寺山修司CD-ROM「書を捨てよ、町へ出よう」詳細

しゃれた写真を利用した章扉のデザイン。写真や資料の提供には人力飛行機舎や九条映子さんの多大な協力があった

版面のデザインは「The Complete OZU」とよく似ている。

寺山的アジテーションが満載された「走る大論文」の章扉。
なかでも「林少年論」は東京板橋で起きた郵便局襲撃事件に関与した中学生“林少年”について書かれていた。

常に踏襲されたコントロール・パレット(右端)。また本文の注釈として更にウィンドウが開かれる構造になっていた。
注釈には、1994年11月7日付けで届けられた“林少年”こと林信吾さんからの反論が掲載されている。
「これはウソである。彼は自分で取材などしていない。」とあり、「そういうあんたは、一体なんなのかね?自分のイメージの中にある“林少年”をダシにして、原稿料をしっかり稼ぐ、一番タチの悪い<鬼>じゃないのかね?……」と書かれてある。

「マルのピアノにのせて時速100キロで大声で読まれるべき65行のアメリカ」は、朗読する生前の寺山修司の声と、かわなかのぶひろの映像が収録されている、まさに日本版「Poetry
in Motion」だった。
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