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退化するお子さま専用ビール


いつの時代にも、おとなの世界にあこがれる子どもたちの気持ちって、あるものです。
ぼくたちが子どもの頃には、タバコの形をしたチョコレートが不二家から発売されていて、よく口にくわえて粋がったりしておりました。(最近では、幼い頃から喫煙習慣が助長されるという意味からでしょうか、全然見かけなくなりました)

そして今、流行っているのが「ビール」でございます。



「こどもびいる」や「よいこのびいる」など、泡がよく出る炭酸飲料が、大型スーパーやショッピングサイトでたくさん販売されています。
進化型として缶タイプが登場してもいいような気がしますが、このお子さま専用ビール、なぜか進化ではなく、あらゆる形で退化しております。




最初の退化は「チューブ入り」。
懐かしいではございませんか。
チュパチュパ吸うタイプでございますね。



「キャップの中に発泡剤が入っておりますので、次のような手順で楽しい飲物が出来上がります(原文のまま)」と説明書きがあるように、なかなか飲み方が難しいみたいです。
でも、説明に使われている「次のような手順」のイラストは、とてもとてもシンプルです。



1と2をわざわざ分ける必要がないのではないか!!、と、思わず叫んでしまいたいほどよく似ているふたつのイラスト。
とっても
シンプル過ぎて、必要以上に創造力を働かさなければ、その使い方をまったく理解できません。

ただの飾りでございましょうかねぇ〜。




さて、お子さま専用ビールは、さらに退化して、錠剤タイプになりましたですよ。



水に溶かすとビールそっくり!、らしいです。
なにがなんでもとにかく泡を強調しておりますので、かなり期待できそうです。

そして錠剤タイプは、もっともっと退化して、ついに粉末になっちゃいました。



ビールを飲むこどもは「わるガキ」であることをさりげなく教えている教育的理念が根底にあるかどうかわからない、商品名でございます。



いずれにせよ、ビールにあこがれる子どもたちの好奇心を微妙に刺激した数々の飲み物たち。
アルコールに対する意識を低下させるとか、常飲性を助長させるとか、そんなことを言い出すバカな親や評論家が出現しないことを願っています。

ちなみにこれらの商品、ふつうのスーパー(ジャスコなど)で入手できますので、ぜひご自身で泡の出方を楽しんでください。おいしいのか、そうでないのかは二の次です。
観賞用だと割り切った方が、より楽しめますよ。