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Seigneurie de Albret
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【アルブレ領主領】
赤色の無地。
アルブレ家はガスコーニュ地方に勢力を張った名家で、十字軍や百年戦争で武名を上げました。
1484年、ジャン2世はナヴァール女王カトリーヌと結婚して共同君主になります。彼の孫娘の女王ジャンヌ3世はヴァンドーム公アントワーヌ・ド・ブルボンと結婚し、その子アンリはフランスにブルボン朝を開きました。アンリのフランス王即位に伴い、領地は王室領に編入されました。
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Duche de Albret
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【アルブレ公領】
フランス王の紋章と組み合わせられました。フランスの紋章は百年戦争の戦功によって組み込まれました(1389年)。
1516年にナヴァール王に即位したアンリ2世は、1550年にアルブレ公を名乗ります。(フランスの公としては未登録)
なお、アルブレ公の称号は1555年の彼の死後、娘のジャンヌ(女王ジャンヌ3世)には継承されませんでした。
17世紀にアルブレ公の称号が復活し、コンデ侯家に与えられます。「大コンデ」ルイの後、アルブレ公の称号はブイヨン公家が保持しました。
→ブイヨン
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Gomte de Armagnac
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【アルマニャック伯領】
銀地に赤色のライオン。
元々はガスコーニュ公領の一部でしたが、10世紀後半にガスコーニュ公子ギヨームに領地が与えられ伯領が成立しました。
アルマニャック伯は中世期を通じて力を蓄え、ことにベルナール7世(在位1391−1418)の時代、娘婿となったオルレアン公シャルル、およびシャルルの父ルイと共にアルマニャック派(フランス南部貴族の党派)の中心として活動、ブルゴーニュ派と激しい抗争を繰り広げました。
16世紀に入ると伯領はナヴァール王国と結合し、ブルボン朝成立と同時にフランス王室領に編入されました。
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Vicomte de Bearn
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【ベアルン子爵領】
金地に2頭の歩き姿の赤い雌牛。角と蹄、ベル付の首輪は青色。
ピレネー北麓にあった子爵領で、ガストン7世(在位1229−90)の時代はフランスやイングランドとも対抗し、独立国の様相を呈していました。ガストン7世には男子がいなかったため、女子相続人マルグリットの夫であるフォア伯が子爵領を相続し、フォア=ベアルン伯領が成立します。その後、婚姻によってナヴァール王位を得たため王国と合同し、さらにナヴァール王アンリ3世がフランスにブルボン朝を開いたため、最終的にフランス王国に組み込まれました。
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Gomte de Bigorre
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【ビゴール(ビゴラ)伯領】
金地に二頭の歩き姿の赤色のライオン。
ピレネー北麓諸邦の一つで、9世紀から10世紀にかけて領土が形成され、11世紀初頭に伯領に昇格しました。
家系は安定せず、諸家が入れ替わり支配しましたが13世紀末に絶え、1436年に最終的にフォア伯が相続します。以後は周辺諸邦と共にナヴァール王国と合同、最終的にフランス領となりました。
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Duc de Bourbon et Pair de
France
Louis I.
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【ブルボン公】ルイ1世(在位1327−41)
フランス=エンシェンに赤色の斜め帯。斜め帯は細く描かれるようです。
1272年のクレルモン伯ロベール(フランス王ルイ9世の息子)とブルボン女領主ベアトリスの結婚が公領成立の素地となりました。彼らの息子ルイが1327年にブルボン公とラ・マルシェ伯に叙せられたことにより、ブルボン家が成立します。
直系は1521年に絶え、領地は1537年に王室領に編入されますが、称号は分家のラ・マルシェ=ヴァンドーム伯家が引き継ぎました。
このヴァンドーム家は婚姻によってナヴァール(ナバラ)王位を獲得し、1589年にはフランスにブルボン王朝を開きます。
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Duc de Bourbon et Pair de
France
Louis II.
