デジタル回転版画に挑戦

        画像のイメージとフォルムを抽出して再構成してみたいと思う。
        場所は京都。京都のイメージを内包しつつ、うっとり、色と線で遊んでみたい。
        「木版画にみられる色版のズレの味を、意図的に作ることで、重色の面白さが
        出せないか」というのが今回の目標。デジタルならではの回転版画への挑戦で
        す。さて、プロセスですが、まずは画像のリサイズ。三角形や星形なども面白
        いが、今回は、回転可能な点対称な図形ということで、シンプルな正方形と柔
        軟な円にしてみた。フィルタ「輪郭の検出」により線の抽出をし、所々に色で
        塗りつぶし。色面は回転の効果を考え、中心部に偏らないように配置(レイヤ
        ー1完成)。レイヤーの複製を作り、レイヤー毎に色を変換する。色は、自分
        のイメージに一番近い「主張色」とアクセントとして補色、そして、繋ぎとし
        ての中間色、または引き締め効果としてのダーク色を選ぶ(起承転結を意識し
        てみるのも面白い)。レイヤーを回転させ、ペイントモードに「差の絶対値」
        を選択。あと、色の彩度、明度など微調整をして、一応の完成。もう少し、シ
        ャープで透明感ある画像をお望みの場合は、ドローソフトとの連係プレイが、
        おすすめです。
        「回転」というプロセスは、誰にでも出来、「発想」の段階でつまづかなくて
        いいところが、ポイントかも。色や形の選択、回転の角度の工夫の余地がある
        ところが楽しい。表現したいイメージと、しきれないギャップを克服する手段
        として、ちょっとしたイメージ画の制作には、いいテクニックになる?かもし
        れませんね。

        ● プロセス(Adobe Photoshop 4.0 J 使用)

        1 リサイズ(32cm角、円は直径32cmで選択範囲の記録)
        2 フィルタ、表現手法、輪郭の検出
        3 一端モードをグレースケールに、再度CMYKにする
        4 塗りつぶしツールにて、色を付ける(選択する色の範囲12〜16)
        5 レイヤーを複製(円は2枚、正方形は3枚)
        6 レイヤーの回転(円は30度、70度、正方形は90度ごと3回)
        7 ペイントモードに「差の絶対値」ただし、正方形のレイヤー2は「輝度」
        8 完成