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過去の近況コラム
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| 原発における初の死傷事故発生(美浜原発・関西電力)
村田氏は、関西電力おける3659件もの不正報告*を知って以来、「同社は原子力発電を行う資格に欠ける」と確信、松浦原子力安全委員長との面談の折に言及するなど、各方面に警告を発してきた。事故直前の8月4日、6日に行った電気事業連合会、経団連への「提言書」提出の際にもこの問題に触れている。しかし、関西電力はもちろん、公的機関による安全調査といったことは行われなかった。 |
| 社会が脱原発に向けて大きく動き出した
先月、村田氏の元に砂利販売会社の元課長・松本勝美氏より、内部告発のメールが届いた。内容は驚愕すべきもので、「浜岡原発のコンクリートに用いられた砂利などの材料(骨材)が国の指定検査機関で有害とされたため、私は社長の指示もあり検査結果を改ざんした。その後も、偽造文書作成やサンプルすり替えを行い、コンクリートを劣化させる有害な骨材を納入し続けた」といったものだった。 事ここにいたり、8月6日に中部電力は緊急記者会見を行わざるを得なくなり「コンクリートの健全性は確保されている」と発表したが、その内容は「サンプル調査はしていないが」というお粗末なもの。 恐るべきは、同様の違法骨材使用が福島第一・第二原発(東京電力)に対しても行われていたことで、この件に関しても、松本氏はすでに申告書を保安院宛、提出している(「週刊金曜日」8月27日号の、“東京の「死の壁」”と題する5ページの特集の中で、このことに詳しく触れられている)。 そて25日、共同通信が「配管点検報告にミス多発、保安院に訂正」との記事を配信。その内容は「東京電力の17基の原発全てで、点検対象数や点検実施数の集計に間違いがあった」というもの。(参考) 村田氏は、「関西電力と同様、東京電力も原子力事業を行う資格なし」と判断、このまま放置すれば関西電力美浜原発での死傷事故の二の舞となる(さらに大きな事故につながりかねない)として、関係各所に強く働きかけている。上記・福島原発への違法骨材使用の件もあり、東京電力は苦しい立場に立たされることになろうし、また、原子力関係機関もこの件を野放しにすることは難しいと思われる。 8月24日には、新聞「中外日報」が一面トップニュースとして“「東海地震近い」と全国で署名運動”“浜岡原発即刻停止を”と、村田氏が顧問を務める「原発停止署名運動」のことを大きく取り上げた。もちろんJANJAN(「既存のメディアには限界がある」と元朝日新聞編集委員の竹内謙氏が立ち上げたもの)でも、引き続きこれらの問題を追い続ける。 村田氏の長年にわたる活動は、確実に実を結びつつある。実質的に原子力の安全神話が崩れた今、問題は、それをメディアが報道し、脱原発への大きな世論を励起していくことにあるのだ。「原子力のタブー」も、大マスコミである週刊誌や新聞が報道するに至り、ようやく崩れつつあると言えよう。 なお、村田氏の最新の意見文は、JANJANに掲載されている(https://www.janjan.jp/media/0408/0408238304/1.php)。 2004.8.26 |
| 『原発震災を防ぐ全国署名』第一次集計結果がまとまった。
「原発署名」の初めての集計結果(署名数25万余)が出たことを受け、村田氏は「原発震災を防ぐ全国署名連絡会」庄司会長ら五名と共に、関係各所を回り、結果報告と原子力問題に関する提言・要請を行った。 1.「中央防災会議」が出した東海大地震の被害予測の中で、浜岡原発の存在を完全に無視していることの理不尽さ。(「中央防災会議のページ」http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/) 1.について。中央防災会議は、東海大地震が起こった時の被害予測を何度となくだしているが、その中で「湾岸の下水道における被害予測」といった微細なことにまで言及しているにもかかわらず、被害予測対象地域のど真ん中に位置する巨大施設・原子力発電所に関してはなんら言及していない。完全に意図的な「予測無視」と断じていいだろう。 2.について。