7月8日(火) 晴れ
気温  33.0/27.9  満潮 1:34/14:17   干潮 8:12/20:09  小潮

おやじの朝は早いのだ
いよいよ黒島を離れる日がきました、なんかさびしぃ〜な。また6時に目をさまし隣を見るとやはり埼玉にーにーは扇風機を回しっぱなしで寝ています。そのまま起き上がり恒例の仲本海岸まで朝の散歩へでかけました。朝日がまぶしいぃ〜、今日もいい天気になりそうです。浜迄行き西表島の方をみるとなんと!雲の間に奇麗な虹がかかっていました。この島の最後に美しいものをみれてなんてぼくは幸せものでしょう。みやよし荘では今日宿泊客の大入れ替えになります、埼玉にーにーは朝に竹富島へ、和歌山ねーねーも午後竹富島へ、川崎夫婦は午後本島へ、くらげに刺された家族連れは午前中に竹富へ、愛知ねーねーずは午前中に小浜島へ、そして私も午前中に波照間島へ、それぞれ八重山諸島の島々へ散って行きます、八重山に旅行する方々は2〜3島を廻る方が多いのですね。

さようなら黒島
8時に朝食を頂いている間に埼玉にーにーは宿を後にしました、ぼくも9時40分の船に乗らないと波照間島の2便に間に合いません。食後部屋にもどり荷物をまとめて確認したあと宿の清算を済ませました。(2泊10000円 ビール代1100円 合計 11100円 税込み)
9時20分には車で港迄送ってくれるのでそれまで玄関ロビー?の椅子にコーヒーを飲みながらくつろぎます。一緒に川崎夫婦も同席してましたが奥さんが「午後出発までどうする?」旦那がすかさず「ここに座ってのんびりしてる」奥さん半分あきれ顔、、、、どうやら川崎旦那は玄関階段下の椅子が大のお気に入りのようです、そういえばいつもここにいたな〜(笑)やはり同席していたご年配のご夫人は黒島にみせられて25年間毎年この時期みやよし荘にお世話になっているそうです。年1回ここにのんびりしにくるなんてなんてぜいたくでしょう〜、やはり居心地がいいんですよね。そこに忠山さん夫婦と武蔵野ねーねーが昨夜話していた阿名泊へと一緒に出発します、最後の挨拶をして別れます。そうこうしているうちに9時20分になり送りの車がきましたとうとう黒島を離れなくてはならない時間です、私と4人家族連れ、愛知ねーねーずが一緒に出発です、港には既に船が到着しています、港で車販売している安永の乗船券を購入して宿のご主人にあいさつを済ませます、いよいよ出航です。さようなら〜黒島、みやよし!宿で一緒に遊んだみなさんありがとう〜。後日談ですが埼玉、宮城にーにー、和歌山ねーねー、忠山さん夫婦は竹富島で再会してゆんたくしたそうです。本当に島旅ておもしろいね〜。

