> >

『かもめ食堂』





かもめ食堂
小林聡美主演。脇を固めるのは片桐はいり、もたいまさこと個性派ぞろい。群ようこが映画の為に書き下ろした小説が原作です。

フィンランドのヘルシンキで「かもめ食堂」という和食の食堂を営むサチエ。客の入らないお店に現れるのは日本かぶれの青年だけ。そんなある日、地図で指差したのがフィンランドだったからやってきたというミドリと出会い、食堂で一緒に働く事に。そして空港で荷物を紛失してしまい途方に暮れている時にかめも食堂にたどり着いたマサコも店で働く事になる。

すごくすごく良い映画でした。食堂で働く3人。ヘルシンキの町並み。客としてやってくるフィンランドの人たち。食堂に置かれたフィンランドデザインの家具や食器の数々。そして、コーヒーやシナモンロール、肉じゃが、生姜焼き、トンカツ、唐揚げ、おにぎり。こう書き並べると何のこっちゃだけど、この映画はこれらの人や物や、食べ物の作り出す"空気"、これがほんとに心地の良い映画でした。

作品中で目を奪われたのが、小林聡美さんの料理の手さばき。普段から丁寧に、楽しんで料理をしていないとああはできないだろうなと。あれで、普段全然料理しませんなんて言われたら、それはそれですごい演技力なんだけど。でも、その料理の手さばきをのぞいても、その凛とした姿勢とゆっくりと丁寧な身のこなしの演技が、この映画の空気を作り出す元になっているのは間違いのないところ。とても魅力的でした。

今のところ今年一番かな。

そして、本作の萩上直子、小林聡美、もたいまさこが再び組んだ「めがね」がまもなく公開!

Posted: 金 - 9月 7, 2007 at 12:10 午前    | |