前口上このページは、私の所有するオーディオ機器に関して、blogの各エントリや他のサイトからの情報などをまとめておくためのものです。個人的な忘備録、簡易リンクとしての収集の成果なので、あまり参考にはならないかもしれませんが....
![]() システム全景。6帖の部屋にスチールデスク、ベッド、本棚、パソコン、くわえてオーディオが同居しているので、かなり狭くなっています。ドアや収納の位置関係から、オーディオは全体に部屋の右側に寄せざるを得ず、左SPの直近にスチールデスクがあるので、特に左SPの位置はクリティカルです。 ![]() ラックは自作です。板の大きさは600mm x 450mmと大きめですが、太めの柱を立てようとするとこのくらいの余裕が必要になります。本当は良いラックも欲しいのですが、音質的に満足がいき、デザインが良いものとなると押並べて高価な製品になってしまいます。 ラック自体は、ただのラワン合板やパイン集成材ですが、昔、スピーカーのアンダーボードとして作った桜集成材の板が余っていたので、これも併せて使っています。 Integrated Amplifire(プリメイン・アンプ)
日本では「プリメイン・アンプ」というのが普通のようですが、諸外国では Integrated(インテグレーテッド)すなわち「統合されたアンプ」というのが一般的のようです。Googleの検索結果で見ても、「Pre-Main Amplifier」だと2万件未満、しかも日本語サイトが多いという状況。ネイティブには通じない、いわゆる「じゃぱにーず・いんぐりっしゅ」ってヤツですか。
2006年2月22日、アールズ大傍氏より購入。
[ Primare Systems AB : I21 ]![]() Primare Systems AB(プライマー・システムズ社): I21 - 諸元表
部屋の照明が全般に電球色なのと、デジカメ用のスタンドがないのとで、写真の色はあまり上手く出せていません。 ![]() サイドから見るとヘアライン仕上げの美しさがよく分かります。トップカバーはコの字型に折り曲げられていて、サイドと一体化されていますが、厚みはかなりのもので、2mmほどあるようです。 フロントパネルは本体から少し浮かされていて、デザイン上のアクセントになっていますが、間の部分にほこりが溜まりやすそうな気が.... ![]() 右下にあるロゴマークは、深く削り込まれています。 ボタン類は整然と並んでいます。左端から、CD、Tuner、Line1、Line2、Stand-byとなっており、スタンバイボタンの上には主電源スイッチのon/offを示すLEDがついています。主電源スイッチは、フロントパネルに向かって左側の底板についています。 [ 接続性・操作性 ]![]() 入出力のRCA端子は、上が左、下が右となっていますが、その間隔がかなり狭く、ゴージャスなケーブルは挿せません。ライン出力として、Tape outとPre outが1系統ずつ用意されています。 スピーカー出力も、裸ケーブルを固定するための穴が小さく、太い縒線は接続できない場合がありそうです。形状からして、単線を接続するのに向いているとは思えません。この手のケーブルを使う際は、Yラグで固定するのが確実でしょう。ただし、プラス・マイナスの間隔も広くはないので、あまり大きなものは使えません。Yラグ接続の場合は、内径6mmのものが使えそうです。
[ 中身 ]買って早々壊すのもイヤだし、トルクスネジで止められているので開けられないという事情もあるので、スキマから覗き込んで分かる部分と、メーカーの説明書きにある内容を総合して....
