電脳ガムラン部 はじめまして……の巻
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「はじめまして!どうぞよろしく」
「こちらこそ、どうぞよろしく!」と言った先輩は、 おもむろにあなたをプマデの前に座らせます。

OUR PRACTICE TIME AT TEBET

あなたの目の前には10枚の鉄の鍵盤の上に並んだ見慣れぬ記号(バリ文字の母音です)……

            
PEMADE FROM UPSIDEDRUMSTICK OF GAMELAN

「まずはパングル(バチ)を持って叩いてみよう!」(記号をクリックして下さい。画面にMIDIのコントローラーが出ちゃったらブラウザの「戻る」で戻ってきてくださいね。)

(あんまりやりすぎるとしょうもないデータがあなたのPCにいっぱい入る結果になります。もちろん消せますが。今はこの手しか思いつきません。そのうちもっといい方法を考えます)

10個の記号はよく見ると、5種の記号の繰り返しですね。Gong Kebyarは1オクターブ(?)が5音なのです。音の高い方には記号の上に点がついています。

(ちなみにもっと高い音になると点の数が増え、基本の音より低いと下に点がつきます)

パングルは手首が固くならないように 軽く握ってね。

実際には一つの鍵盤を叩いたあと、ほっておくと次の音が混ざって汚くなるので、次の鍵盤を叩く瞬間ぐらいに、先に叩いた鍵盤を左手の親指と人差し指ではさんで音を止めます

これが重要なテクニック!叩くことは誰にでもできますが、きちんと音が止められなければ一人前とは言えません。練習用はともかく、本物のガムランの音を止めるのは結構重労働です。体力作りも課題!


音がきちんと止まるようになったら、一つの音符につき一つの鍵盤を一回叩く一回打ち、二回叩く二回打ち、四回叩く四回打ち に引き続いて、八回打ちを練習します。

例えばこの音符を八回打ちで叩くというのは、実際には以下のように叩くことです。



つまり、音符で示された鍵盤と一個右隣の鍵盤を交互に八回叩けばいいのです(始めだけ音符で示された音を二回叩く)。

また八回打ちの時に同じ音符が二個以上続いていたら二回目の八回打ちの始めの音は繰り返しません。

 


音の高さは文字で現し、音の長さは記号の上に線を引いて現します。これは、インドネシアで一般的に用いられている楽譜の表記方法と同じです。

基本は四分音符で線がありません。八分だと線一本、十六分だと二本です。

音をのばす場合は・を使います。二分なら・という感じです。

休符は私たちの先生は−を使ったりします。

バリガムランを習得するのに本来楽譜はありません。耳で聴いて覚えていくのですが、外国人に短期間で教えるために私たちの先生は苦労しながら楽譜を作って下さっています。

でも根本的な概念が西洋の音楽と違うので、当然、楽譜に100%表記しきれない部分もあります。楽譜を書いたり読めたりするガムラン奏者も一握りです。彼らにとっては大した問題じゃないんですが……

これだけ理解したら、もうガムランはひけます。

「ええ!?」って?……スワ・ギタ・プルティウィでもここまで説明を受けたら、「さ、曲をひいみましょう」と言われます(説明なしの時もある)。おそれおののかずに、やってみましょう。「新人でも10分で一曲ひける」は先生の口癖のようなものです。

ここでは、楽譜を見ながら「ブアヤ・マンガップ」を聴いて下さい。基本中の基本の曲で、「ワニがあんぐり」というような意味です。
NOTE OF BUAYA MANGAP

いかがでしたか?

Kawitan(前奏)の部分はトロンポンという別の楽器が演奏するので、プマデはお休みです。「ここから入る」というの音から、四回打ちで入ります。一番下の段のまで四回打ち。からは八回打ちでPengawak(本体)の頭のに戻ります。ただ、は例外的にと五回だけ叩きます。これは、八回打ちに入るときの決まりのようなものです。また、八回打ちに入る時、曲の終わりはたいていゆっくりになります。

音符に斜め線が入っているのは叩くと同時に(あるいは叩きながら)鍵盤を止めるという意味で、スタッカートのように聞こえます。ここではPengawakを八回打ちで二回繰り返して終わります。本当はノリが良ければずーっと繰り返すのです。

これが目で追えるようになれば、きっと本物のガムランも叩けることでしょう。

基本は本当にこれで終わりです。「来週からは一緒に別の曲をひきましょうね」と先輩達も言ってくれることでしょう。

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