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【ブルボン公】ルイ2世(在位1356−1410)
フランス=モダーンに赤色の細い斜め帯。
王家の紋章の変更に連動したもののようです。
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Gomte de Comminges
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【コマンジェ伯領(1)】
銀地に赤色の十字がデフォルメ化したもの。
ベルナール3世が1175年にテンプル騎士団員になったことから、騎士団に因んだ紋章が制定されたと言われます。
ピレネー北麓に位置する伯領で、10世紀初頭前後に成立したようです。1201年以後はアラゴン王に臣従しました。伯家は1540年まで続きました。
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Gomte de Comminges
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【コマンジェ伯領(2)】
十字のデフォルメ化がすすみ、原型がわからないほどに変化しました。
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Gomte de Comminges
Mathieu
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【コマンジェ伯】マテュー(在位1419−53)
組まれている紋章は、フォア、ベアルン、コマンジェ。
フォア女伯イザボーの息子マテューは、コマンジェ女伯マルグリット(在位1376−1443)と結婚し、共治伯となりました。しかし、後継者がいなかったため、コマンジェ伯位は他家の手に渡ります。
描かれている勲章はブルゴーニュ家の金羊毛騎士団章。マテューは1440年に同騎士団第40番目の騎士に叙されました。
1435年のアラスの和約でアルマニャック派とブルゴーニュ派の抗争は終結し、マテューはアルマニャック派の中心人物オルレアン公シャルルと共に金羊毛騎士団に迎えられました。両派の和解を象徴するできごとでした。(マテューの妃マルグリットの初婚の相手はアルマニャック伯ジャン3世:在位1384−1391)。
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Comte de Foix
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【フォア伯領】
金地に3本の赤色のパレッツ(細い縦帯)。
フォア伯領は1012年に成立しました。その後ビゴラ伯家が分かれますが、婚姻や相続を通じてベアルン子爵領、アンドラ、ビゴラ伯領、ナルボンヌ子爵領、ロートレック子爵領などと結合し、1481年にはナヴァール(ナバラ)王位を獲得します。
この紋章は「大伯爵」ロジェール・ベルナール1世(在位1148−88)が用いたことが知られます。なお、彼の母と妃は共にバルセロナ伯家の出身で、叔父のバルセロナ伯レイモン・ベレンガール4世はアラゴン女王ペトロニラと結婚し、バルセロナ朝を開きました。
フォア伯の紋章はアンドラの国章にも取り入れられています。
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Comte de Foix
Roger Bernard II
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【フォア伯領】ロジェール・ベルナール2世(在位1223−41)
金地に6本の赤色のパレッツ(細い縦帯)。
彼はアラゴン王に後見されたため、アラゴン王にはばかって縦帯の本数を増やしたと言われます(アラゴン王=バルセロナ伯の紋章は金地に4本の赤い縦帯)。
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Comte de Foix
Roger IV.
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【フォア伯領】ロジェール4世(在位1241−65)
金地に5本の赤色のパレッツ(細い縦帯)。
父の紋章から縦帯の数が減らされました。
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Comte de Foix
Roger Bernard III.
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【フォア伯領】ロジェール・ベルナール3世(在位1265−1302)
金地に4本の赤色のパレッツ(細い縦帯)。
1276年に縦帯の数が減らされ4本とされました。この紋章が使用された期間は短く、1281年には再度変更がなされ、縦帯の数が当初の紋章と同じ3本になります。
金地に4本の赤色の縦帯の紋章はアラゴン王と同じです。紋章が変更された1276年には、アラゴン王ハイメ1世が没し、息子のハイメがマヨルカ王を名乗ります。マヨルカ王ハイメ1世の妃はロジェール・ベルナール2世の姉なので、紋章の変更はアラゴン王家の動向と関係しているのかもしれません。
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Comte de Foix
Roger Bernard III.
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【フォア伯領】ロジェール・ベルナール3世(2)
ベアルン子爵領の紋章と組み合わせられました。
ベアルン子爵の女子相続人マルグリットと結婚していたロジェール・ベルナール2世は、子爵ガストン7世の死(1290年)を受けてベアルンを相続、フォア=ベアルン家が誕生しました。
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Comte de Foix
Gaston IV.
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【フォア伯領】ガストン4世(在位1436−72)。
中央にビゴール伯領の紋章が加わりました。
ガストン4世はナヴァール王女レオノールと結婚し、1455年以降は王国の統治にも関わるようになります。
なお、妃レオノールは夫の死後、ナヴァール女王に即位します(在位1479)。
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Comte de Foix
Francois
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【フォア伯領】フランソア(在位1472−83)。
背後の盾はナヴァール(ナバラ)、フォア、ベアルン、エヴルー(古)。
ガストン4世の跡を継いだ嫡孫フランソアは、祖母レオノールの跡を継いでナヴァール王に即位しました(在位1479−83)。これによって、ナヴァールとフォアは合同しました。
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Comte de la Marche
et Pair de France
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【ラ・マルシェ伯領】
ブルボン公家から別れたラ・マルシェ伯家は、斜め帯に銀色のライオンを加えることで本家の紋章と区別したようです。
10世紀に成立した伯領です。12世紀の終わりに伯位を得たルジニャン家は、婚姻を通じてアングレーム伯を獲得し勢力を拡大しますが、1308年に断絶、伯領は王室領に編入されます。
1327年にブルボン公ルイが伯領を与えられ、アパナージュが成立します。
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