まず電源部。トランスは直径約14cmのトロイダル型で、800VAを保証、パワーアンプ部へは左右独立巻線とのこと。ブリッジダイオードも、もちろん左右別。フロントパネルの表示部・操作部、プリアンプ部、パワーアンプ部は、それぞれ独立したレギュレーション回路を通して給電される構成。なお、インレット側のGround端子は接続されていない。
次に増幅系。バッファーステージには有名なBurr-Brown OPA2134を使用。キャパシターはVishay製、初段にJ-FET、終段にバイポーラーを使用。回路が極力短くなるようデザインされ、デジタル式ボリュームコントロールや表面実装型のチップ部品を多用。(それゆえ、外見の大きさとは裏腹に、中身は驚くほどスカスカで、大型パーツを所狭しと並べる傾向の強い日本の中級以上の機種とは、設計思想からして真逆なんだなぁと感心したり。)
最後に保護回路。DCサーボ、DC遮断、プロテクションの3段階。
[ 音質など ]購入から半年近くが経って、もうそろそろ十分に落ち着いた頃でしょう(2006.08.15)。
一言で表せば、微妙な湿度感が通底する不思議な音色といえそうです。ウォームで柔らかい側面と、湿度感を伴った冷たさという側面が同居しているような、一風変わったキャラクターです。北欧系のオーケストラやジャズにも似た雰囲気があるので、これが北欧の音作りなのかもしれません。 出力こそ大きくはありませんが、スピーカーをドライブする力は十分にあるようです。柔らかく、伸びやかで深い低音が全体を支え、落ち着きのある音です。高音は刺々しさがなく、滑らかですが、切れるようなクリアさというよりは、霞(あくまで霞であってモヤではない)の中に吸い込まれていく音のように感じます。中音域は倍音成分が多く、豊かで深い響きです。 細かな点ですが、フロントパネルの表示を消すと、わずかに元気の良い音になるというか、クリアネスが増すようです。むしろ、より滑らかな音になると思っていただけに、これは少し意外な変化でした。電源にはけっこう反応するようで、電源ケーブルを替えるとかなり顕著な変化をします。 Compact Disc Player(CDプレーヤー)
昨今のA&Vブームに乗ってか、CD・SACD・DVD-A・DVD-Vなんでもござれのユニバーサル・プレーヤーが幅を利かせていますが、思うに、CDでも音楽を楽しむには十分です。持たざる者の僻みといわれればそれまでかもしれませんが、CDでさえ満足に音楽を再生できていない店は数えきれません。
CDで楽しい音を出せている店なら、SACDやDVD-Aをやればさらに凄いことになるんでしょうけど。 [ TEAC : VRDS-8 ]![]() TEAC(現Teac Esoteric Company)の廉価版VRDS搭載CDプレーヤー。ボディーカラーは、お世辞にもハイセンスとはいえないゴールド。日本のメーカーはやたらにゴールドの筐体を好むようですが、どうせならもうちょっと奇麗な色にしていただきたいところです。 それはともかく、ちょっと変わった機能として、オーバーサンプリング次数を8倍・16倍・24倍から、デジタルフィルタのカットオフ特性をワイド・標準の2種類から、それぞれ好みのモードを選ぶことが出来ます(つまり3x2=6通りの組み合わせ)。また、デジタルボリュームがついているものの、デジタル出力の音量を調整することは出来ません。
![]() フロントパネルに光デジタル出力があるあたり、ポータブルMD最盛期の製品であることが伺われます。 トラックの前後移動は回転式のつまみで行う仕様ですが、MDのように文字を選び出す必要もないし、つまみをグリグリ回すくらいならリモコンの数字キーでトラック番号を指定する方が早いので、操作性を考えてというよりは「デザインから入った」感が強いです。 [ 音質など ]使っているからこそ言えるものもあるということで、歯に衣を着せずいうと、ちょっと四角四面な音です。全般に音が固く、柔軟性に欠ける気がして、そこが不満です。足回りに木材系のインシュレーターやボードを持ってくることで多少緩和できますが、もう少し融通が利いた方が良いと思います。
低音は、輪郭は値段なりですが、締まりが利いている分、ボワボワした感じにはなりにくいようです。ただ、もうちょっとエッジが立って量感が豊かなら、もっと楽しい音になるでしょう。中音は厚みに不満が残りますが、良いケーブルを使えばそれほど気にはなりません。高音の伸びは今一つで、生来の固さと相まって、伸びやかさに欠けた苦しい印象を受けます。
オーバーサンプリング、デジタルフィルターの選択は、多少、音を変えます。オーバーサンプリングについていうと、8倍はもっとも素直ですが粗さも見え、24倍は粗さこそ見えにくくなりますがパワーがありません。デジタルフィルターの方は、ワイド側だと多少柔らかく、標準側だとちょっときつく感じることがあります。現在は、8倍/ワイドに設定しています。