「今回のミス、及び東京電力の対応は、同社が関西電力と同様の無責任な体質をもっていることを端的に示すものであり、同社に原子力を扱う資格はない。同社のトップは、記者会見を開き釈明を行うべき」との旨、村田氏は伝えている。 内閣府の平井信義(総務課統括専門職)氏との会談の折にも、小泉純一郎総理宛、要請事項として、同様のことを氏は伝えた。その他、下記トピックスに記したように、関係各所に要請を申し入れ、衆議院・参議院議長宛、要望書を提出した。 原子力発電、核関連事業に関する問題・危険性について、村田氏が以前より行ってきた提言や警告・要請に加え、今回、原子力事業の矛盾や危険性が次々と指摘される中で、「原発震災を防ぐ全国署名」の集計結果を受けての要請により、関係各所、特に電気事業者や国は、「危険性がないと認めなかった」「必要なことはやっていた」「自然災害には予測外のことがつきものである」といったような言い逃れは、不可能となった。 原発震災が起きた時の被害の責任は、国や電力会社をはじめとする関係各所に求められる。取り返しのつかない人命などはもちろん、その経済的被害も想像を絶するものがある。国内・海外における被害予測によれば、日本の六割が壊滅的打撃を被り、死者は数千万人。直接的死傷者の他に長期間にわたり残留する放射能により、後世に至るまで人的被害が生じ続ける可能性が示唆されている。 いったいそれほどの「責任」を、どう取り得るというのだろうか? 「危険性が想定されるものについては、危険が確認されてから対処したのでは遅い」との認識が、村田氏の根本にある。原子力関連施設といった、一度事故が発生すれば比類ない被害を被るものに対しては、特にその姿勢が絶対的に必要とされる。 「責任の取りようがない被害」を最少限に食い止めるため、浜岡原発の一刻も早い停止と、全ての原発関連施設の徹底的な点検、そしてエネルギー政策の転換が求められている。 村田氏の最新小論「日本の命運を左右する電力会社」(各党党首宛、発出済み)はこちらまで 2004.9.3 |
| 新潟県中越地震発生
昨年の新潟中越地震は、震度6強の揺れが相次ぐという近年類を見ないものだった。震源地の直近には、柏崎刈羽原発が存在するが、地震発生から今日まで「問題なく、通常運転を続けている」との発表である。現地の市民団体にはそれに対する不安が寄せられており、村田氏にも実情が伝えられた。さっそく氏は、電力会社をはじめ、関連組織、各新聞等に連絡し、対策を要請した。(柏崎刈羽原発と今回の地震に関しては、当該市民団体発表の論説をごらんいただきたい)(https://www.janjan.jp/area/0410/041029192/1.php)。 さて、11月3日付の新聞各紙は、「原子力委員会が長期計画策定会議での審議を踏まえ、使用済み核燃料を再処理する方針を決めた」旨、報じている。核燃料再処理は、その危険性はもちろん、経済的にもメリットが少ないと非難を受けている曰く付きのものである。 [国民の安全確保](再処理工場の危険性について5項目にわたり指摘) あわせて、[動き出した世論・マスメディア]の項目を加え、超党派にてこの問題に取り組むよう要請した。 村田氏がこのところ立て続けに提示している「原発問題に関する提言」「日本の命運を左右する電力会社」「原発は国有化するしかない」「国有化により浜岡原発の運転停止を」といった論説が、世の注目を浴びマスメディアに取り上げられるに至っている。穏健に、かつ圧力に屈することなく発言・行動する村田氏の存在は、既存の「反原発」活動に巷間見られがちな弊害を引きずらない。その存在は“脱原子力”のシンボル的存在となりつつあると言えよう。 |
| 「OBサミット」ハイレベル専門家会合へ
「OBサミット」(http://www.interactioncouncil.org/ja/ja_index.html)とは、正式名称「インターアクション・カウンシル」といい、42名の国家元首・首相経験者がメンバーの世界的組織が行う世界会議である。メンバーには、この会議の提唱者である福田赳夫氏ほか、宮沢喜一、ジミー・カーター、クリントン、ゴルバチョフ、ミッテラン、ネルソン・マンデラらそうそたる顔ぶれが並び(元国家元首だから当然だが)、毎年会議を開いてここでしか発表され得ないような素晴らしい提言がなされている(詳細は、上述サイトへ)。 さて、そこでの村田氏の主要な発言内容は、「新しい文明の創設」「民事・軍事を問わない核廃絶」の二つとなるようだ。