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北海道石狩支庁江別市

<けんじさんとの関係>

 

 けんじさんの父親が生まれた育った街です。祖父母が住んでおり、毎年夏休みなどの折に家族で行っていました。

 古くは札幌付近の開拓のため、建材となるレンガを製造していました。また、夕張などの鉱山から石炭などの鉱物を札幌に届けるための基点の街もありました。

 石狩川の豊かな流れと一緒にあるのどかな街で、道が広くてゆったりとした雰囲気は国内の他のどの街にも無い、ヨーロッパの田舎街のような独特の落ち着きがあります。

<レンガの街江別からベッドタウンへ>

 けんじさんが子どもの頃(だいたい昭和後期)までは、レンガ工場の跡地がまだ所々残っていたり、鉱山からの鉄道(たしか夕張鉄道だったと思います)の廃線跡なども線路がまだ残っている状態で見られました。レンガの需要が無くなった街は寂れ気味で、石狩川沿いの製紙工場の煙突だけが元気に煙を吐いていたのを覚えています。

 平成に入った辺りから、江別の街は札幌に通勤する人のベッドタウンとして急激に成長をはじめ、街の印象もだいぶ変わってきました。広い札幌市内でも中心部への通勤が便利なエリアは限られてしまうことや、家賃や土地の値段が江別の方がずっと安いこと、東京などの通勤に慣れた人が札幌に転勤などで住み始めるようになったことなど、複数の要因があるようですが、そもそもJRで札幌まで約20分、国道12号線が横断しており車の便も良いことから、ベッドタウンとしての機能はもともと兼ね備えた街であるというのが一番の理由でしょう。

<石狩川>

 北海道の中でも最も流域の広い川である、石狩川は、江別の北側を流れています。さすがに、宅地開発されているエリアを流れている川なので、堤防や河川敷も整備されており、見た目は北海道だからと言うほど特別なものではありません。それでも「人と自然との距離感」のようなものに北海道独特の雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。観光というほどの魅力は無いかもしれませんが、ヒーリング効果はバッチリかもしれません。

<町村牧場>

 北海道開拓の象徴の一つとも言える酪農。その最初の農場は江別に作られました。私が中学生くらいの時まではまだ牧場がありましたが、その後宅地開発の波にが押し寄せる中移転してしまったそうです。現在でもその跡地の一角で農場を保存してあり、見学ができるようになっています。また、毎朝現在の町村牧場から新鮮な牛乳や乳製品が入荷する売店もあり、

 何がどう違うのかうまく説明できませんが、町村牧場の雰囲気は千葉のどの牧場とも違ったものでした。レンガのサイロや針葉樹など、目に入ってくる風景に違いがあるものの、農場の広さはテレビや雑誌に出てくる広大なものではなく、千葉にでもあるような牧場とサイズには違いはありません。それでもとてものんびりしていて、草の緑がとても鮮やかな、そんな印象が目の裏に焼き付いています。

<開拓100年記念塔・開拓の村>

 札幌から江別・旭川方面へ向かう列車の中、ふと車窓に飛び込んでくる茶色い塔を見たことがありますか? 厳密には所在は札幌市内(厚別区)になりますが、ほぼ江別市に隣接したエリアに位置するのでついでに紹介しておきます。

 茶色の塔は、開拓100年を記念して建てられた塔で、野幌森林公園の一角にあります。その高さは100周年にちなんで100mですが、実際に昇れる(展望室がある)のはその1/3くらの高さまでです。札幌の街を一望したいならば、やはり藻岩山まで行くしかありませんね。まあ、この塔は外から眺めて楽しむのが良いでしょう。

 さて、折角森林公園に来たのなら、是非隣の「開拓の村」に寄ってみてはいかがでしょう?その名の通り、北海道の開拓時代の街並みを復元している、ちょっとしたテーマパークです。それほど広くはありませんが、北海道独特の洋風建築なども数多く復元されているので、一見の価値はあります。