旅行記(2004年以前) > 2002年5月

箱根

<概要>

 

 

 5月のハイキングと題して、定番の一つ箱根に挑みます。ルートは箱根駅伝のコースである1号線沿いではなく、もう一方の箱根登山道ルートで、麓の箱根湯本から芦ノ湖を目指します。

 箱根と言えば「ロマンスカー」ということで、新宿からロマンスカーで一路箱根湯本へ。約2時間くらいの所要時間です。本厚木までは住宅街を抜けますが、そこから先は一気に山野風景にかわります。小田原からは箱根登山鉄道に入ります。軌道幅も違い、カーブの多い難所によく編成の長いロマンスカーを通すなあ・・・と思いながら湯本に入ります

<芦ノ湖へ>

 箱根湯本の駅前はすでに大勢の観光客で賑わっていました。ここから芦ノ湖を目指すコースは比較的マイナーなので、駅を少し離れると人と会う回数も減っていきます。登山道が整備されているというよりも、車道の脇を歩いていく感じになるので、車には要注意です。

 1時間くらい歩くと、 に着きます。この辺からは次第にハイキングコースが整備されているエリアに入ります。 に着いたところで昼食です。箱根湯本の駅前がはるか眼下にかすんで見えます。わずか2時間弱でしたが、随分登ってきたなと思えます。

 ここから先は斜面が一気に急になります。30分ほど登ると、このルートの最高地点に着きます。芦ノ湖側から登ってきた人が結構いるようで、たくさんのハイカーが最高点からの箱根の風景を楽しんでいました。少し休んで目的地の芦ノ湖を目指します。残りは下り坂ですが、疲労の溜まった脚には堪えます。登りよりも慎重に下っていきます。いよいよ終点芦ノ湖前に着きました。「天下の険」の石碑がありました。

<芦ノ湖→強羅→湯本>

 少し休んで今度は観光コースで湯本まで戻ることにします。まずは芦ノ湖の遊覧船で対岸に渡ります。水辺の風は少し冷たいくらいでした。さらにロープウェイとバスで大涌谷を越え、強羅を目指します。最後は箱根登山鉄道で湯本に下ります。

  

 本日の宿は、他に比べてとても安かったので決めたのですが、場所がよくわかりません。地図のところには、とても小さなボロ屋がありました。まさかこんな狭い家が今日の宿か・・と一抹の不安を感じながら中へ。しかし中に入ってびっくり、ものすごく奥行きのある旅館でした。斜面に建て増しを繰り返し、巨大な旅館を構成していました。気を付けないと迷子です。

<神奈川県立生命の星・地球博物館>

 ハイキングの次の日は、折角なので箱根を観光します。湯本から1駅・入生田から歩いて5分くらいの場所にある「神奈川県立生命の星・地球博物館」を目指します。箱根周辺は地学研究の題材が豊富なことから、このような博物館が存在するのに不思議はありませんが、観光地化が進んだ箱根の街の中では異色な存在です。

 この博物館の最大の特徴は、「展示品がさわり放題」という点です。ほとんどの博物館では「展示物にお手を触れないで下さい」が常識。しかし、この博物館はそんな常識を一気に覆す手法で人気を集めています。博物館の名誉学芸員の方からの話によると「地学は石や土に直接触れて初めて理解できる」という考えが、この博物館の基本コンセプトになっているそうです。盲学校の生徒さんが、隕石を舐めて「鉄と同じ味がする」ことを発見したそうです。実際、地球に落下する隕石は、鉄をはじめとする金属類が多く含まれていることが知られています。「隕石」という単語から、これが鉄の塊であることを想像するのは難しいですが、その生徒さんは五官を持ってそれを経験できたということです。