チチェンイッツァ 

CHICHEN ITZA  

 密林の民、天文学・数学に長ける民マヤ。その姿を伝える古代遺跡、マヤ古典期(6C頃)と、マヤ・トルテカ文明(10-11C)に繁栄した。ククルカン(羽毛の蛇)のピラミッド、天文台、骸骨の神殿、球技場、聖なる泉などがある。
 
メキシコ、ユカタン半島のリゾート地カンクン(CANCUN)からは2時間半、日帰り観光ツアーがあり、観光客も多い。

ククルカンのピラミッド(カスティージョ)
 底辺55m高さ23mのピラミッド。四方の階段の段数の合計が太陽暦の1年、9層の基層や基層の模様の数が、祭事、農耕の暦を表している。
 このピラミッドの北側の階段下には蛇の頭の彫像がある。毎年春分と秋分の夕刻には基層の凹凸の影が階段に映り、ちょうど尾をピラミッドの頂上にあげた形の蛇の姿が現れる(秋分は、この地域の雨期に当たるため滅多に夕日が見れない)。天文学に長けたマヤらしい構造物である。

○戦士の神殿
祭壇の周囲に顔の描かれた石柱が並んでいることから、この名がある。石柱は全部で746本。祭壇の上には、生け贄の心臓を取り出すときの台としたといわれているチャックモール像がある。現在、祭壇の上には上れない。
○金星の神殿とチャックモール
まだ修復の終わっていない場所もあり、このようにチャックモール像も転がっている。
○聖なる泉(セノーテ)
干ばつ、疫病の時、財宝や生け贄を捧げたと伝えられる泉。確かに泉の底からは翡翠なども発見されているが、日常的には行われてはいなかったようだ。
○カラコル(天文台)
マヤ、トルテカ時代の天文台。
上部のドームの所にある3カ所の穴から天体の運行を観測していた。当時、天体観測は祭事用として非常に重要であり、内部の観測室には、神官以外簡単には侵入できない構造になっている。カラコルとは、カタツムリの意味。
○ツォンパントリ
球技場の近くにある骸骨の祭壇
頭蓋骨が彫られており、この上に生け贄が置かれていたという。

○球技場
 左は、カスティージョの上部から見た球技場、ジャガーの神殿の奥、ジャガーと鷹の台座に隣接して球技場がある。
 
球技場は、両側が壁に囲まれており、壁の中央付近には、石のリングがあり(写真中、右)、ボールをこのリングに通すことで、点数が競われた。音の反響効果を上げるため、壁は上部がやや内部に傾けてあり、壁の上部には審判員の席がある(写真右)

高僧の墳墓
 マヤ古典期の墳墓、カスティージョと似た形状をしている。
修復されたばかりである。
○ジャガーの台座
 球技場に隣接してジャガー神殿がある。マヤにとってジャガーは力の源であった。これはそこに置かれているジャガーの台座

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