前者は以前からの氏の哲学であり、後者は文明問題に取り組んできた中で、特にエネルギー問題に注目し、結論として今最も警鐘を鳴らさなければならない“具体的提言”である。 これにより、村田氏は、国内の浜岡原発問題という緊急問題への取り組みからさらに進んで、もともと大局的な視点を持つ氏の本当に求めることへ、具体的に歩み出したと言えよう。 村田氏の覚悟の程は、相当なものになっている。「命以外失うものはない」との発言が出ているほどだ。国際的な場に復帰した村田光平氏の、今後の活動が期待される。 続報/村田氏は、6月22・23日に米スタンフォード大学で開催される「OBサミット総会」にも出席することが決定した。上記、専門家会合の終了後に決定したもので、氏の発言内容(詳細報告参照)を受けての決定と考えられる。全世界から招致される十数名のスペシャルゲストの一人として参加することになるが、言うまでもなくこれは非常に大きな成果である。 (OBサミット総会・出席報告については、こちら。) 2005.7 |
| 増える原子力報道
イランと並び「世界一の地震国」と言われる日本では、原子力関係情報をタブーとし封印することにより、世界に先駆けて1960年代より原発建設に取り組み、そして現在、世界第三位の原発大国となった。 ・米国ジャーナリストによる「長崎原爆ルポ」(通常の爆発によるものではない病変が人々に起きているといった内容で、放射能による被害を示唆するもの)が発見された。この記事は日の目を見ることがなかったが、明るみになっていれば世界の原子力政策を変えることになっていた可能性が高いという(毎日新聞.6.17)。 その他、トリニティー・サイトと名付けられた米国による世界初の原爆実験エリア周辺では、六十年を経た現在でもガンなどの疾病に苦しんでいる人々を生んでいるとの記事や、広島・長崎への原爆投下の実情などを詳しくルポする特集が新聞でくまれている。これらは原子爆弾という「兵器」についての記事だが、同時に、民事・軍事の別などない「放射能の危険性」を強く訴える内容となっている。 だが日本における実情は、以下のようなものである。 ・六ヶ所村再処理工場で、新たに不正溶接が見つかったが、原燃は「水漏れが一時間当たり10リットル未満ならば経過観察する」との方針を決めた。 ※ 今や流れは、原子力の特異性とその脅威を明るみ出す方向(原子力タブーの崩壊)にあると言えようが、しかし原子力関連施設における管理姿勢や将来設計などのずさんさと、それに対抗するかのような政府側による強硬姿勢は変わらない。 村田氏は以前より、総理秘書官はじめ考えられる限りの関係者に対し、原子力の危険性と改善要望を、幾度も通達あるいは直接面談している。上述のような事実についても同様である。 「日本は地震の活動期に入った」との地震学者による見解は定説となってきているが、事実、震度5を超える地震が立て続けに起こっている。それでも原発管理の無責任さが改められず、政府の方針も変わらない。 |
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急がれる原子力政策の転換
2008年3月22日
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対応を迫られる原子力行政 平成20年3月27日
日本の原子力政策は「事故は起きない」との誤った大前提に立脚していることが、中越沖地震を契機としてますます自明となりました。これに固執することは破局のリスクを高めるのみとなるとの認識が広がりつつあります。 世論もようやく地元から目覚め出しており、政治的決断を生む「臨界点」に達しつつあると思われます。破局の到来を未然に防ぐためには政策転換が不可欠であり、その実現こそ現下の最重要課題と思われます。「大連立」も正当化され得る問題です。 |
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「原発ルネッサンス」の潮流を逆転させる中越沖地震
東海学園大学教授 原発の再評価・促進傾向(原発ルネッサンス)に根拠はない
「地球の非核化」と「新しい文明の創設」へ向けて
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日本の原子力政策の転換を訴える
2007年2月9日 村田 光平 1 はじめに |