一日遅れの「煤払い」 


このところ忘年会続きでBlogへの書き込みもさぼりがちだ。なんか書き込んでおかないとこのままずるずると手を抜きそうなので、無理矢理テーマを決めて書くことにする。

こういうときは、余丁町散人のように「今日は何の日」的なテーマに限るのだが...... 


で、間抜けだけど、昨日12月13日は「煤払い(すすはらい)」の日だった。本当は忠臣蔵の討ち入りの方がてきせつなのかもしれないが......。

「煤払い」といっても、最近じゃリアリティがない。だいたいどこを探しても今時は電気炊飯器だから払うべき煤もないもんね。
「子供の頃、岩手の実家は台所が土間で、ご飯は薪で炊飯していた」なんて子供たちに話しても、それは明治か大正の話かなんて言われてしまう。それどころか「土間って何」とくる。
まったくいやになってしまうが、それでも宮崎駿監督の「となりのトトロ」のおかげで多少はイメージが伝わるらしい。
「だからさあ、トトロに"スス渡り"ってでてきたでしょ。あれのことだよ」と説明してようやく納得したような顔をするけれど、ほんとうのことはわっていないのだろうなあ。ため息が出てしまう。愛知万博では、僕が子供の頃にはふつうだった「サツキとメイの家 」を再現してくれるらしいが、わざわざそのために名古屋まで出かけることはないだろうな。

というわけで、煤なのだが、昔は薪や炭などを屋内で直接もやして火を利用したので、年末にはかなりの煤や塵がたまった。僕が雑誌BOXで「田舎売ります」なんていう企画をやっていた1980年代までは、田舎にも電気やガスが普及したとはいえまだ囲炉裏も釜場も残っていた。といっても実際にご飯を炊くのはすでに電気炊飯器でしたがね。それでも、囲炉裏なんかは結構使われているせいか、毎年「煤払い」の日には、箒(ほうき)や叩き(はたき)で、神棚の煤をはらう光景はまだ残っていた。

というわけで今日は、一日遅れで我が部屋の「煤払い」。出てくるのは、煤ではなく捨てられないでいるジャンクと化したコンピュータ類の埃。それを払っていたら、一日が暮れてしまった。 


Posted @ 日 - 12月 14, 2003   09:13 午後
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