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インドネシアの民族楽器

インドネシアには300あまりの民族が住んでいますし、数え切れないぐらいの民族楽器があります。ここではその中から私が触れる機会のあった楽器を紹介していきます。「画像」というところをクリックすると別ウィンドウでその楽器の写真が見られます。

よろしければMIDIでREBONG(一部分)をお聞き下さい。(Semar Pegelinganという種類のガムランで演奏される曲です)

GONG KEBYAR/ゴン・クビャール

いわゆるバリガムラン。新旧あわせて十数種類のバリガムランの中で現在最も主流と言われ、バリダンスの伴奏などにも使われる。いってみれば青銅製打楽器のオーケストラ。これも地域によって呼び名が違ったり楽団によって揃えている楽器に違いがあったりしますが、ここではスワ・ギタ・プルティウィ並びに私の所有している楽器を基本に記述しています。

名称特徴・役割音域・音程
GIYING
/ギイン
鍵盤系主旋律を奏で、曲の入りのきっかけを出したりする。鍵盤は10枚。PEMADEより1オクターブ低い音をもつ
PEMADE
/プマデ
画像
鍵盤系主に演奏の中心部分を担う。鍵盤は青銅製。鍵盤の下に竹あるいはプラスチックの筒が垂直にセットされ音を響かせる。木槌のようなもの(PANGUL)で叩く。次の音を叩くまでに鍵盤を摘んで先に叩いた音を止めなければならない。構え方画像鍵盤は10枚。私の所有しているプマデは低い方からレ♭・ミ♭・ソ・ラ♭・ドに近い音が2「オクターブ」分。
KANTIL
/カンティル
鍵盤系旋律のユニゾンや高音部での修飾音を受け持つ。鍵盤は10枚。PEMADEより1オクターブ高い音をもつ。以上3つの楽器はほぼ相似形
JUBLAG
/ジュブラグ
鍵盤系体で言ったら肉のように基本となる音を支えるパート。旋律を担当することもある。木槌の先にゴムを付けたもので叩くので音は幾分優しい。鍵盤は5-6枚。GIYINGの上半分の5音と同じ音
JEGOGAN
/ジェゴガン
画像
鍵盤系オケでいえばバス。曲の骨格となる音を支えるパート。ガムランの華やかさを陰で支えてくれる柱。出番は少なくても曲を知らないと叩けない。大きな布製のマレットのようなもので叩くのでさらに音はまろやか(画像参照のこと)。叩いた後、次の音を叩くまでに間があるので無理矢理止める必要はない。でも細かい人はマレットで音を止めて瞬間的に次の音を弾いていたりする。鍵盤は5-6枚。GIYINGの下半分の5音と同じ音。ジュブラグとジェゴガンも相似形。
TROMPONG
/トロンポン
画像
ドラ系古典曲などで旋律を奏でる。儀式の始まりにソロを取ったりする。楽器は蓋をした鍋(ボナンという)を並べたような形。鍋でいえば蓋の取っ手の部分を先端を糸で巻いた棒状のバチを両手に持って叩く。この楽器を演奏しながら踊る「クビャール・トロンポン」も有名。プマデとほぼ同じ高さだが多少低い音もある。低い方から♭ラ・ド・♭レ・♭ミ・ソに近い音が2「オクターブ」分。
REYONG
/レヨン
ドラ系一つの楽器を4人で分担して演奏する。鍵盤系の楽器では一人が片手でやることを両手でできるのでスピードと迫力が期待できる賑やかし系。トロンポンより細いバチで叩くのでドラ/ボナン系としてはシャープな音が出る。ドラムでいうリムショットみたいな手法もある。トロンポンとほぼ相似形だがより高音。ボナンの数がトロンポンより多く12でカンティル+プマデより多少音域が狭い。低い方から♭ラ・ド・♭レ・♭ミ・ソに近い音が2「オクターブ」分+さらにそれより低い方に♭ミ・ソを足す。
KETUK
/クトゥッ(ク)
画像
ドラ系太鼓の指示するテンポを楽団に伝える役目。メトロノームと言えば分かりやすいかも知れないが、そういう無機質な役割ではないところが深い。単純なようで案外難しい。画像のバチはレヨンのもの。クトゥックのバチはもっと太くて短い。一音。プマデの一番下の音ぐらい。
GONG
/ゴン
画像
ドラ系チームの要ゴン。ゴングといえばお馴染みでしょうか。神が宿るという、ガムランの要。これが鳴らないと曲が成り立たない。画像左からGONG、KEMONG、KEMPUR。一人の人が真ん中に鎮座して叩く。本当はgongは二つある。より低い音が母なる一番基本のgong。
CENGCENG
/チェンチェン
画像
シンバル系リズムを刻む。ミニシンバルのような感じ。 たいていおめでたい雰囲気の亀の上にのっている。手に持ったミニシンバルで亀に取り付けてあるシンバルを叩く。両手に持ってシンバルのように叩く大きめの楽器もある。にぎやかし系音程???
KENDANG
/クンダン
画像
牛の皮を張った太鼓指揮者。強弱も、テンポも、曲を終えるのも、そして演奏を始めるためにみんながバチを持つ合図すら太鼓から出す。多くの場合、太鼓奏者のうちの一人が楽団の指導者的存在。ジャワガムランのクンダンは樽型だが、Gong Kebyarのクンダンはすとんとした筒型。ラナン(♂)とワドン(♀)という二種類があり、バチを持って叩く場合と、素手で叩く場合がある。どちらの場合も、色々な部位を使ったさまざまな叩き方がある。クンダンは二人で一組の複雑なリズムを叩いている。ラナンをワドンよりも多少高めの音にする。
SULING
/スリン
画像
竹笛陽気系不思議な旋律担当。シンプルな作りの竹の縦笛。本物のスリン奏者は演奏しながら鼻で息を吸う循環呼吸で演奏を途切れさせないようにするらしい。音階はいろいろ。
ルバブ胡弓系悲哀系不思議な旋律担当。弦が二本。胡弓型をした弦楽器で一人で演奏する。バイオリンのように弓でひく。音は自由自在
ゴン・クビャールについて細かく解説するページに飛ぶ
ゴン・クビャールで使う楽器をある程度の一般論とかなりな主観でご説明。
楽器占いとかそのうち作ろうかい。


JOGED BUMBUNG

JOGED BUMBUNG AT BALI
竹製のガムラン。
この楽器は低い方からミ・ソ・ラ・シ・レ の音が2「オクターブ」分。
ブンブンとは竹のこと。 バンブーの語源らしい。
ジョゲッという踊りの伴奏をするためにある楽器。
 

GENDER WAYANG

GENDER WAYANG
グンデル・ワヤン。
本来はワヤンという影絵芝居の演奏のための楽器。
先端が円盤の様になった木のばちを両手に持って叩く。
5音2オクターブ10鍵の青銅製鍵盤楽器。
私たちの使っているのは低い方からファ・ソ・シ♭・ド・ミ♭
左手が旋律、右手で飾りを入れるという点では
ブンブンによく似ているが、
叩きながらその手で音を止めるという高等技術が必要。
しかも曲には付点もいっぱいついているので
グンデルの方が格段難しい。


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