Suzhou(蘇州)歩いた01


賑やかな高速バスとカミカゼ・タクシーを乗り継ぎ無事ホテルに着く。黄砂の影響なのか晴れているのにドンヨリとした空。部屋で荷物を整理して急いで外に飛び出すがすぐに喉が痛くなる。かつてマルコ・ポーロが「東洋のベニス」と称した蘇州は、水も空気も想像以上に汚れているようだ。

ホテルを出てほど近いところにある蘇州古典園林の一つ滄浪亭(ツァンランティ)を訪問しようと向かうが、最初の信号を越えたあたりで気持ちが悪くなり急いでホテルに引き返す。ロビーのソファーに腰を下ろし様子を見てから再び出るか部屋に戻るか決める。
キャンディーをなめながら30分ほど休憩し再び外に出る。滄浪亭は明日にしてホテル近くの運河に沿って北に向かい散策する。運河といっても普通の川と変わらない川幅があり、かなり大きな遊覧船も通行できる立派なもので、歴史的にも経済・流通システムの中で大きな役割を担っていたと思われる。

運河沿いの公園には吉日なのかウェディングドレスを着た新婚カップルがあちこちで撮影会をしている。風邪をひきやしないかと心配になる寒さにもかかわらず、燃えているのか元気が良い。しかし、撮影のほとんどは一人ポーズをとる新婦がほとんどで、新郎新婦がカップルで撮影しているシーンは少ない。新郎は自分の出番まで、そばでボーッと待っているだけである。

2時間ほど散策したが足に疲れを感じたのでホテルに帰る。部屋に戻ってエアコンをチェックしたが温度がまったく上がらず薄ら寒く、サービスに電話でクレームを告げると30分ほどしてエンジニアが到着。しかし、このエンジニア部屋に入るなりエアコン機器のチェックもしないでサービスフロントへ電話をした挙げ句”30 minutes later"を繰り返すばかり....。すでに30以上は待っていると告げても”Just 30 minutes later"....。部屋が暖まるまでの時間ではなく、温風が出るまでの時間が30分かかるとは開いた口がふさがらない....(-.-#)。たしかにこのホテルは東西に長いうえに廊下が迷路のように入り組んでいる。エアコンのシステムが西側にあるとするなら最も東側の4階にあるこの部屋までの配管距離はゆうに200mは越えるので分からないこともないが、客としては納得出来ない。無錫での朝食以来何も食べていなかったので空腹を憶えたものの、部屋を出る元気もないのでデリバリーでナポリタンなるものを注文。値段も98元と安くはないが、上島珈琲のミートソース の味と比べると、とても安心できるものだった(^_^)。

すでに3時間以上経過しているにもかかわらず吹き出し口からは温風は出てこない。部屋の窓からライトアップされた瑞光塔が見える。しかし、寒さを凌ぐためにカーテンを閉め、暖をとるためにテレビをはじめ全ての電気を付けてスウェットセーターを着たままベッドに潜り込むが...、これではベッドというよりはコタツという感じだ。蘇州では少しでも旅の疲れを癒やそうとわざわざ五つ星を選んだのに寒く寂しい夜となる...。


Posted: 土 - 3 月 17, 2007 at 09:01 午後