父を越えた日
朝からジリジリとした暑さ。11:00にチェックアウトしガーデンプレイスからの動く歩道をダラダラと恵比寿駅まで向かう。
今日は参議院選投票日で僕の誕生日。
家に着くなりすぐ着替えて、近くの投票所で投票を済ませる。投票所を出た途端、凄い落雷とにわか雨となる。部屋に戻り南の空を臨むと激しく黒雲が行き交う様子が見え”風雲急を告げる”のドラマチックな予感あり。
ラッキーなことに自分の誕生日が結婚記念日なのでほぼ忘れることは無い。もし忘れることがあったら”ボケ”認定日とするしかないのである......(^_^;。同じ日に華々しく結婚したチャールズ&ダイアナのカップルはとっくに破局を迎えているのに比べ、かなりしぶとい方だといえる。
特に今年の誕生日は父の生年を越えたという点でホッとしている。一介の公務員でありながら独特の価値観を持ち仕事をこなしてきた父は、よく「食べていけるのであれば、どんな職業でもいい。公務員だけが選択肢ではない」と云っていた。その言葉を信じ大学一年の年末、「音楽に専念したいので大学を辞めたい」と電話をしたら、いきなり「家に帰らなくていい、勘当だ!」と云われてしまう。
あまりにも不条理で腹が立ち、大学を辞めてから音楽に手を出し、その後は”お茶葉”のような人生を歩んできた。メンバーの中には学籍を持ちながら音楽を演っている者もいたが、父とのいざこざもあり、退路を断ってしまったほうが潔いと思っていたこともあった。今でも自分の判断は間違っていなかったと思いながらも心苦しいこともあったのは事実だ(^_^;。
それから5年後に音楽から足を洗い、実家の敷居をまたぐことが出来るようになったが、ようやくまともに会話をし、一緒にビールなども飲み交わすことが出来るようになった頃にあっさりと他界した。
多趣味で博学だった父を越えるものは何一つ無かったが、とりあえず一つクリアした安堵感に浸っている(^_^)。