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| パーカー51(1941年〜1970年代中期)
パーカー51は世界で最も成功したペンのひとつである。30年以上にわたって2千万本が販売された。販売促進に2千万ドルを費やしたが、4億ドルを稼いだ。太平洋戦争の敗戦後、進駐軍とともに多量のパーカー51が我国に輸入され、一時期我国の万年筆はパーカー51一色になった。 設計が完成した1939年がパーカー社の51周年であったこと、世界のどこでも発音しやすく覚えやすい名前であることから"51"の名前が決まった。 パーカー51には大きく分類して4つの型式がある。 マークI(1941年〜1948年):インク補充方式はVacumatic Filling Systemで、ブルーダイアモンドのマークが矢羽根クリップに付いている。Vacumatic Filling Systemは、軸内部にダイアフラムがあって、軸後部のボタンを押すことによって胴軸内にインクを吸引する。 1947年には女性用の小型モデルである"Demi51"が発売された。Demiには3つのタイプがあり、タイプ0は1947年〜1948年に製造されVacumatic Fillerモデルである。タイプ1はマークIIタイプ1のミニチュア版で、タイプ2はマークIIタイプ2のミニチュア版である。女性用であるが、その大きさは胸ポケットに丁度よい大きさであり、手の小さな日本人男性にもフィットしそうである。 マークII(1948年〜1972年):インク補充方式はAeromatic Filling Systemである。最も成功したモデルで様々なバリエーションがある。 1948年〜1949年のタイプ1は、フィラーに"Press ribbed bar 6 times"と刻印されている。Aeromatic Filling Systemは、プラスティック製サックを金属バーで押して空気を追い出し、インク瓶にペン先をつけ、バーを離してインクを吸い込む。 1950年からのタイプ2は、フィラーに"Press ribbed bar 4 times"と刻印されている。パーカーは、インクフィラー用にデュポン社が開発したPli-Glassと呼ばれる丈夫な弾力性のあるプラスチックを採用したが、その寿命は30年以上と言われ、実際は50年も使えている。透明なプラスチックであることから、インク量が確認できる。 1950年には51 Specialが作られた。このペンは、Aeromatic Filling SystemのプレッシャーバーがU字型になり、フィラーに"Press ribbed bar 6 times"と刻印されている。また、ペン先は金ではなくオクタニアムという合金である。キャップは、他のスタンダード51が金属キャップについてはフロスト仕上げであるのに対して、光沢のあるクロームキャップである。 |
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| マークIII(1969〜1970年代中期):同時期に生産されたパーカー61に似たキャップを持つ。61との大きな違いは、ペン先部の矢じりの有無である。胴前部と後部の間のリングが薄い金属になった。キャップの先のジュエリーはクローム製になった。
マークIV(1970年代初期〜1970年代中期):パーカー61に似ており、胴軸のねじは金属製になった。 胴前部と後部の間のリングは再び太いものになった。 それぞれ、キャップについては12金や14金の金張りのものや、胴軸全体が金張りのシグネット・モデル、ステンレス製のフライターなどがある。また、同じデザインのシャープペンシルとボールペンも作られた。 |
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