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Keynote使い倒し講座

OmniOutlinerとOmneGraffleを使って
美しいプレゼンテーションをすばやく作る方法

 

なんといってもKeyNoteなのだ。プレゼンはこれに限る。OS Xの機能QuwarzのおかけでPowePointの数倍美しい表現ができる。

だからといってKeyNoteを使えば誰でも説得力のある美しいプレゼンを作成できるわけではない。それなりの準備と知識がなければ、使い倒せるわけではないのだ。

というわけで、KeyNoteを上手に使いこなす知恵をこのサイトでは授けようというわけだ。

まずは、MacFan誌に紹介された私の手法をご紹介しよう。同誌のエッセイ欄「Macを連れて散歩に出ようよ」や「お卓拝見」で何度も持ち上げたOmniGraffleだが、やっぱり画面を見せながら話を展開すると印象が違うので、ここに加筆修正の上、採録することにする。

 

Step 1
頭の中のイメージを
スケッチ

 では、さっそく僕のプレゼンテーション作成手順をご紹介することとしましょう。
 まず最初は頭の中にあるイメージの書き出しです。
●何を問題として取り上げるべきか。
●その問題はどういう要素で構成されているか。
●問題と問題の距離感はどれくらいか。離れているか。それとも近いか。
●誰をプレゼンの対象にするか。
 とりあえず頭に浮かんだことをセクション・ペーパーに書き出します。できるだけ全体像を描くようにしますが、どこか抜けていてもかまいません。後から見て思いついたらまた書き足せばいいのです。

 

idea sketch  ここでのコツは似たもの同士をグループにまとめながらそれそれの位置関係や距離関係をスケッチすることです。そして、それぞれの項目を吟味して、それが親の概念か、それとも子の概念かを見きわめて序列をつけます。完璧を期することはありません。
  この紙は最後まで保存しておいてください。


手書きによる全体設計図を見ながら、Outlinerに向かい、プレゼンでのパーツで展開するべき要素をまず書き出す。

Step 2
OmniOutlinerで
たたき出す

  そして一通りイメージを出し終えたかなと思ったら今度はこの紙を見ながらOutlinerに向かいます。
 この段階では、この後Graffle に作成したOutlinerのデータを取り込むことを前提にして作業をします。つまり、Graffleに出力された仕上がりイメージを頭に浮かべながら前後関係を入れ替えたり、序列さらに細分化したりします。
 最初に全体イメージをスケッチしておくとこの作業がとても展開しやすくなります。

Outlinerで書いたファイルをGraffleで開くと、あら不思議、チャートになって現れる。これはそうしてできたものをさらに整形したもの。→



↑実は、ぼくはこの段階で、ちょっとした工夫をしていろ。毎回形や色で悩むのは時間がもったいないので、あらかじめスタイルをいくつか作って登録してあるのだ。
登録設定はGraffleの「環境設定」にある「アウトラインの読み込み」でおこなう。
具体的には、まず「スタイルグループ」で新規のスタイルを追加する。
次に、「レベルスタイル」で好みのラインや、レベル毎のスタイルを決める。線の太さ、形状、色、あるいはレベルの形、塗りの色、透明度などはあらかじめここで設定しておく。
この仕込みがあるおかげで、そこそこ美しい、自己満足可能なチャートが瞬時にできあがるのだ。

Step 3
OmniGraffleで
読み込む

 だいたいこれでいいかなと思ったら、Outlinerのデータを保存してから、そのファイルをGraffleで開きます。ここが一番感動する部分ですが、ともかくもうそれだけでチャート化された図が出現します。えっと思うくらい一瞬にしてチャート図が出てきます。
 でもそれで満足してはいけません。せっかくこんなに簡単にビジュアライズされた図が出力されるのですから、省力化された分をもっとクリエイティブな努力、つまりより美しく、より分かりやすくすることを目指すべきです。
  僕の場合はとりあえずチャート化された図にピクトグラフを添えることによって概念イメージを強化したり、無味乾燥なイメージにうるおいをもたせる努力をしています。
 

