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秋の奥久慈へ・・

<概要>

 

 

 11月上旬の連休。宿泊での遠出の予定はなかったのですが、1日くらいはと思い、日帰りでの小旅行を計画しました。ぼちぼち紅葉のシーズンでしたので候補は北関東。「1日日帰りパス」の範囲内で案を練ってみました。 

 群馬・栃木方面も候補に挙がりましたが、最終的には茨城は奥久慈の名所・大子に日帰りで行ってくることにしました。茨城県はスグお隣ですが、鉄道で行くとなると常磐線を利用することになります。同じ千葉県内でも、総武線沿線と常磐線沿線とでは直線距離の割には交流がなく、違う文化圏となっています。そのような「近くて遠いお隣」への日帰り旅行に出発です。

<袋田方面へ>

  1日日帰りパスは、特急自由席を利用できますので、常磐線特急でまずは水戸を目指します。総武線沿線からだと、上野に出て「スーパーひたち」または「フレッシュひたち」に乗る方法と、柏から「フレッシュひたち」に乗る方法があります。自由席で途中駅から乗車だと座れないリスクもありましたが、1時間あまりの乗車なので、所要時間の短さを買って柏から「フレッシュひたち」で水戸へ向かいます。

 水戸からは、水郡線の臨時快速列車「ぶらり奥久慈号」で袋田を目指します。この列車は、常陸大宮までは2~3駅しか停車せず、大子、袋田方面へのアクセスはかなり便利になっています。

 水郡線は駅の数からすると、常陸大子を中心に水戸からも郡山からも同じくらいに見えますが、実際の距離・所要時間では、郡山までは水戸までの倍くらいの位置になります。東京方面から来るとき、新幹線を使って郡山経由よりも水戸に特急で出る方が早く着きます。

 袋田の駅に降り立つと、旧ホームと思われる盛土上に「ミニ袋田の滝」なる箱庭が。しかし、水が流れていないので雰囲気は全く出ませんね。

 袋田の駅舎は、ログハウスっぽい造りになっています。観光客の拠点であるため、駅舎の隣にも大きな公衆トイレが増設されています。近年の健康ブームもあってか、ハイカーっぽい人たちがたくさん下車していました。

<袋田の滝へ>

 袋田駅から袋だの滝までは、2~3kmの距離です。ただ、歩いて行こうとする人はあまりいませんでした。それほど距離は無いものの、歩いて行く人に向けた駅から袋田の滝への案内はほとんどありませんでした。水郡線は、なかなか郷愁あふれる車窓がステキだと思うのですが・・・。

 観光客は車で訪れるため、駐車場の入り口を中心にかなりの渋滞です。渋滞を横目で見ながら、おみやげ屋さんが徐々に視界に増えてくると、観瀑台までもう少しです。観光バスで訪れた人が一気になだれ込むなどして、大変な人口密度でしたが、少し歩くとスグに観瀑台やつり橋が見えてきます。紅葉は期待していたよりも進んでいませんでしたが、大きな岩や断崖、力強い滝の流れなどは迫力満点でした。

 

  

 観瀑台から更に上ると、もう一つ上の 滝が見える展望台に出ます。そこまでは、かなり急な階段を上らなければなりません。無理して登って、途中で立ち往生している人も何人かいました。滝は、展望台から少し遠いですが、山間の景色と交じり合ってとてもキレイでした。

  

  

 

<奥久慈の食>

 袋田の滝へ向かう観光客向けに、こんにゃく、鮎の塩焼きなどが所々で売られていましたが、やや肌寒いこの日は汁物が欲しくなるところ。そこで「けんちんそば」なるものを試してみました。

 「けんちんそば」は、盛りそばを熱々のけんちん汁に付けて食べます。七味を少し振って・・。身体がだいぶ温まります。

 その他の特産品としては、お茶や奥久慈リンゴなどがあります。リンゴは、所々でリンゴもぎができる観光農場があり、秋のこのシーズンはなかなか盛況のようでした。

<大子>

 少し歩き足りなかったので、袋田の滝から常陸大子の駅まで歩くことにしました。距離にして5kmくらいでしょうか。さすがに他に歩いている人はいませんでしたが、涼しい空気の中、心地よいハイキングでした。

 途中、道の駅だいごなどを過ぎると、大子の市街地に入ります。大子は水郡線拠点駅のある街の一つで、温泉なども有名ですが、袋田に比べると人出はだいぶ少ないみたいです。

  

 大子の市街からは、久慈川を眺めることができます。ほのかに色づき始めた山と清流とのコントラストがなかなかキレイでした。

 往路で書くのを忘れていましたが、水郡線はしばらく来ない間に、ずいぶんと派手なカラーリングの新型車輌に置き換わっていました。それぞれの色に意味があるそうですが、郷愁あふれる路線とはややミスマッチな感も・・。