Speaker System(スピーカー)スピーカーはオーディオシステムの音を決定づけるといいますが、半分は正しく、半分は誤りであると思います。スピーカーは音の出口ですから、それ以前の段階で失われた情報は何をやっても戻ってきません。良いプレーヤーがあり、スピーカーをきちんとドライブできるアンプがあって、音を正しく伝えられるケーブルがあってこそ、スピーカーがシステムの音を決定づけるといえるはずです。
現在のスピーカーは、TEAC(現Teac Esoteric Company)が輸入・販売している英国の名門TANNOY社のEYRIS 2です。Prestageシリーズとは、デザイン、音質ともに一線を画するシリーズで、モダン指向の製品です。A&Vに使われることも想定しているのでしょう。
ただ、TANNOY=Prestigeシリーズという先入観があるのか、年長者にはデザインの奇抜さ(?)でウケが悪く、若年層にはPrestige=オッサンでウケが悪く、なかなか売れなかったという事情があるようです。Dimensionシリーズも同様で、Eyrisシリーズともども、新品が半額近い売値でも長い間売れ残っていたようです。かくいうこのEyris 2も、新品を半額で購入したものです。
[ TANNOY : EYRIS 2 ]![]() ツイーターは1インチのハードドーム型で、2.2kHz - 44kHz以上という広帯域を受け持ちます。後部はアルミダイキャストの堅牢なボディーですが、ツイーターが固定されている部分はプラスチックのようです.... ![]() ウーファーは、最近では数が減ってきたペーパーコーンです。センターキャップが凹んでいるのも、あまり多数派ではない形といえるでしょう。こちらはメインのウーファーで、2.2kHz以下の帯域を受け持ちます。さらに、センターキャップが少し大きなウーファーがあり、こちらは200Hzのローパスでサブウーファーのような働きをします。 [ 音質など ]能率87.5dB(1W/1m @1kHz)・公称インピーダンス8オームというと比較的鳴らしにくい印象を受けますが、意外に反応は敏感です。また、42Hz - 44kHz(-6dB)という数字からは考えられないくらい、量感豊かで深い低音が出てきます。おそらく、倍音の出方が奇麗で、実際には再生できない帯域の音も倍音で聞こえてくるのでしょう。基調は優しいタッチで滑らかですが、緩いというイメージではありません。雑な音は出しませんが、クリティカルな音もちゃんと出してきます。
TANNOYの普及タイプには、オーディオ入門用やサブ用として人気の高かったmercuryシリーズがあり、かくいう私もパソコン用にmercury mX1を愛用していますが、これの持つ優しくフワリとした音色と通じるものがあります。また、SENSYSシリーズの、ちょっと背伸びした印象さえ受けるセンシティブな性格も引き継いでいると感じます。mercuryの艶めかしさとSENSYSの感受性の高さが融合したモデルとも言えそうです。
なお、現在は、ウーファーが同軸2Way化され、ツイーターをスーパーツイーターに転用したシリーズとしてEyris DCとして存続しています。
Cables / Wires(ケーブル)日本ではもっぱらケーブルといいますが、諸外国ではワイヤーという言葉も同じくらい頻繁に使われるようです。日本でも、スピーカーの接続に関してだけはバイワイヤリングなんて言ったりしますね。
ケーブル類は、基本的に次の条件を満たすことが必要だと思います。
取り回しの難易については、ガチガチに固められたケーブルがえてして閉塞感のある音を出しがちという点からも、あまり褒められたものではないように思います。まして、機器側の端子に負担をかけるようなケーブルは、そもそも問題です。
スピード感の統一は、倍音や位相とも関係しているのかもしれません。最近はハイスピードを謳った製品が多く出ていますが、高音ばかりが前にせり出してきて、低音が奥に引っ込んでしまう音をハイスピードと宣うものが少なくないように感じます。この手合は、高音の張り出しがアクセントになって、いかにもスピード感があるように錯覚させているだけです。
音に虚飾を配するのはダメですが、適度な色付けは「隠し味」にもなり得ます。「そのケーブルにした途端、目の前に世界が広がりました」的なケーブルは、それまでのものがよほど酷かったか、それが妙なクセを持っているからでしょう。妙なクセを持ったケーブルは、いわばジャンクフードのようなもので、すぐに飽きがくると思います。
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