ステンシルにあまりたくさんピクトをつめこみすぎると立ち上がりが遅くなるのでおすすめできない。これは悪い例。暇になったら少し整理するつもりでいる。→



↑Aquatintを使いこなすコツは、Graffleのパレットに登録した素材をいったんドキュメント上に置いて、選択された状態のまま実際に使うサイズにまで拡大した後、「編集」メニューの「…としてコピー」で「TIFF」を選択すること。
そしてAquatintを開き、左側のウィンドウに「ペースト」すると、あら不思議、右側の画面に立体化された画像が現れる。
後は、好みで色調、彩度、明度を変更したり、透明化したりするだけだ。
最後に、「ファイルサイズ」で使用サイズを決めて「コピー」し、再びGraffleに戻ってペーストするだけだ。

【注意】この機能はOmniGrafflePro 3.0.1(v51)では使えない。OmniGraffle 2.2 (v34.26)までは使えた。バージョンを上げても古い方はそのまま残しておくことをおすすめする。

Step 4
ライブラリに仕込む

 OmniGraffleには「ステンシル」という機能があって、あらかじめよく使う図形や画像を登録しておくとドラッグ&ドロップでいつでも使えます。この機能を利用して、チャート図に使えそうないろいろな人物シルエットやピクトグラフをライブラリ化し、使い回しが利くようにしています。
 これらの画像データは素材集から持ってきたものもあれば、自分で作成したものもあります。
  ポイントはできるだけモノクロの画像でシンプルなシルエットのものでライブラリを構成するように努力していること。
  その理由は簡単です。そういう画像だと、簡単に透明にしたり、立体化することができるからです。えっと思われる人もいるでしょう。
  実は、ここでもう一つ別のシェアウェアを利用しているのです。Aquatintというアプリケーションで、これを使うと一瞬で透明感のあるピクトグラフや、ガラスっぽいアイコンが作成できます。
 そうやって作った素材を使うのは、素材が主張して、本来伝達すべき概念の構造や、発想の流れの理解を妨げることがないようにという配慮からです。だからシンプルでモノトーンな素材にこだわるのです。

 

Step 5.
カラーコントロール

 素材の仕込みも重要ですが、カラーコントロールも同じくらい重要です。プレゼン制作中に色で悩むと肝心の内容の詰めに回す時間が圧縮されるからです。
 僕の場合、最終的にはKeynoteに持っていくことを考えて、あらかじめKeynoteのカラーチャートを読み込んであります。
 また、WEBで上手なカラーコントロールをしているサイトを見かけたらサンプリングして、カラーパレットに登録するようにしています。
 これで、仕込みの話は終わりですが、この作業をきちんとやっておくとプレゼン制作作業がとても楽になることを再度強調しておきます。

graffleで作成した最終に近いイメージ。これを実際のプレゼンの展開に合わせてパーツ単位でカット&ペーストする。↓



→Graffleで作成した最終イメージの上にさらに別の要素を載せた。Keynoteでのプレゼンがだいたい完成した後で、見直ししていて、要素を追加したくなる場合もよくある。そういう意味からも、graffleで作った画面をそっくり持ち込むよりも、要素に分解して持ち込んだ方はいい。

Step 6.
Keynoteへの展開

 最後のステップは、「書き出し」です。展開については別途お話します。
  Outliner>Graffleという流れで作業した後、完成した素材をアニメーション展開を前提に、パーツ単位で選択してファイル名を付けます。
  もちろん、一度に書き出してもいいのですが、それよりは要素を分解して展開したほうが理解を得られやすいからです。また、よく使う要素はライブラリに登録し、その都度必要に応じて使い回せるというメリットもあります。
 書き出しのファイル形式は、PNG形式をおすすめします。透過設定を生かせ、プレゼンの背景にシームレスに溶け込むからです。

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