか。ス ターフルーツなどは現地では売っているのを見た事もないような「くず」みた いなものが信じられないような値段がついています。 下の写真は隣の家にはえていたパパイヤの木が風もないのに或日突然折れ た時のものです。ならべられている実の内部はもう熟していて黄色い色に変っ ていました。 「これは隣の木からのものだから隣の家のものではないか」と 云った私にアマさんは「うちに倒れ込んできたのだからうちで食べてもかまわ ない」と云ってそれから毎日、この大きなものが1個づつ食卓に出されてきま した。倒れ込んできたのが1本ではなくそれも3本でしたから、それからしば らくはパパイヤ攻勢にさらされたという訳でした。 日本の値段ばかり高くてみるからに美味しくなさそうなパパイヤを種を買 う積もりで買ってみました。もちろん現地のものの方が美味しかったのは云う までもありません。しかし種は正直に芽をだしてくれました。秋にはこどもの 背丈ほどになりましたが寒くなる前に部屋にいれてあげましたが冬をこす事は できませんでした。ただ、この特徴のあるヤツデみたいな葉を見ていると心は 赤道直下でした。
風もないのに折れたパパイヤの木とその実 鳥に食べられたパパイヤ(中は熟している) 半年でこんな実がなる(マレーシア) 日本で芽を出したパパイヤ(東京、屋外) たわわに実をつけたパパイヤ(マレーシア) 夏にはここまで育った(冬は越せなかった)
1年4回のお正月、マレーシア 松木まこマレーシアにはお正月が4回もあると云ったら、皆さんはどうお思いです か。私はマレーシアで生活していた時、現実にこの4回のお正月を体験し、ほ のかな幸福感を味わっていました。 第1回目の正月は日本の正月と同じで1月1日です。これは他の正月と比 較して一番、規模が小さく会社の休みは元日のみです。良くて大晦日(おおみ そか)と1月2日を加えて三日です。大抵のところは元日のみで普通の日曜日 と全く同じような感じです。現地の人たちも壁に飾られるカレンダーが新しく されるだけといった感覚です。でも、そこで暮らす日本人はやはり一年のしめ くくりで、何か改まった事をしなければととまどう事があります。そういう時、 私は街の大きなホテルに大晦日にチェックインして一泊して帰ってくる事にし ました。晦日そば(みそかそば)ではなくバイキングの夕食をとると部屋に戻 り持ってきた短波ラジオでNHKの紅白を聴いていました。 第2回目の正月は旧暦でおこなわれる「春節」です。今年は2月の5日で す。これは中国人にとっては一番楽しいものです。会社も1週間から多い所は 10日以上もお休みになります。私の所のアマさん(お手伝いさん)も中国人 だったので、この時はお休みで「くに」へ帰ります。もう、1カ月くらい前か ら市場や超級市場(スーパーマーケット)に通い色々なお土産を買い集め、い よいよその前日になると大きな袋を二つも三つもさげてバスに乗っていきます。 私も紅包(アンパオ)に赤いお札(10リンギット札)を何枚か入れてプレゼ ントをします。
マラッカ近郊の民家 記事とは関係ありません3回目のものはマレー系の人の為の「ハリ・ラヤ・プアサ」、イスラム暦 の元日に行われるものです。この日の前、約1カ月は日本人の間でも今は知ら れている断食月(ラマダン)です。太陽の出ている間は一切の食べ物を口に出 来ないという断食の期間です。私などは一食、食べなくても音を上げる方です から、これを1カ月も続けるのは、それは大変な事だとわかります。それを完 成させてのハリ・ラヤ・プアサですから、それだけでも大変な喜びです。また、 当日、街を歩いてみると新調した色とりどりの民族衣装をきたマレー系の娘さ んが見られます。ただ、ハリ・ラヤ・プアサはイスラム暦の関係で毎年、日に ちは少しずつ早くなります。私が住んでいたころは日本の夏ごろでしたが、今 年は1月の8日頃だったと思います。 4回目のものはインド人のための正月です。これは「ディパバリ」と呼ば れるものです。11月ごろだったとおもいます。会社では前のハリ・ラヤ・プ アサが1週間くらいだったのに対して5日くらいでした。やはり、どの民族も やる事は同じで、その前日にインド人の良くいくような市場をのぞくと、人、 人、人で大変な混みようです。色とりどりの衣装、インドのお香、映画俳優の 写真、各種スパイス、お花の飾り物などなどといろいろと売っていて目を楽し ませてくれます。このようにして、各人種ごとの異なった正月を全部体験して みて、それは観光以上に楽しいものでした。
マラッカ川のクルージング 日本人はあまり(殆ど)乗っていない 記事とは関係ありませんもどる