旅行後記


旅行といっても中国の国土からすればほんの一部の場所だったが、人々の生活を感じとることによって価値観、人生観を垣間見たような気がする。上海では風邪、蘇州では黄砂で花粉症気味になったり体調管理が厳しかったが概ね楽しい旅になった。

三度目の上海だったこともあり、何となく街のレイアウトが掴めたようになってきて、地下鉄を利用して問題なく移動できるようになった。最初のときのようなカルチャーショックもなく同じ目線でまわりを見られるようにもなった。

今回は上海市民の朝食をかなり楽しめた。出来たてを頬張るとシンプルながら、なかなかイケル味で何よりも安い。また、早朝の公園や広場では太極拳やダンスなどそれぞれの方法で楽しみながら健康を維持している。
人民公園で年配の男性から新聞を読んでくれと頼まれこちらも困っていると、たまたま通りかかった男性が快く引き受けてくれた。上海に向かう電車で助けてもらったときもそうだったが、困っている人を助けてあげる互助の精神がしっかり根付いていることに感心した。

上海に関しては最も絵になる外灘から見る浦東新区には、2010年万博に向かってSIMCITYのごとくにビル群がさらに増殖しているが、少し気になるのはその建物と人口のバランスだ。ゲーム同様、計画されたインフラストラクチャーは財力があれば間違いなくカタチになるが、そこに住む人々の収入や暮らしぶりから新たなルールやモラルを作りあげていくことはそれほど簡単ではない。
短い滞在期間をあちこち歩き回ったわけだが、日本にいるときよりもゆったりと時間を使えた。仕事を忘れている部分も大きいが、それ以上に広い大地を感じられる気がした。なにしろこのまま西に進めばヨーロッパまで到達できるわけで、もう少し若ければマルコ・ポーロの帰り道を辿ることも出来たかも知れない。イデオロギーと日本的な常識抜きで考えると、非常に素朴でロマンの多い場所である。

持参した大学ノートとボールペンは役に立ったが、漢字の国で漢字が書けなくて大変だった。もっともその国も簡体文字になってしまい、何故かノートに書かれた自分の文字も簡体風...(^_^;。というわけで解析不可能な自分の原稿をタイプで書き起こすのに大変な時間がかかってしまった。
デジカメのデータは全てiPodに転送して確認できるので大いに助かった。転送時間が早く出来るのではと高速なSDメモリーにしたが、データ転送時はiPodのバッテリー消費が激しく100枚くらいならフル充電しておく必要があった。

その他、旅行中に見かけたMacはRoyal Meridien HotelのレストランでPowerbookG4(多分)、地下鉄2号線内でiPod nano、蘇州駅待合室でiPod mini各1名。地下鉄ではイヤーフォンをしている客がかなり多いがiPodユーザーはほとんどいない。
つまり、iPodの販売累計が1億台突破のニュースが出たばかりだが、もう1億台売れるマーケットがあるということだ。もっともiPod nanoが300元くらいじゃないとダメだろうけど....。


Posted: 土 - 4 月 7, 2007 at 10:42 午後