
1985年晶文社から発行された『小さなメディアの必要』
電子出版に参加してすぐ、「思想の科学」誌の取材で、津野海太郎と室謙二がボイジャーを訪れた。この内容は『コンピューター文化の使い方』(1994)
思想の科学社に収録されている。
そのとき、私は津野海太郎についてわずかなことしか知らなかった。彼の著作の中に、『小さなメディアの必要』があることを知り、どうしても読みたいと思ったが手に入らなかった。すでに絶版であった。季刊「本とコンピュータ」誌の河上進が、吉祥寺で見つけたとかで古本を私に貸してくれた。
当時の私にとって、これは忘れがたき思い出の本となった。特に「ガリ版の話」は、とても印象に残っている。津野海太郎を理解する上で大切な一文ではないかと私は思っている。

絶版と知って、すぐに電子出版を考えた。そしてできあがったのがこれ。表紙を平野甲賀がノーギャラで請け負ってくれた。この電子本は現在、ボイジャーのサイトから読むことができる。勿論有料だが、立ち読み(10分間だけ)もできるようになっているので、是非とも表示したURLにアクセスしていただきたい。
http://www.voyager.co.jp/dotbook/books/syousai/tiisana/tiisana.html
*立ち読み版をInternet Explorerで見るにはPlug-inを必要とする。詳細情報は以下をお読みください。
http://www.voyager.co.jp/dotbook/about.html