ちょっとだけ三島で暮らす02


6:00起床、今朝は昨日とうって変わってスッキリ晴れ上がる。6階まで歩いて上り朝日に映える富士を眺める。部屋を片付け荷物を車に積み込んでから、もう一度柿田川に立ち寄ってから三島を後にする。

今回の三島滞在のメインは柿田川の見学だったので滞在中に三度訪れる。最初に訪れた日もこの日も変わらず脈々と湧水が吹き出している。この水を蛇口から飲むことができた一週間の生活は自分なりにとても贅沢な日々だったような気がする。また、この湧水を市民レベルで守ろうとしている柿田川みどりのトラスト の活動もあって豊かな自然を保っている。
借りたマンションは三島駅にほど近いが駿東郡長泉町という沼津市と三島市の間に割ってはいるような場所にあり、柿田川を有する駿東郡清水町はさらに南にある。駅のすぐ近くながら新幹線の通過時に凄い音がするが部屋は線路から遠い場所にあり、のぞみならほんの数秒間で通過してしまうので慣れると気にならない。
何よりも雨の日以外の5日間、毎朝愛鷹山の後ろにそびえる富士を眺めることが出来たのはラッキーであった。朝、日中、夕方、ポジションは変わらずだが、雲の動きも相まって刻々と表情を変える姿に絵心はないが安藤広重や葛飾北斎などのようにスケッチに駆られることもあった。もっともコンパクトデジカメのおかげでメモリーの無くなるまで気の済むまでスキャンできたわけだが....。

一週間ほどの滞在で気がついたことがいくつかあるが、市民のマナーが非常に良いということだった。最初の日、雨の最中白い雨合羽を羽織った4人ほどの中学生が市内のゴミを拾っていたのには驚いた。駅前の放置自転車も無し、「放置自転車をなくそう」スローガンを掲げるだけでちっとも効果のないあの市とは大違いだ。飲み終えたペットボトルをスーパーのペットボトル専用ボックスにさりげなく放り込む少年や、風で飛んだ飲料水用の柄杓を路上から拾い上げ、水洗いしてから元の場所に置いて行った大学生らしい青年を見るにつけホッとする。首都圏でこのような光景に接することはとても珍しいことだが、普通にできてしまうというのは町の人同士が良く声をかけ合い、教育、家庭も含めた良好な人間環境があるからかも知れない。
日曜日の夜、SUN TO MOONというショッピングモール にあるシネプラザで「ライラの冒険・黄金の羅針盤」を見たが、映画が終わってエンドロールになっても誰も席を立つ人がいない。延々続くエンドロールが終わりブザーが鳴って明るくなってから客席を立つという、ここ数年経験したことのない行動になった。館に入る前にブランケットを貸してもらったので途中トイレに行くこともなく最後までガマンできたことが幸いだったが、映画館を出る時は何故か清々しい気分に浸れた(^_^)。こんな風に映画を見てもらったら制作する人にとってもきっと嬉しいことだろうなと思った。

歩き回ったおかげで市内の大部分を把握できたが、足に張りができるほど疲れた。でも、またいつか来てみたい場所である。


Posted: 火 - 3 月 25, 2008 at 10:11 午後