パークに潜入、失敗じゃ!!


「ところで、○○○○○○○○○、どうした?」

いきなり女房から意味不明のご質問じゃ。
○○○○○○○○○の部分がよく聞き取れなかった……。
儂はよく意味もわからんまま「どうもしておらん」と、はずみで答えておりましたですじゃ。

「やっぱりねぇ……」

女房のヤツ、不敵な笑みを浮かべておる。
なんじゃろう? なんじゃろう? 帰りに買い物を頼まれた覚えもないし、結婚記念日にはまだ間がある。
儂が一生懸命思案しておったら、透かさず、

「もうやめたら?」

畳み掛けるような冷たい一言じゃ。
主語のない会話ほど、生返事は厳禁ですじゃ。皆さんもご注意くだされ。
では、今回はこれにて………。

終わるわけないじゃろ!!!!
メインテーマはここからですじゃ。
儂はちょっぴり頬を赤らめながら女房に、

「な、な、何を、やめるんじゃぁ?」

と、勇気を出してお聞きしましたじゃ。
すると、女房は呆れたような表情をして、


「ポストペットパーク!!」

おお、そうですじゃ、そうですじゃ。
今まですっかり忘れておりましたじゃ。
月々300円という大金を積んでポスペパークに入会したんじゃった。
ホント、すっかり忘れていましたよ。
入会したその日にバーチャルテレクラを堪能して以来、一度も潜入しておらんかった……。
忙しかったからのう………。
儂は忙しかった日々を、感慨深く思い出しながら、そっとタバコに火を付けましたじゃ。
すると、女房は呆れたような表情をして、

「この部屋、禁煙!!」

おお、そうですじゃ、そうですじゃ。
今まですっかり忘れておりましたじゃ。

儂はとりあえずその場を繕いましたじゃ。

「パークへはよく行っていますじゃよ。儂はもう常連さんじゃ。お前も見てみるか? 楽しいぞ」

すると女房は「うんうん」と興味たっぷりの目線で儂を見つめたんじゃよ。
初めて出会った頃のような、懐かしい目線じゃ。
儂は初々しかった日々を、感慨深く思い出しながら、そっとタバコに火を付けましたじゃ。
すると、女房は呆れたような表情をして、

「この部屋、禁煙!!」

おお、そうですじゃ、そうですじゃ。
今まですっかり忘れておりましたじゃ。(←ちょっとしつこかったかなぁ)

早速ネスケを立ち上げて、パークのゲートでパスワードやらを手慣れた手つきで入力しましたじゃ。
見ておれ、女房。
すると、

「ただ今混雑しておりますじゃ。後でまた来てくだされ」

と、冷たいメッセージが………。
10分後にまた出かけたら、

「ただ今混雑しておりますじゃ。後でまた来てくだされ」。

結局潜入は失敗じゃった。

「よくあるんじゃよ。せっかくつないだのに、意味がないなぁ〜、ハハハ」

儂は苦し紛れの言い訳をしたんじゃ。
すると、待っていたかのように、女房は透かさずこう言ったんじゃ。

「やっぱり、やめたら?」

チャンチャン。

でも、本当につながりが悪いんじゃよ。
プロバイダ、ソネットに変えようかなぁ。


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