ガセネタ通信:::Mac版:::



2006/06/11
新潟県に点在するMacOS 9の石碑の謎 -2-
前回お伝えした「MacOS 9を偲ぶ石碑」、それは一体どんな目的で誰が建てたのか………、石碑に記されている「越後マックユーザーグループ」、「施行 林原石材店」というふたつの名称から、その実体を調査することにした。

「越後マックユーザーグループ」と名乗っているこの団体、マックユーザーグループと称しているからには、アップルコンピュータに登録申請しているに違いない。
そう考えた編集部では、早速アップルのWebサイトをチェックした。




たくさん表記されているユーザグループの中に、「越後マックユーザーグループ」は簡単に見つかった。





そしてその詳細を確認してみた。





代表者の名前は、林原和男氏。
林原というからには、例の石碑を施行した「林原石材店」のオーナーに違いない。
林原氏にコンタクトを取ろうと思い、表示されているWebアドレスをクリックしたのだが、残念ながら「We're Sorry」、ドットMacのページは存在しなかった。

しかし、このまま話を終わらせてしまっては意味がない。
そこで、エリアとして記されている「新潟県柏崎市」と「林原石材店」を検索にかけてみたら、その住所や電話番号を簡単に調べることができた。

そして編集部では、林原石材店に直接電話をかけて、例の石碑についてお話を伺うことにした。

ところが、電話口に出た事務の女性は、
「林原和男は確かに当店の社長でございます。しかしながら、ただ今病気療養中につき、長岡市の赤十字病院に入院しております。申し訳ございません」
と、本当に申し訳なさそうに話してくれた。

林原氏が退院したらぜひお話を伺いしたいので連絡をお願いしたい………と、その旨を事務の女性に伝えたところ、その数日後、林原氏ご本人から電話をいただいた。
「越後マックユーザーグループ」の定例会を、近々赤十字病院の病室(林原氏が療養している個室)で開くので、ぜひゲストとして参加してほしい、その際に石碑の趣旨もお話ししたい………と言われ、当日の会費や交通費は林原氏が負担してくれるというありがたいお誘いを受けた。
…………会費?
…………そう言えばアップルのユーザグループ詳細には、確かに「会費/代表者が負担」という一文があった。



林原氏のご厚意(?)に甘え、スケジュールを調整した筆者は、氏が指定した日時に新潟県長岡市の赤十字病院を訪れた。
病室のドアを開けると、にこやかな笑顔を浮かべた林原氏と、もうひとりの女性が迎えてくれた。



一緒にいるその女性は、林原氏の実姉・スミ子さん(なるほど、よく似ている)で、「越後マックユーザーグループ」唯一の会員らしい。
確か「越後マックユーザーグループ」の会員数は3名となっていたはずだ。
その点についてお訊きしたら、
「もうひとりの会員は、ただ今募集中です。となりに住んでいたSさんにリーダーをお願いしていたのですが、先日亡くなってしまったんです………。
でも、Sさんの奥さんが代わりに入会してくれたので、今は3名です」
と、
林原氏は笑顔で教えてくれた。
募集中と言いながら会員を補填している。よくわからない会員数だ。





「それではそろそろ始めましょうか」という林原氏のひとことで、定例会が始まった。


……………林原氏は時折目頭を熱くしながら、Sさんの思い出話を約1時間30分、語ってくれた。
その脇でひとことも言葉を発することなく、何度もうなづいているスミ子さん。
……………これが「越後マックユーザーグループ」の定例会か?





Sさんの思い出話に一区切りついたのを見計らって、今回の目的である石碑についてお伺いしようとしたその時、
「林原さ〜ん、定期検査ですのでお願いしますね」
とドアが開き、車椅子を押しながら看護士が顔を出した。

林原氏は顔を赤らめて、ちょっぴり憤慨しながら、
「これからがいいところだったのに!!!!
せっかくの思い出話に水を差すようで申し訳ないですね。この続きはまた次回の定例会で改めて………」
と、何度も頭を下げながら、車椅子で颯爽と病室を去って行った。

残されたスミ子さんと筆者。

…………交通費の負担は?
…………次回定例会って?

釈然としない筆者の顔を見ながら、
「ここの最上階にあるレストラン、安くておいしいんですよ。ご一緒にいかがですか?」
と、気を遣うようにスミ子さんは笑顔で誘ってくれた。
そして、
「私が知っているSさんはね、ちょっと弟の印象と違うんですよ…………」
と、まるで遥か彼方の思い出を辿るように、満面の笑顔でこちらを見つめている。

気を遣っているというよりも、まるで「私の思い出話を聞いてください」とでも言うように、何度もうなづきながらこちらを見つめている。
なんとなく長い話を聞かされるような、嫌な予感がする。


(いよいよ次回、林原氏とのロング・インタビューを決行予定? つづく)

○記事および画像は、一部を除きすべてパロディーですので、決して信じないでください。
○画像の林原氏とスミ子さんは、実在する身内の人間ですが、名称等はフィクション上のキャラクタです。



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