旅行記(2004年以前) > 1994年3月

北海道

<概要>

 

 

 北海道1周旅行というコンセプトで、北海道ワイド周遊券を使った旅行を計画しました。ただ、旅費の予算があまり無かったので、宿泊は基本的に車内泊で、祖父母の所に1泊だけお世話になることにしました。

<北海道乗り潰しの旅>

 北海道1周旅行というコンセプトで、北海道ワイド周遊券を使った旅行を計画しました。ただ、旅費の予算があまり無かったので、宿泊は基本的に車内泊で、祖父母の所に1泊だけお世話になることにしました。

 折角の周遊券なので、旅立ちも鉄道で。登場当時の人気から一段落した「北斗星」で北の大地を目指します。繁忙期でもなければ予約もそれほど難しくなく、車内もB寝台でも空席がいくらかあるようでした。

 翌朝、札幌に着いた後に思いついたのは、全道を石勝線→根室本線→釧網線→石北線・・と反時計回りに1周するコース。さっそく「おおぞら」に乗って釧路を目指します。昼前に札幌を出た列車は、トマム付近の険しい山道を抜け、日が傾きかけた頃に釧路に到着。やはり北海道は広いなと実感しました。

 更に釧網線で網走を目指します。雄大な釧路湿原も、真っ白に雪化粧。しかし、それも日が沈むにつれて真っ暗な闇と化します。標茶に着く頃には列車の周り以外は何も見えない暗黒の世界でした。

 網走に着くと、次の乗り換えは、夜行で走っている「オホーツク」道内各方面には、このように特急列車を1往復ずつ夜行で走らせています。B寝台車を1両繋いであるほかは、昼間特急とさほど変わりませんが、制限速度の関係か所要時間は倍近くになっています。夜行列車は、今回の旅行での貴重な宿。翌朝の活動に備えてゆっくり休みます。

  

 明け方、深川から深名線に乗り換えます。今度のダイヤ改正で廃止となってしまう路線ですが、山間の車窓は一部のファンからも強い支持を受けているそうです。深名線沿線は、道内でも雪深く、朱鞠内は日本国内での最低気温を記録した土地でもあります。そんな未開の地を走る深名線ですが、全区間通しで運行する列車は少なく、ほとんどが途中の幌加内止まりです。

  

 その先にも興味はあったのですが、乗り換えの都合上、やはり幌加内までで引き返すことにしました。車内には大勢の高校生が乗車しており、通学の足としても重要な役割を果たしていることが伺えます。

 幌加内から深川に戻る頃には、すでにお昼を回っていました。この夜は、野幌の祖父母の元へ行く予定でしたので、まずは札幌まで「スーパーホワイトアロー」で一気に向かいます。日中と言うのに、ビジネスマン風の客がたくさん乗車しており、札幌-旭川のラインはビジネス上重要なパイプなのだなと感じました。

 

<稚内へ>

 札幌近郊の親戚を一通り回ったこの日、夜行の急行「利尻」で稚内を目指します。「利尻」はよくある急行型のディーゼル車の編成で、青森行き急行「はまなす」と同時刻の23時ちょうどに札幌を発車し、翌朝に稚内へ到着します。北海道を一周した後に更に稚内行きなんて、ワイド周遊券ならではの使い方ですよね。

  

 稚内に宿泊する予定はなかったので、折り返し急行「宗谷」で札幌に戻ります。あまり時間はありませんでしたが、少し待ちを散策してみました。

  

「宗谷」は先ほど乗ってきた利尻のヘッドマークを替えただけで、基本的に全く同じ車輌なのですが、中間に繋いだB寝台車は稚内に置いて行くみたいです。

  

 

<海峡線〜急行「津軽」>

 ワイド周遊券は周遊ゾーン内は特急が利用できますが、その往復には急行までしか乗れません。あまり余計な出費はしたくなかったので、ルールにしたがって急行列車を乗り継いで帰宅します。

 まずは「急行はまなす」で函館を目指します。夜に札幌を出発し、明け方に青森まで行く夜行列車です。そのまま青森まで乗って本州入りしても良かったのですが、折角なので青函トンネルを観て行くことにしました。

  

 函館で下車し、軽く腹ごしらえを済ませると、海底駅見学券を購入して「快速・海峡」号に乗車します。海峡号は青函トンネルを結ぶ快速列車ですが、見学券を持っていると、途中の海底駅で下車して構内を見学することができます。今回は、吉岡海底駅で下車、見学し、次の列車で青森に抜けるルートを選択しました。この他に、函館方面に戻るルートや、同じように青森方面から入るルートなどがあります。

 吉岡海底の駅の中は、ちょっとした展示スペースがあり、青函トンネルに関する資料や解説が展示してありました。この海底駅は、非常時の避難口として利用することを想定しており、長い非常階段なども見学させてもらいました。

 青森に抜けてあとは帰るだけです。とは言っても、青森から東京方面に向かう急行列車は、東北本線周りの八甲田か、奥羽本線周りの津軽しかありません。いずれも夜行列車なので、出発までは夜を待たねばなりません。青森駅周辺を散策しても良かったのですが、外は強い吹雪で、スグ駅前の散策も厳しそうです。しかたなく、駅ビルのレストランに入り、軽食とドリンクで粘ること3時間。ついでに、普通列車で蟹田まで行って、戻ってきてようやく夜行列車発着の時間になりました。

  

 行きが東北本線周りの北斗星だったので、帰りは奥羽本線周りの津軽で帰ることに。途中の吹雪でたびたび運転見合わせが続きましたが、結局1時間遅れで上野に到着。長い列車の旅が終わったのでした。

<札幌・青森の長距離列車>

 札幌駅と青森駅は様々な長距離列車の起点となっており、多くの時間帯で色んな長距離列車とであうことができます。今回の旅行で出会った列車を書き留めておきます。使い捨てカメラで撮ったので画質はあまり良くありませんが・・。