なぬ!波照間行き欠航?アクシデント発生
さて再び離島桟橋に戻った私は波照間行きの乗船券を購入しなくてはいけません、桟橋にでている時刻表をみると、が〜〜〜ん!!利用するはずの波照間海運にゅ〜はてるまが欠航してます。ありゃりゃ、、どないしよう、確か同室の埼玉にーにーがにゅーはてるまの2便は欠航しやすいとはきいていましたがまさか本当にそうとは。でも安心して下さい安永観光も同時刻に船がでるのです。さっそく安永観光乗船券売場迄いき往復のチケットを購入(5400円)。先に出る小浜行きの船に乗る愛知ねーねーずに別れを告げて桟橋のベンチで休憩です。
波照間行きを決めいろいろ調べた時に船がすごく揺れるという情報をありました。沖縄八重山の島々は広く石西湖礁に囲まれあまり外洋の影響を受けないのだが新城島を過ぎたあたりで外洋に入り船がすごくゆれるそうです。1時間の航路のうち最後30分がジェットコースターに乗っているようだとか、木の葉の様にゆれるとか、最初の30分で寝てしまってどんなにゆれても起きないようにしろとか、着いて港でうずくまる人が続出とか、おいおい!本当かよ〜。出発まじかになってかなり緊張してきました。波照間行きの船が入港してきます、良い席(船内真ん中が一番揺れないそうです)を取るためあわてて並びます、やはりにゅーはてるまが欠航した為多くの人が並んでいます、男女関係なく一人旅の方が多いですね。ぼくは前の方に並んでいたので船内の一番後方が確保できました、一番前に乗った方お気の毒そう。定時の11時に出航です、港から船がでていく見なれた光景です、いつみても八重山諸島の島々を通り過ぎてく景色はいいもんです、先ほどまでいた黒島も通り過ぎ、新城島を通り過ぎていきます、いよいよここからが本番、どきどきしてきました。海の色がどんどん変わって行くのがわかります、エメラルドグリーンが紺色のインクを落としたような深い色へと変わってきました、そのうち船首が叩きつけられ、横波もうけはじます。おおお、、これが例のゆれかな?たいしたことないじゃん!ぼくはもっともっとすごいのを想像していました。波を受けて船が5mジャンプするとか、サーフィンの様に波をすべり落ちるとか(考え過ぎだ)これなら30分耐えられそうです。でも船首の席に座った女性はちょっとおどおどしていた。そのうち馴れて来て揺れるときは無理に踏んばらず揺れにまかせて身体をかたむけてました、人がみたらレゲェでも歌っているあぶないおやじにみえたかも。たいした事ないと思えたのは結局天候、海況が良かったのかもしれません、運が良かっただけかも、ラッキー!
乗船して50分が過ぎますます海の色が濃くなります、向こうには波照間島が見え始めてきました、あれが日本最南端の島か!興奮してます。しかし!残り5分のところでエンジン音とスピードが弱まり突然船が止まりました、ど、どうしたんでぃ!そうかきっと島に近付いて来たから徐行しているんだろうと思いましたが一行に動く気配がありません、船は横波をうけて木の葉のようにゆれてます。おいおい、、、ぼくの頭の中にはネットで読んだことを思い出してきました、たしかそれも安永の船でエンジントラブルで動かなくなり西表島近く迄流されたとか、、、、。。がーん、ここは外洋、、どこまで流されちゃうんだ、もしかして黒潮にのって本土迄もどったりして、、エンジンをかけようとしますがすぐ音が止まります、そのうち警告音なのでしょうかピーピーと音が船内に響きます。寝ていた人もどうしたんだときょろきょろしてました。これじゃ波照間旅行記じゃなくて漂流記を書かなくてはいけないではないか。5分ぐらいして船内放送が流れます「只今左側エンジンが故障しました、復旧不可能みたいですので右側のエンジンのみで走行します、なお時間は20分程遅れます」なんだふたつエンジンを積んでいるんじゃないか、びっくりさせるなよ〜。エンジンひとつだとやはり遅いです。正面に島は見えていますがなかなか着きません、結局25分遅れで無事波照間についたのであった。

波照間概要
北緯24度2分25秒、東経123度47分16秒に位置し、周囲14km、面積12kF、人口580人、有人島では日本最南端の島が波照間島です。(地理的には小笠原の沖の鳥島が最南端だそうだが人がひとりたてるかどうかの岩だからここでは無視)名前の由来は「果てのうるま(さんご)」からきているらしいです。主な産業はさとうきび栽培と製糖でここの黒糖は品質が沖縄でいちばんいいという話です。確かに石垣空港でも波照間の黒糖が一番目立つ所の置いてあったです。そしてニシハマなどたいへん奇麗な浜をもった美しい島なのだ。ちなみに東西南北の沖縄語読みは東=あがり。西=いり。南=ふぇ。北=にし。 となりニシハマは北浜と書きます。島の集落は一番高台に集中していて北、南、前、名石、すこし西側にずれて冨嘉があります、民宿もだいたい中心地に集まっています。

