GNPよりGNH
ブータンでは、12月17日からたばこの販売を一切禁じ、国内で事実上の全面禁煙となるが、国のトップが国民に示す国造りの指針がユニークだ。ここまで徹底したのは、環境と健康を重視するワンチュク国王の政策の影響が大きい。同国王は、経済を重視する国民総生産(GNP)ではなく、国民総幸福(Gross National Happiness)に基づく国造りというユニークな国家スローガンを掲げている。→04.11.17 asahi.comより
ヒマラヤ山麓のブータン(BHUTAN)
は、君主制を布く小国である。”大きいことはいいことだ”とばかり、アメリカ追随で突っ走ってきた日本のGDPとは比較にはならないが、かつての日本のように農業が主な産業であり、陸の孤島でもある。また、着物風民族衣装の着用や、1950年代まで鎖国状態だったということを考えても興味深い。 さて、世界初となる全面禁煙国家の誕生。国内では販売されないが、外国で買った煙草の持ち帰りは100%の関税がかけられるものの、自宅では吸えるという逃げ道は用意されているので、富裕な人たち(ブータンにおける金持ちをイメージできないが)は自由に喫煙出来る。しかしながら、煙草もしくは煙草の煙が国から消えるということは画期的だ。日本では成人男子の喫煙者は減る一方であるが、女子の喫煙者は増えている。JT(日本たばこ産業)にはなったものの、国の財源を担う性格上、残念ながらブータンのようにはならないだろう。僕は煙草を吸わないが、健康に関して、煙草を吸う人に比べてどれほどのアドバンテージがあるかは分からない。長生きしたいという欲望はないが、煙草を吸う人のモラルに頼るより、出来ればもっと空気のいい場所で暮らしたいと考えている。田舎がベストとは言わないが、都会での暮らしに比べストレスは少ないと思う。ブータンの位置する地理的要素を加味しても、大いなる自然環境と国民の健康を国家の財産とするならば、ブータン国王の掲げる国民総幸福(GNH)もうなづける話である。Small
& Slow Life.
小さいながらも平和で幸福な暮らしを日々過ごせる。これが一番だ。
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Published On: 11 月 16, 2009 04:11 午後
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