民宿星空荘
波照間島も暑い!、日差しがじりじりと肌をやきます、ぼくは噂どおりに港でへたり込む乗船者がいるかと楽しみに見渡しましたがそれらしき人はいなかったです、な〜んだ(笑)港には各民宿の車が迎えにきています、今日お世話になる星空荘の車を探します、あったあった、一人の女性客が既にまっていました。他の宿の車は宿泊客が多いのにこっちは少ないですね、宿の若い女性ヘルパーさん(どうみても高校1、2年ぐらいにしかみえない)と見習い女性ヘルパーさん(20代後半)に予約名を確認され車に乗り込み出発です。出る前年配のおじさん一人が今日宿に泊まれるかと聞いてましたが既に星空荘は一杯だったようで断ってました、この島には予約なしでくる旅人も多いのかもしれませんね。
港をでると坂道をのぼっていきます、この島は黒島と違って高低差がだいぶありそうです。(自転車ではきついかも)前を走っていてお客さんを一杯乗せているけだもと荘の車の後方ドアから荷物がこぼれます、車を止めて星空荘のヘルパーさん達も一緒に荷物を積み直します、別に急ぐ様子もなくのどかな光景だな〜。まわりにはひときわ目立つ風力発電の風車、さとうきび畑がみえます。10分位で宿に到着、星空荘は中心集落の一番真ん中にありました。ここは部屋と食堂たかな、仲底商店が一緒になった宿です。夕朝食は食堂で、会計や飲み物は仲底商店へとはっきりわかれた宿です。さっそく記帳をし説明を聞き部屋へ案内されます、部屋はすべて星座の名前がつけられています、ぼくは北斗七星でした(どうせなら南十字星のがよかったな〜)部屋は4畳半ぐらのの広さで、コインテレビ、コインクーラーが備えられています。「あれ、相部屋ではないのですか?」と尋ねると、星空荘は相部屋をやってないと若いヘルパーさんが答えます。う〜んぼくみたいな一人旅だといいのか悪いのかわからないです。部屋に鍵をかけたい場合は隣の仲底商店でもらってきてかけてからまた預けてくださいとのこと、めんどくせーどうせかけないから聞き流してました。夕食は6時半、朝食は7時半に食堂たかなへいくことになります、この宿は部屋もそうですが施設がぜんぶ区切られていてなんかぼくには使いづらそうな感じを受けます。おまけに部屋には窓がひとつでドア形式だから閉めざるえないから風通しが非常に悪くて暑い部屋でした。(やはりコインクーラーを使うしかなさそうです)とりあえず荷物を置いて日本最南端へ目指す事にします。

レンタルサイクルで日本最南端へ
隣に有る仲底商店でレンタサイクルを借りる事にしました、1時間250円1日だと1500円です、薄暗い店内にはおじぃと30代ぐらいのにーにーがいます、自転車を借りる前にまづは水分補給ということで250円のオリオンビールを購入、店先でごくごくと喉を潤すのでした、しかしあいかわらず日差しがきつい、これはかなり焼けそうです。(もちろん日焼け防止も塗りましたがどのぐらい効くのかね?)時間はすでに1時近くになっていたので5時半迄1100円で自転車を借りる事にします。その際波照間の地図のコピーももらいました(やはりわしたで買わなくてよかったのだ)
おじぃに最南端の碑迄の道のりを聞くとそこをまっすぐ行って突き当たったら左にまっすぐいけばあるさー」と教えてくれます、実にわかりやすい説明だ(笑)それでは日本最南端をめざして出発です。標識には4kmぐらいと書いてありました、教えられた通りの道をまっすぐまっすぐ自転車をこいでいきます、集落内の家々から景色はサトウキビ畑へ変わって行きます。道がゆるやかな下り坂だし鋪装されいるのでたいへん気持ちよくすすみます(こりゃ帰りがたいへんだぞ)坂の向こうに海がみえてきました、あそこはもう日本最南端の海です、


言われた通り突き当たり(厳密にはまっすぐ海にでる農道もあった)を左へ曲がりますとまたまっすぐな道が続きます。降りてきた道の方は小高い丘です、左にさとうきび畑、右に日本最南端の海、きもちいい〜!!おまけに人も車も通りません。まっすぐまっすぐ〜、のんびりこいでいきます。海側にベムチ浜がみえてきます、ここから見る海は深い紺色です、波も荒々しいです。宿をでて20分ぐらいでしょうか最南端の碑に到着です。左に東屋その奥に星空観測所がみえすでに10台位の自転車がとまってました。ここが日本最南端からみる海か!このはるか先はフィリピンか!なんか叫びたくなる心境に陥ります。さてさて石をたくさん並べてある道(2匹の蛇がからまる様を形作った道らしい)がありそこの横を通り過ぎていくとあれ碑が3つもある?どれがそうなんだ?、一番海側が最南端の碑なのかな?まいいや!全部写真に撮っとけ(笑)、崖の方迄いくと波が荒々しく打ちつけてます、迫力ありましたしなんか引き込まれる感じです。


観光客はせいぜい東屋、碑のまわりでみているのでぼくは崖から半分位もどり少し休憩します、へへへ、、ぼくが現在日本で一番南に立つ男だぜぃ!と思っていたのだが崖の先の方に人影が、なんだよ〜、2番目かよ〜。あそこまで遠いので行く気もおきなかったので2番で我慢しときました。あたりには日陰はなくぎらぎらと太陽の光が降り注ぎます、持参したさんぴん茶で水分補給、しばらく海を見ていると先ほど崖先にいた観光客がもどってきてぼくよりうしろに通りすぎていきました、やった〜!棚からぼたもち、これでまぎれもなく日本で一番南にいる男だと心の中でよろこんでいたらすぐに別の観光客がぼくより崖側へ向かっていってしまった、ほんの2〜3分の最南端男でした(笑)
帰りは坂道です、さすがに自転車を押しながら登ります、ふと横をみると山羊が草を食べてます、ぼくは黒島の牛みたいにいたるところに山羊がいるのかと思ってましたが実際はぽつんぽつんしかいませんでした(場所がわるかったのかな?)一旦集落の中心迄もどりそこから港迄の道をいきます、真近でみる風車はすごく高かったです、なんでもこの風力発電で島の必要な電気の1/5をまかなっているとか、環境にやさしくていいですね。道ぞい右側には民宿たましろがみえてきました、ここが噂のたましろか〜、庭先にでかい木のテーブルがみえましたがあそこで毎夜宴会をしているんだね、なんかいいかんじの宿です、こんどはここに泊まってみよう。そろそろ昼食と水分補給を、近くのパナヌファへいくことにしました。

昼食 パナヌファ
白いコンクリート建ての店先にはすでに自転車が数台停めてあります、やはり人気店なのか、島自体昼食を食べる処が少ないからなのかわかりませんが混んでいそうです。ちなみに「パナヌファ」とは波照間の方言で「花の子」という意味らしいです。汗だくで店内に入ると丁度引いた時間なのかまだテーブルには片付けてない食器が置いてありました、レジあたりに旧imac(ボンダイブルー)が置いてありました(同じマックユーザーでうれしかった)。大きなテーブルの中程を片してもらい座るやいなや生ビールを注文、食事は壁に掛かっているメニューをみてきめます。スーチカ定食も食べてみたかったのですがとなりで食べていた生姜焼き定食を注文しました。廻りのお客さんをみると一人客の女性、アベック、男性グループ数組がいます、話の内容を聞いていると男性グループはダイバーとたましろの客みたいです。なんでも今日のたましろは28名も宿泊して満杯状態とか、、、。白で統一されている店内は窓、ドアは開けっ放しで自然の風だけでちょつと蒸し暑かったです、壁際の棚にはたくさんの本や CDが並べられていて勝手にに読んでよさそうです。
生ビールがきました、火照った身体に水分補給だ!ぐびぃぐびぃぐびぃ〜〜ぐびぃぐびぃ〜ぴゃ〜、うまい!美味しいビールを飲む為にぼくはこの炎天下の中自転車をこいできたのだ。値段はビール600円、生姜焼き定食800円です、食材を運ぶことを考えたら離島ならこれが普通でしょうパームツリーが安すぎです。しばらくして生姜焼き定食がきます、うん?ごはんが赤いぞ、はて今日はなにかめでたい日なのかな?あとで知ったのですが黒紫米という西表島生産の米らしい、うまかったです。生姜焼きの味もなかなか美味しくて満足です。付け合わせの野菜(キュウリ、トマト)がサイコロ状にカットされほんの少しだけのってます、やはり島では野菜は貴重品なのかしらねー。この店は島に長期滞在して昼食やお茶を取り、心地よいBGMを聞きながらのんびりするかんじです、もっとゆっくりしたかったのですが1日しか滞在しないぼくはこの島へきた大きな理由であるニシハマへいかなくてはなりません、一旦宿に海用器具を取りにもどるのであった。

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"Okinawa Dreaming" written by T.Fukui(c)1998